※この記事は3/15時点での記事です。
当初の予想を大きく上回る規模で日本中を熱狂の渦に巻き込んでいるWBC。
大谷選手やダルビッシュ投手をはじめ、過去最高と言われるメンバーに加え、メジャーからの助っ人ヌートバー選手も大活躍&大人気!
前評判に違わず一次ラウンドを全勝で突破し、決勝戦で”最強・アメリカ”を撃破し優勝するのは我らが侍ジャパンだ!
…と言いたいところですが、日本VSアメリカという対戦カードは、決勝戦では絶対に実現しません。
この状況にネット上では
- 決勝で日本VSアメリカが観たいのに…
- なんで一番観たいカードが準決勝なの?
- 何か裏でもあるのか?
などの声が挙がっています。
この記事では、最も注目度が高いであろう日本VSアメリカの試合が決勝でなく準決勝になってしまう理由について切り込んでいきたいと思います。
もくじ
日本VSアメリカが準決勝の理由
それでは早速、日本VSアメリカのカードが決勝でなく準決勝になってしまう理由に迫ります。
トーナメント表
まずは今回のWBCのトーナメント表を改めて確認しておきましょう。
このトーナメント表はWBCの公式サイトでも確認できます↓
一見しただけでは特に何も違和感はないかと思います。一次ラウンドの上位2チームが準々決勝を行い、その勝者が準決勝へと進みます。至って普通です。
しかし…
準々決勝が”どこ対どこ”か分からない
よく見ると、このトーナメント表では準々決勝の組み合わせがどこ対どこなのか分からないことに気付きます。
東京ドームで3/15と3/16に行われる試合がQ1とQ2ということは分かりますが、肝心の対戦カードが分かりません。
現時点(3/15時点)で準々決勝は日本VSイタリアとキューバVSオーストラリアと既に決まっているにも関わらず…です。
ちなみにこれは一次ラウンドの順位が確定する前、トーナメント表が発表された時点から同様です↓
う〜ん、これは何かキナ臭いぞ…
英語版トーナメント表に秘密アリ!
この不可解なトーナメント表記の秘密は、WBC公式サイトの英語版トーナメント表にありました。
↑がそのトーナメント表なのですが、右下に小さな文字で注釈が添えられており、そこにはこう書かれています。
*If Team Japan moves to the second round, they will play the second quarterfinal game regardless if they’re the POOL B winner or POOL B runner-up.
これを翻訳すると
日本が準々決勝に進出した場合、POOL Bでの順位に関わらず、準々決勝ラウンド1のQ2の試合を行う
となります。
日本はQ2が確定済みだった!
つまり日本は一次ラウンドが1位であろうと2位であろうと、突破した時点でQ2の試合を行うことが予め決められていたのです。
日本語版トーナメント表に準々決勝の組み合わせが表記されていないのは、日本が準々決勝に進出した場合、自動的にQ2の試合へと進むことを注釈なしで表現できなかったからです。
もし注釈などつけようものなら、一気に批判の声が噴出して大問題になりかねません。
もちろんトーナメント表が作られた時点では日本の準々決勝進出は確定していませんが、事前に特定のチームにだけ特別ルールが設けられているのはどう考えても公正ではありません。
アメリカにも同じ注釈が
英語版トーナメント表には同様にアメリカに関しても以下の注釈があります。
**If Team USA moves to the second round, they will play the second quarterfinal game.
アメリカが準々決勝に進出した場合、POOL Cでの順位に関わらず、準々決勝ラウンドのQ4の試合を行う
何とアメリカにも同じような特別ルールが設けられていたのです。
しかしアメリカは日本と違って大らかというか細かいことを気にしないのか、トーナメント表にしっかり注釈をつけてバリバリ自分達が特別扱いであることを露にしています。
この辺りは国民性の違いと言えるでしょう。
なぜこんな特別ルールが?
ではなぜ、日本とアメリカにだけこんな特別ルールが設けられているのでしょうか。
日本VSアメリカを”この日程”で行う必要があった!
日本とアメリカだけにこの特別ルールが設けられているのは、準決勝となるこの日程で、WBC最高の対戦カードである日本VSアメリカを行う必要があったから、です。
「Q2の勝者vsQ4の勝者」となるこの準決勝の試合は、
日本時間3/21の8:00〜
となっています。
そう、3/21の日本は春分の日で祝日。多くの人が仕事はお休みで、朝から家にいる確率が高い日です。
高視聴率でスポンサーもテレビ局もウハウハ
仕事が休みで在宅率も高いとなれば、その試合をテレビ放映すればかなりの高視聴率が見込めます。
現にWBCの日本戦の視聴者は、一次ラウンドの4試合すべてで40%を超えるという化け物っぷり。これがアメリカ戦ともなればさらに上積みが期待できます。
またスポンサーにとっても、ハーフタイムぐらいしかまともにCMを入れられないサッカーの試合とは違い、攻守交代のタイミングで必ずCMを挟める野球の試合は大きな宣伝効果が期待できます。
日本VSアメリカという『最高の対戦カード』を、『国民の祝日』というタイミングでテレビ放映する…
そうすることでスポンサーもテレビ局もウハウハとなり、それこそが日本とアメリカに特別ルールが設けられた理由です。
そして電通へ…
そしてこのWBCのテレビ放映権やスポンサーを一手に管理しているのが、皆さんご存知「電通」です。
電通はスポーツ関連の巨大利権を握り、日本のみならず世界的な大会のお金の動きも牛耳っているとされます↓
https://www.moneypost.jp/974700
WBCも例に漏れず、その日程や対戦カードまでもが、電通とその関連企業に有利になるよう仕組まれているのです。
そもそもおかしいグループ分け
そもそもWBCの一次ラウンドのグループ分けから既におかしいんです。どう見ても日本とアメリカが有利。
試合のための設備や練習施設などを考えると、開催地が日本とアメリカになるのは理解できるとして、試合の組み合わせまで両国が有利になるのはいけません。
WBCを興行でなく純粋な大会として見るのなら、そのルールやグループ分けは公平性を欠いているとしか言えないと思います。
WBC・日本VSアメリカが決勝でない理由は結局お金儲け…?
WBCにおいて最高の対戦カードと思われる日本VSアメリカの試合が決勝でなく準決勝である理由に迫ってきました。
それは決して偶然ではなく、トーナメント表すらも歪ませた完全に作為的なもの。
3/21という日本の祝日にその試合が行われるよう巧妙に操作し、視聴率を上げCMによる宣伝効果で利益を最大のものにしようという策略なのです。
そしてその策略は、電通によって進められている可能性が非常に高いということもお分かりいただけたのではないでしょうか。
もちろん日本とアメリカが思惑通り勝ち進むと決まっていたわけではありません。何より全力でプレーする選手達に、放映権料やスポンサーといった要素はあまり関係ないことです。
アメリカ戦がいつどのタイミングであろうと、いや、日本の結果がどうなろうと、懸命に戦う侍ジャパンの面々を称える気持ちは忘れてはいけません。
突然の変更!!(3/16追記)
何と、ここに来てまさかの突然のルール変更が!!
3/16、WBCの主催者である大リーグ機構(MLB)が、
侍ジャパンの準決勝進出時の対戦相手が、メキシコ-プエルトリコの勝者になることが決まった
と発表↓
上で述べた通り、当初の英語版トーナメント表には注釈が添えられており、アメリカは一次ラウンドの順位に関わらず、準々決勝はQ4の試合を行うとされていました。(証拠は上にある画像の通りです)
アメリカが一次ラウンド突破を決めた直後にこのような突然の変更…
最初からおかしな注釈がついていながら、それすら途中で覆すとは。ちょっとやりたい放題すぎやしませんか。こんなコロコロ変えていいものじゃないはずです。
盛り上がりに水を差すつもりはありませんが、やっぱり野球というスポーツは日本とアメリカだけの物なのだなという思いが湧き、少し残念な気持ちになりました…。