見たい、聞きたい、話したい…
ここにはそれがある。
あした使えるはなしのたね
2021年発行

笑ってはいけない休止の理由…戦犯とされる杉山美邦の経歴・プロフィールは?

日本テレビの大みそかの名物番組「絶対に笑ってはいけないシリーズ」が今年は休止されることが発表され大きな波紋を呼んでいます。

「大みそかのテレビと言えば紅白歌合戦」というそれまでの常識を覆したエポックメイキングな番組の休止には、ネット上でも

  • 残念すぎる…
  • どうして休止なの?
  • 大みそか何を観ればいいんだ

といった落胆の声、そしてなぜ休止になってしまうのかという疑問の声で溢れています。

そしてその理由は、6月29日に日テレの新社長に就任した杉山美邦氏の存在が大きいのではないかと囁かれています。

この記事では、「笑ってはいけないシリーズ」休止の戦犯とされる杉山美邦氏の経歴やプロフィールについて掘り下げていこうと思います。

「笑ってはいけない」休止を惜しむ声

やはりかなりの人気シリーズであり、15年も続いたことから一年の締め括りと位置づけていた方も多いようです。

この番組の休止に対する落胆の声は、ただ一つのテレビ番組が終わるというだけでは片付けられないレベルと言えます。

杉山美邦社長の存在が番組休止の理由と言われる背景

↑杉山美邦氏

「笑ってはいけない」休止の戦犯とされる杉山美邦氏。

なぜ彼がそう言われるのか、まずはその背景に迫ってみましょう。

現場を知らない出向組

後ほど紹介しますが、杉山社長は読売新聞からの出向組。

つまり元々はテレビの制作に関わっていない人間です。

そのため、当然と言えば当然ですが、テレビ局の現場や制作などをよく知りません。

もしかしたら「笑ってはいけないシリーズ」がどれほどの国民的人気番組か、よく分かっていない可能性すらあります。

慎重派といわれる

杉山社長は

石橋を叩いて渡らない慎重派タイプ

デイリー新潮

だと言われているようです。

その証拠に、今年3月、とある日本テレビの番組でアイヌ民族に不適切な表現を使った放送があったというBPOからの指摘に対し、

「アイヌ民族の皆様、関係者の皆様に心からお詫びします」

と、謝罪をしています。

杉山社長が日本テレビの社長に就任したのは6月。つまり自身の就任前の出来事であるにも関わらず、改めて公の場で謝罪をしたのです。

さらにこの時、

「テレビ局にとって起してはならない事案で、痛恨の極み。再発防止に全力をあげていきたい」

とまでコメント。

このような事実から、杉山社長は「とにかくトラブルや問題を避けたい」「批判の芽は事前に摘んでおきたい」タイプの慎重派ではないかと推察されるのです。

BPOの新たな打ち出しに反応

8月24日、BPOの放送と青少年に関する委員会(青少年委員会)が

「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」

を審議対象とすると発表しました。

「笑ってはいけない」はご存知の通り、笑ってしまったらお尻を棒で叩かれる罰ゲームが名物です。

これは確かに「痛みを伴うこと」を笑いの対象にしています。

テレビ制作の現場を知らない、トラブル回避が前提の社長がこの事態にどういう対応をするか…

難しく考えなくても想像がつきます。

杉山社長が「笑ってはいけない」休止の戦犯とされる理由は以上です。

杉山美邦氏の経歴・プロフィール

それでは杉山美邦の経歴・プロフィールをご紹介していきます。

杉山 美邦(すぎやまよしくに)

  • 埼玉県出身
  • 66歳
  • 1978年(昭53年)横国大経卒、読売新聞社入社
  • 10年読売新聞東京本社取締役
  • 19年日本テレビホールディングス取締役、20年社長
  • 2021年6月29日付で日本テレビホールディングス社長在任のまま、日本テレビ放送網代表取締役社長に就任

実は松っちゃん、もうやめたかった

杉山社長が「笑ってはいけない」の休止をトップダウンで決定したかのように書いてきましたが、実はダウンタウン・松本人志さんも事あるごとにこの番組をやめたいと話しており…

出演者の年齢的にも、長時間にわたる収録や身体的な痛みを伴う番組はそろそろキツイというのは当然のことと言えます。

今回の休止には、テレビ局(杉山社長)の意向と、演者側の意向がファンにとっては残念な形で合致してしまったというのが正しいのかもしれません。

笑ってはいけない休止の戦犯、杉山美邦氏…ですがこれは時代の流れと受け止めるべき?

「笑ってはいけない」シリーズ休止の戦犯が杉山美邦氏とされる理由や、その経歴やプロフィールなどをご紹介してきました。

ただ、演者である松本人志さんもこの番組そのものをやめたいと話していた通り、休止は双方の意向が合致した結果とも言えます。

ただ、やはりファンとしてはこの番組を見て年を越せないのは寂しい限り…

なかなかこの番組を超えるコンテンツを生み出すのは難しいでしょうが、そこは杉山社長の手腕に期待をしたいところであります。