4月3日現在、9試合を消化して1勝8敗と不審にあえぐ新庄剛志監督率いる日本ハム。
シーズン前はプロ野球関連の話題のすべてを掻っ攫っていた印象すらあるビッグボスですが、蓋を開けてみれば想像を遥かに超えるダメっぷりを露呈。
これにはネット上でも…
- あんな采配してたらそりゃ勝てんよ
- 意味の分からない采配ばかりで萎える
- あんなのは奇襲でも奇策でも何でもない
など辛辣な意見ばかりが飛び交っています。
この記事では、不審の元凶とも言うべき新庄監督のビッグボス「謎」采配を振り返ってみようと思います。
まあたしかに元々監督としての手腕には疑問符がついていましたが…
もくじ
新庄監督の謎采配に対する世間の声
やはりかなり手厳しい意見が飛んでいます。
たしかに新庄氏は監督生活1年目。まだまだ勝手が分からない部分もあるのは理解できますが、それにしても納得できないファンが多いのは間違いないでしょう。
新庄監督「謎」采配まとめ
それではここまでの新庄監督の謎采配、迷走ぶりを振り返っていきます。
挙げれば(既に)キリがない
最初に断っておきますが、まだシーズンが開幕して間もないというのに、新庄監督の謎采配は既に枚挙にいとまがありません。
以下でかなりの数の項目を挙げますが、解説できるのはそのうちの数個程度になることだけ予めご理解いただけたらと思います。
謎采配・項目
では、まずは謎采配の数々を列挙していきましょう。
- 近藤を何故かベンチスタートにして完封負け
- 6試合でOPS.000だけどお気に入りなので2番サード佐藤龍世、結果しっかり3タコ
- 8回裏のピンチで何故か紅林を敬遠して吉田正尚勝負し投手宮西も呆然、結果しっかりタイムリーを浴びる
- お気に入りの郡を4番起用してしっかり4タコ、しかも全打席走者ありで満塁のチャンスもあったが見事に全て潰す
- 二軍で結果出してる高濱などは昇格させず、打率.125の細川が謎昇格
- OPS1.010のアルカンタラに勝ち越しのチャンスで代打ヌニエス(OPS.405)を送り無事無得点
- 自身の起用に文句と取れる発言をした伊藤を80球で降板させる
- その伊藤に変えてお気に入りの古川を登板させ無事5失点で試合が壊れる
- 一方上沢は110球超えでも構わず続投、シーズン序盤なのにいきなり酷使
- 開幕いきなりオープナーからのマシンガン継投という愚行、無事敗戦→2試合目からも懲りずにマシンガンし無事開幕3連敗
- 先発加藤が6回に相手打線に捕まり連打を浴びるも、なんと7連打されるまで放置する晒し投げ
- 守備位置をイジりまくって慣れないポジションをやらされた選手がミスを連発(守備重視を掲げてるはずなのにセンター近藤連発等)
- こんなに無茶苦茶やってるのに負けたら普通に不機嫌になるし取材も拒否してファンサービスしない
- アルカンタラがOP戦結果出すも開幕スタメン落ち
- さらにアルカンタラはSB戦で2打席連続本塁打したのに西武戦では1、2試合目で下位打線起用(2安打&タイムリーで結果を出す)→3戦目スタメン落ち
- スタメンの打率上位1、2位に8、9番を打たせる謎のオーダー、無事完封負け
- 中堅守備指標がリーグ上位の浅間をわざわざサードで使う、そしてしっかりエラー
- ヒット0で点を取る野球、足を活かした野球と豪語するもチャンスでは特に動かず、お気に入りメンバーが凡退する姿を淡々と見る
- 相手先発の感想で初めて見た、と勝つための対策を全くしていない事を示唆
- こんな事してるくせに自分を叩いてる奴いたらSNSに晒してキレる
- ずっと打率.000の水野を1番や5番で起用し続けて打線を分断
- ベンチスタートさせた近藤をチャンスで使ったりも特にせず9回2死無走者という謎すぎるタイミングで起用
- 相手先発が左だと打率無関係に右打者を並べる鬼のような左右病
- こんなふざけた采配に付き合わされてるせいで規定乗ってる投手が0
- 覚醒の兆しを見せてる清宮を控えに置いており育成する気もない
このペースで謎采配を繰り返していったら、シーズンが終わる頃には一体どれだけ謎の山が築かれるのでしょう。「負けるのも当然」という声が挙がるのも致し方ありませんね。
解説
上記の項目をほんの一部ですが解説していきます。
③紅林敬遠、吉田正尚勝負
4月3日に行われたオリックス戦。
8回1死三塁のピンチで新庄監督は3番・紅林を申告敬遠、もちろん次のバッターは2年連続首位打者、今や日本屈指のバッターとなった吉田正尚。
そして見事に投手宮西のストレートを跳ね返され、二塁強襲の勝ち越し2点タイムリーを打たれました。
仮にこれがゲッツー狙いの敬遠だったとしても、とにかくダサいのは一塁に歩かせた紅林に二盗を決められ結果的に一死二、三塁という状況を簡単に作られたことです。
吉田正相手にこんなお膳立てとも言える状況を与えてしまうのは自殺行為と言われても仕方ないでしょう。
⑩開幕オープナーからのマシンガン継投
新庄剛志監督は3月23日、開幕投手を抑え候補の北山亘基投手(22)託すことを発表。
これだけでも結構なサプライズですが、その時点で北山投手はオープン戦で一度2イニングを投げた以外、全て1イニングでの登板。
先発経験もなく「オープナー」となる可能性が高いことが戦前から予想されていました。
そして結果的に北山投手は2回を投げマウンドを降りるのですが、その後に何と6人の投手でマシンガン継投!
そして継投5人目の杉浦投手がホークス打線に捕まり、チームは4失点で敗北となったのです。
そもそもオープナーとは本来リリーフで起用する投手が先発登板させ、相手チームの上位・中軸打線に回る1、2回の短いイニングをしっかり抑えた後、本来の先発投手をロングリリーフとして継投する起用法。
2番手以降も細かく継投させるのはもはやオープナーですらありません。
対したソフトバンクはこの試合、先発・千賀投手が7回を投げたあと津森 → 森と繋いで3人のピッチャーで日ハムを0封。
日ハムの効率の悪さは目も当てられません。
㉕清宮を控えに置いて冷遇
新庄監督の指導で最初に話題になったのは、清宮選手への「デブじゃね?」指摘でした。
その指導に応えおよそ10kgの減量を成し遂げた清宮選手。
そして清宮選手は開幕2戦目で4番・スタメンで登場。その試合でホームランを放つなどついに覚醒かと騒がれました。
しかしその後、新庄監督は清宮選手をスタメンで使ったり使わなかったり、どうにも煮えきらない起用法に終始しています。
若い選手が多く、今期は成長を促すシーズンと割り切るなら、もう清宮選手を全試合スタメンで使って彼と一蓮托生でもいいはず。
その辺りの覚悟も見えないところが、ファンの不満にも繋がっていると言えるでしょう。
混乱しているのはファンだけでなく…
新庄監督が既に相当な数の謎采配を繰り返していることはお分かりいただけたと思います。
そしてそれに戸惑い混乱しているファンも多数いると思われます。
しかし混乱しているのはファンだけでなく、実際にプレーする選手はもちろん、数々の修羅場をくぐってきたであろう経験豊富なレジェンド達も困惑している様子が見て取れます。
あの”球界の異端児”落合氏に「何を考えているのか分からない」と言われる始末…ある意味さすがです。
これはこれで新庄監督の特殊性が浮き彫りになりますが、それも結果がついてきて初めて意味を持つものです。
ビッグボス謎采配まとめ…負けるのも当然?
日本ハムが勝てない理由として、ビッグボス新庄監督の謎采配を振り返ってきました。
シーズンが開幕したばかりなのに、その謎采配の数は既に大量…解説も追いつかないほど量産されているのです。
これを「面白い」「興味深い」と見る方もいるでしょうが、選手はプロである以上、チームが勝たなければ生活にも影響が出かねません。
新庄監督には「面白、楽しく、勝つ野球」を実現させてほしいものです。
そして中田翔問題やノンテンダー騒動など、日本ハムというチームに漂うキナ臭いイメージを払拭してほしいのです!
勝てば官軍! 頑張れ、新庄!