マリトッツォの次に来るスイーツとして話題の「ズコットケーキ」。様々なメディアで取り上げられる機会も増え、いま最も熱いスイーツと言えるでしょう。
そんなズコットケーキですが一般的な知名度はまだまだのようで…
- ズコットケーキって何?
- ガンダムに出てきそうな名前だな
- 自分で作れたりするの?
など、皆さん気になる点もいろいろとあるようです。
この記事では、トレンド間違いなしの注目スイーツ「ズコットケーキ」について、名前の由来や発祥などそのルーツに迫りながら、レシピなどにも触れていきたいと思います。
もくじ
ズコットケーキに関する世間の声
テレビの情報番組などで取り上げられたこともあり、スイーツ好きの間では既に広まっているようですね。
ズコットケーキの画像
まずズコットケーキってどんな見た目をしているのでしょう。
いくつか画像をご紹介↓
ズコットケーキはドーム型のスイーツ
上の画像を見てお分かりかと思いますが、ズコットケーキはドーム型をしたスイーツです。
スポンジ生地の間や上に色とりどりのフルーツがたっぷりで、カラフルな見た目からインスタ映えすることは間違いなさそうです。
特にカットしたときの断面は、挟むフルーツの組み合わせによって様々なパターンが楽しめそうですね。
ズコットケーキのルーツ
ここからはズコットケーキのルーツに迫っていきたいと思います。
発祥の地はイタリア
ズコットケーキは14世紀 – 16世紀頃のルネサンス期に、イタリアで生まれたスイーツです。
ズコット( zuccotto)は当時の兵士達がかぶっていたドーム型金属製兜「ズッコット」に由来するとされます。
また、カトリック教会の聖職者の半球形頭巾「ズッケット」(zucchetto)から取られたという説もあります。
ちなみに「ズッコット」「ズッケット」はどちらもズッカ(zucca、カボチャ)から派生した言葉だそうです。
ズコットケーキはそのドーム型の形状から、カボチャを連想させたことにより名付けられたと言えます。
当時の最先端技術を駆使?
画像や見た目からでは分かりませんが、ズコットケーキは「半冷凍状態」にしてから食べるのが本来の食べ方だそう。
これはもちろんズコットケーキが誕生したときの食べ方なのですが、当時食品を冷凍するという技術は開発されたばかりの超最先端技術でした。
この技術を開発したのはイタリアの建築家ベルナルド・ブオンタレンティという人物。(この人、建築家の他にも彫刻家、画家、軍事技術者、演劇デザイナーといった顔も持っていたスゴい人)
その彼が、当時その地方を治めていたメディチ家に献上するために創作したのがズコットケーキでした。
天才が最先端技術を駆使して生み出し、支配者層が好んで食べていたスイーツ…ズコットケーキは思いの他ハイクラスな食べ物だったのです。
意外と簡単?ズコットケーキのレシピ
誕生した当時は最先端技術を用いなければ作れなかったズコットケーキ。しかし現代ならばそこまで苦労しなくても、自分で作ることも可能です。
しかも家にあるもので意外と簡単に作れちゃうようで…
用意するもの
- 15センチ×8センチ程度のボウル
- 市販のスポンジ×1
- フルーチェいちご×1
- 牛乳 100cc
- 生クリーム 100cc
- 砂糖 10g
- 苺10個(フルーツはとりあえず苺で)
ズコットケーキの形を作るボウルさえあれば、あとはそこに必要な物を綺麗に並べて置いていくだけ。そんな難しそうじゃないでしょ?
スポンジをカットしてボウルに並べる
生地となるスポンジを4枚ぐらいに切り分け、ボウルの底に敷く用、ケーキの周りを囲う用×2、最後に蓋をする用に分けます。
そしてこんな感じで↓ボウルに並べます。
あとはあれこれ詰め込むだけ
あとはフルーチェと生クリームを作って混ぜ、苺と一緒にボウルの中にまんべんなく詰めていくだけ。
こういうときはフルーチェ便利です。簡単にムースっぽいものが作れます。
1日冷やしたら出来上がり!
最後に残ったスポンジ1枚を蓋にして乗せ、冷蔵庫でしっかり1日冷やせば出来上がり。
ボウルをそのままひっくり返して取り出せば、ドーム型のズコットケーキが完成です。お好みに応じて周りも生クリームやフルーツでデコれば完ぺき。
インスタ映えを狙うなら、中に入れるフルーツなどの種類を増やしカラフルに仕上げれば「ズコットケーキ断面図選手権」優勝でしょう。
“ズゴックケーキ”がTwitterでバズる?
「ズコット」と聞いてガンダムの「ズゴック」を連想してしまう方も多いようで…
ズゴックとは↓
はい、しかもズゴックさん、見事に頭がドーム型です。
もしかしてガンダム公式も「ズッコット」や「ズッケット」からズゴックの名前を取ったのか…?そう考えるとあながちズコットケーキとズゴックには関係性があるというのも見当違いじゃないのかも。
既にあった!ズゴックケーキ
調べてみたら既に作ってる人がいました、ズゴックケーキ。
苺の赤とシャア専用ズゴックの赤がこれまたマッチ!
こうなったら量産型ズゴックの紫もブルーベリーなんかで再現してほしいです。
あとガンダムで行くならザクレロや旧ザクなんかも行けそう!…って別にガンダム縛りする必要はどこにもないんですけどね。
ズコットケーキはイタリア発祥の歴史あるスイーツ!
話題のズコットケーキについて掘り下げてきました。
ズコットケーキはイタリア発祥のスイーツで、意外にも当時の最先端技術を駆使して作られていたことが分かりました。また”ズコット”という名前の由来もお分かりいただけたと思います。
いろいろなフルーツを使って断面図を楽しめたり、形状がガンダムのモビルスーツと相性バツグンだったり、色々な可能性がありそうなズコットケーキ。
2023年のティータイムはズコットケーキと共に過ごしてみてはいかがでしょうか。