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2023年発行

YouTubeの代わりはTwitch?オワコン化したYoutuberはどうなる…悲惨な現状も

Youtubeが稼げなくなったという話を耳にした方は多いと思います。

「小学生がなりたい職業ベスト10」にも登場し、ガッツリ稼げる仕事というイメージがあるYoutuberですが、ここにきてネット広告市場が成熟してきたこともあり従来のようにはいかなくなっているのです。

もちろん自身がYoutuberである方にとっては死活問題ですが、そうでない人たち、つまり視聴者側もYoutuber達の今後が気になるようで…

  • オワコン化したYoutuberってどうなるの?
  • 代わりのコンテンツってあるのかな
  • Twitchに逃げるしかないだろ

などの声が挙がっています。

この記事では、オワコン化したと言われるYoutuber達の悲惨な現状に迫りながら、代わりとなるコンテンツ「Twitch」についても掘り下げてみたいと思います。

Youtuberオワコン化に関する世間の声

https://twitter.com/OwVu5/status/1642815347278614529

多くの方がYouTubeが稼げなくなったことをご存知のようです。

そしてYoutuberの悲惨な現状については、一度は栄華を極めた人間が落ちぶれていく様を楽しんでいるという側面も少なからずあるでしょう。

オワコンYoutuber?の悲惨な現状

それではまず、世間にある程度認知された有名Youtuber達の現在の動画再生数をご覧ください。

↓シバター:登録者数121万人

↓水溜りボンド:登録者数407万人

↓元ヴァンゆんチャンネル:登録者数213万人

↓ラファエル:登録者数178万人

いずれも登録者数100万人を超える大物Youtuber達ですが、最近の動画再生数は数十万どころか数万程度になっています。

もちろんこの再生数でも素人が参入してすぐに出せるような数字ではなく、彼らが人気Youtuberである事実に変わりありませんが…

世間のイメージからは程遠い…

YouTuberの動画の広告収入単価は、かなり幅が広いですが1再生あたり約0.05円~0.7円と言われています。

当然この単価は、Youtuberの知名度であったり企業案件か否かであったりで大きく変わってきます。

しかしながら、この単価を上でご紹介した画像の再生数に当てはめてみると、年収で何千万、何億と稼ぐという世間のイメージとは程遠い計算になります。

元ジャニタレですらこの有り様…↓

↑登録者数は138万人なのに…コイツのファンはどこ行った?

「飽き」と「改革」のダブルパンチ

有名Youtuberであっても動画再生数が大きくダウンしているのは、当然のことながら「飽きられ始めている」ことが大きな要因です。

いくら有能な人物が動画を作成し素晴らしい内容になっていても、視聴者から永遠に飽きられないということはありません。それはYouTube動画であろうが、テレビ番組であろうが同じことです。

https://twitter.com/rinne_aizawa/status/1647111802013237249
↑「YouTubeに飽きた」という声は思いのほか多い

そしてその「飽き」以上にYoutuberを苦しめているのが、YouTubeによる「改革」です。

広告収益でTikTokに水をあけられているYouTubeは、大手企業からの広告出稿を獲得するため、動画の質・内容にこだわるようになっています。

内容に専門性や学習的要素が求められるようになり、どちらかというとゲーム実況などバラエティ寄りの内容が多いYoutuberの動画は、YouTube側からの評価が低くなる仕組みになっているのです。

また、差別的な内容や陰謀論を含む動画、迷惑系の動画などにはスポンサーが広告を出稿しなくなっており、こうした内容を主とする動画はYouTube側に弾かれるようになっています。

視聴者から飽きられ始めている上に、YouTube側の改革断行によって仕組みそのものが変わりつつある…Youtuberは「飽き」と「改革」によるダブルパンチを喰らっているのです。

YouTubeの代わり?Twitchとは

上記のような理由で稼げなくなったYoutuber。

ここからはそんなYoutuber達の逃げ場と言われるYouTubeの代替コンテンツ「Twitch」について触れていきます。

ゲーム配信プラットフォームである

Twitch(ツイッチ)はAmazon.com, Inc.が提供している、ゲーム配信に特化した動画配信用プラットフォームのことです。

既にeスポーツに関わるプロゲーマーの多くが利用しており、スマホにアプリをダウンロードしておけば、様々なゲーム配信動画を視聴することができます。

↑開催中のeスポーツイベントのライブ動画なども視聴可能

なぜYouTubeの代わりと言われる?

前述の通り、Twitchはゲーム配信に特化したツールです。つまりYouTubeに存在する動画の中の、ごく一部をカバーするに過ぎません。

それでもTwitchがYouTubeの代わりだと言われるのはなぜなのでしょう。

新規参入Youtuberの多くがゲーム実況

理由の一つ目は、Youtuberとして新規参入する人の多くが選ぶジャンルが「ゲーム実況」だからです。

ゲーム実況は新規参入のハードルが低い割に老若男女問わず人気があるジャンルであり、世界中にファンがいるため素人が一発狙うにはもってこいのジャンルです。ただ当然ライバルが多い分、めちゃくちゃ競争は激しいですが…。

それでも深い専門知識や高いトークスキルなどを必要としないゲーム実況のジャンルは、これから動画配信で稼ごうという人が選択する傾向が強いことは間違いありません。

そのステージとして、稼げなくなったと言われるYouTubeでなくTwitchを選ぶ…という流れが主流になる可能性は高いと言えます。

収益化のしやすさが魅力

TwitchがYouTubeの代わりと言われる理由の二つ目は「収益化のしやすさ」です。

YouTubeで収益化をしようと思った場合、チャンネル登録者数が1,000人かつ4,000時間以上の動画再生という条件が必須となります。

ここまで条件を整えてようやくスタートラインに立てるYouTubeに対し、Twitchでは

  • 過去30日間で8時間以上のゲーム配信かつ7日間以上の配信
  • 平均3人以上の同時視聴者
  • 50人以上のフォロワー

という条件をクリアすれば収益化が可能になります。これはYouTubeと比較すると非常に優しく、未経験者や初心者にとっては大きな魅力です。

新規参入者に限らず、現在YouTubeでゲーム実況をしているYoutuberもTwitchへと流入するパターンも今後増えることが予想され、ゲーム配信に関してはTwitchが覇権を握る未来も予想されます。

オワコンだと言われるYoutuber達がどうなるか…。ジャンルは限定されますが、Twitchがその”‘逃げ場”としての役目を果たす日が近いのかもしれません。 

YouTubeの代わり・Twitchはゲーム専門の動画配信プラットフォーム!

YouTubeの代わりと言われるTwitch(ツイッチ)に迫ってきました。

視聴者による飽きや運営元の改革によって、今までのように稼げなくなってきているYoutuber達。実際にその動画再生数は、有名なYoutuberでも悲惨な状況に陥っていることがお分かりいただけたと思います。

そんな中、ゲーム実況などゲームに関連したジャンルに対してのみですが、Twitchはその逃げ場としての役割を十分どころか凌ぐ可能性を秘めています。今後の新規参入者や、現在はYouTube上でゲーム実況を配信しているYoutuberも流入することになれば、Twitchは一大プラットフォームとして君臨することになるでしょう。

たとえYouTubeならびにYoutuberがオワコン化しても、動画というエンタテインメントは形を変えて我々を楽しませてくれることでしょう。