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2022年発行

ジブリパークは第2のレゴランド?広すぎるだけで微妙…340億円かけてもショボい

11/1にオープンを迎えるジブリパークが「微妙」だと話題になっています。

オープンを間近に控え、地元・愛知のテレビ局をはじめ多くのメディアがこぞってジブリパークを特集していますが、公開される画像や映像に対して…

  • 正直、微妙
  • 第2のレゴランド感
  • 340億円かけてこれ?

など、ガッカリしている声も多いようです。

この記事では、高まる期待感に反してマイナスイメージを抱かせてしまうジブリパークの残念なポイントをご紹介していこうと思います。

ジブリパークに対する残念な声

https://twitter.com/ambivalent_ired/status/1580503135285825537
https://twitter.com/StoneSide/status/1580906064433668098

もちろんまだ完全オープンしていないので分からない部分も多数ですが、現時点で公開されている情報に対してはマイナス意見も多く挙がっているのは事実のようです。

ジブリパークの微妙なポイント

それではジブリパークが「微妙」と言われてしまう実際のポイントについて掘り下げていきましょう。

微妙ポイント①イメージイラストとの落差

まずはジブリパークのイメージイラストと、実際の風景との落差が激しい点です。

公開されているイラストと実際の風景の違いは以下の通り↓

イメージイラスト(理想)

実際の風景(現実)

イラストの方は実に鮮やかでカラフル、自然にも溢れ、まさにこれぞ「スタジオジブリ」の世界観です。

それに対して実際のジブリパークは人工的に作られた感が満載でコンクリート剥き出しの無機質な印象を抱かせます。

もちろんジブリ自体がアニメの世界ですから、イラストの方がイメージに近くなるのは当然です。

しかし、完全再現が難しいことは分かっていても、もう少し何とかならなかったのか…という思いは拭えません。

どうせ人工的になるのなら、いっそのこと屋根をつけて、空の色は綺麗な青色を常に楽しめるようにしてしまった方が良かったのではないでしょうか。

微妙ポイント②鉄骨、配管剥き出しの撮影スポット

ジブリパークの売りの一つに、映画の名シーンに自分が入って写真が撮れる「なりきり」撮影スポットがあります。

公開されている情報では「千と千尋の神隠し」のカオナシとのツーショットや、「紅の豚」の殴り合いのシーンなどが再現されているようです。

このなりきり企画は屈指の”映えスポット”として大人気となりそうですが、そのうちの一つがちょっと…

↑はご存知「天空の城ラピュタ」で、パズーがシータを受け止める名場面ですが、

  • シータを吊るす丸見えのピアノ線
  • 上部に見える剥き出しの鉄骨や配管

実に興ざめさせてくれます。

正直この程度ならどこかのショッピングモールの企画展とかでも再現できてしまいそうです。

まあ「映え写真」さえ撮れればクオリティは何でもいいのかもしれませんが…

微妙ポイント③ヤバめのネコバスルーム

ジブリ代表作の一つ「となりのトトロ」の世界が再現されているのもジブリパークの魅力ですが、その中のネコバスルームがなかなか残念な出来だと言われています。

ネコバスルームはこんな感じ↓

一枚目の画像はまだいいのですが、二枚目はもはやスーパーのキッズコーナーです。

オープン前だと言うのに、既にこのすすけた感じの色合いは何なのでしょうか。ネコバスが持つ「神秘と狂気が入り混じった魅力」は全く感じられません。

子ども達が中に入って写真を撮ったりできるのでしょうが、見たところ布製のようですしすぐに汚れて経年劣化も早そうです。

微妙ポイント④無駄に広すぎる

ジブリパークは「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」内に作られていますが、まあとにかくこのモリコロパークが広い!広すぎる!

その証拠に他の有名なテーマパークとその広さを比較してみると…↓

ジブリパークは何とディズニーランドやUSJのおよそ4倍、ディズニーシーも含めた東京ディズニーリゾート全体とほぼ同等の広さを誇ります。

いくらなんでも広すぎです。

家族連れで訪れても、子どもやおじいちゃんおばあちゃんが疲れ果ててしまう光景が目に浮かびます。

そもそもアトラクション的なものはない!

ディズニーやUSJと比較をしましたが、そもそもテーマパークではないジブリパークにはアトラクションと呼べるものはありません。

子ども達が遊園地のような乗り物や体験型施設を期待して行くとガッカリするのは確実です。

どちらかと言うと

ジブリの世界観を再現した”展示物”を楽しむ

という、博物館や美術館的なノリで行った方がいいでしょう。

この点は、連れて行くお子様には十分に言い聞かせておくべきです。

ジブリパークの社長も「微妙」?

ジブリパークは「株式会社ジブリパーク」という会社が運営を行いますが、そこの社長も「微妙」だと言われています。

ジブリと全く関係ない経歴

「株式会社ジブリパーク」の社長は”大島宇一郎”という方ですが

↑御覧の通り、その経歴は全くスタジオジブリと関係がありません。

というよりも大島氏は

と数多くの役職に就いており、ジブリパークの経営そのものに本腰を入れるタイプではありません。今後の展開にはおそらく深い関わりを持たないパターンでしょう。

しかしそれは逆に「ジブリパークのトップはパークの充実度にあまり関心がない」ということを意味し、これはとてもいい事だとは言えません。

むしろ心配になってしまう要素です。

中日ドラゴンズを何とかしろ!の声

大島氏には野球ファンからも批判の声が飛んでいます。

大島氏が球団社長を務める中日ドラゴンズは今季最下位。若手の台頭も乏しく、しばらくは暗黒期が続きそうな雰囲気を醸し出しています。

ジブリパークの経営なんかよりドラゴンズの方を何とかしろ!と言われてしまうのも致し方ありません。

ライバル(?)のレゴランドは…

開業前から微妙な雰囲気を漂わせるジブリパークは「第2のレゴランド」と揶揄されています。

しかし、レゴランドを単純に“失敗作”扱いしてはいけません。

ここ最近は以前の閑散としたイメージとは打って変わってかなり混雑しているようです。

現在は既に黒字化しているとの情報もありますし、微妙なポイント多数のジブリパークと同列に扱うのはさすがにレゴランドに失礼かもしれません。

ジブリパークはやっぱり微妙?真実は実際に行って確かめるしかない

オープンを間近に控えたジブリパークに集まる「微妙」な声を取り上げてきました。

現時点で公開されているパーク内の画像や映像からは、正直「微妙」と言われてしまうのも頷けるものが多数あるのは間違いありません。

「ジブリ」という、日本人には馴染みの深い世界を再現したパークだけに期待感はどうしても高まります。

しかしこうしたパークは比較対象がどうしてもディズニーランドやUSJといった超一流のテーマパークになってしまい、さすがにそれらと比べると見劣りするのはしょうがないことです。

ジブリパークは広大で自然豊かな敷地の中に様々なエリアが用意されており、いわゆるテーマパークや遊園地とそもそも比べるものではないのかもしれません。

ジブリパークが本当に「微妙」で「ショボい」かどうかは、実際に行って確かめるしかないようです。