『きかんしゃトーマス』のリニューアルが変だ!と話題になっています。
日本でのTVアニメ放送開始から30年、今回は12年ぶりのフルリニューアルとなるトーマス。新シリーズの放送は今冬からとのことですが…
- 変!
- こんなのトーマスじゃない
- キモいのがトーマスの売りなのに…
など、ネット上では酷評の嵐が吹き荒れています。
この記事では、リニューアルされる『きかんしゃトーマス』の画像や情報をまとめつつ、ついにトーマスにも取り入れられたと思われるポリコレ要素についても迫りたいと思います。
もくじ
きかんしゃトーマスリニューアルに関する世間の声
やはり昔から馴染みのあるトーマスからかけ離れた姿になったことで、拒絶反応を示している方が多数のようです。
よりカラフル!よりかわいく!よりコミカルで、大胆なアクションに!
リニューアルのテーマは…
よりカラフル!よりかわいく!よりコミカルで、大胆なアクションに!
だそうです。
「かわいく」とか「アクション」とか、そもそもトーマスに求められていない要素に意識を向けている点が気になります。
今回はフルリニューアルなので、作品に対するイメージまでも覆そうという意気込みなのかもしれませんが…。
きかんしゃトーマスリニューアルの内容
それではトーマスのリニューアル内容に迫っていきます。
リニューアル後のデザイン
リニューアルされたトーマス達はこんな感じ↓になっています。
これまでの3DCGから2Dルックになり、やたらと目がキラキラしています。
良くも悪くも「大衆ウケ」を意識している感が溢れていますね。古参のファンから評判が悪いのも頷ける改変です。
声優陣もリニューアル
キャラデザインと共に、アニメの声優陣もガラリと一変。↓
最近の声優さんは本当に美人さんが増えましたね!
…って、トーマスに声優人気の要素は不要では…。まさか声優さんを売るためにトーマスを利用している?
気になるのは主要キャラの一人「ディーゼル」の声まで女性になっている点。
ディーゼルの声はこれまで、ケン・サンダースさんや郷里大輔さんら、男らしい渋みのある声優さんが演じていました。
声優陣の変更によってキャラのイメージも大きく変わりそうですね。
キャラデザインの変遷
トーマスのデザインの変遷は以下の通りです。↓
オジさんオバさん世代にはやはり初代のキモいトーマスと、森本レオさんのナレーションがあってこその『きかんしゃトーマス」』でしょう。
3DCG版は何とか初期のテイストを残しつつ頑張っていた印象ですが、今回のフルリニューアルではそのすべてが一掃されてしまっています。
古参レギュラーもリストラに…
リニューアルが不評の理由は、これまでの古参キャラクターをリストラした点にもあります。
ティドマス機関庫のメンバーについては
リニューアルに伴い、トーマスたちのマイホームであるティドマス機関庫のメンバーも入れ替わる。これまでのトーマス、パーシー、ニアに、新キャラクターのカナ、いたずらキャラだったディーゼルが新たに加わり、5台精鋭のレギュラーメンバーとなる。なお、機関庫からいなくなったゴードンたちはソドー島を元気に走っているという。
とのこと。
ディーゼルはこれまでの悪役キャラから一気にレギュラーメンバーに昇格ということですね。
しかし「元気に走っている」などと適当な現状報告をされたゴードンは完全にリストラの模様…。
しかも「達」となっていることから
- エドワード
- ヘンリー
- ジェームス
といった古参キャラも軒並みリストラされている可能性があります。
これも古くからトーマスを楽しんでいるファンからすると何とも寂しい話です。
ねじ込まれたポリコレ思想
今回のリニューアルで新たに追加される要素の中でも特に異彩を放っているのが新キャラの「ブルーノ」です。
このキャラは何と
自閉症(自閉スペクトラム症、ASD)
を患っているというのです。
ブルーノは公式によると
時刻表が好きで、トーマスや仲間たちが暮らす「ソドー島」にある、すべての線路がどこにつながっているのかを知っている。真っ赤な外装には、感情をあらわすランプがついている。
という設定ですが…。
無理やり感の強いキャラ設定
自閉症を軽んじたりするつもりは毛頭ありませんが、こうしたキャラはトーマスという作品の世界観には合わないと思います。
トーマスはいつの時代も子ども達に大人気。早くからそうした病気に理解を深める意味で取り入れた要素かもしれませんが、自閉症と機関車を結び付ける必要があったのか…。
少々(多々?)「無理やり感」があるのは否めません。
ポリコレへの配慮か
ここ最近は映画、アニメなど多くの作品に取り入れられる「ポリコレ思想」。
ポリコレ思想については↓
https://prtimes.jp/magazine/political-correctness/
これに配慮した要素を取り入れることによって作品の世界観が壊れたりファンがついて来られなくなったり、多くの弊害を呼んでいます。
差別や迫害を無くすことはとても大事なことですが、何でもかんでもねじ込めばいいという問題ではありません。
少なくとも『きかんしゃトーマス』のように子ども達が純粋に楽しめることが最も大事な作品の中に、こうした“大人の事情”が垣間見えると強烈な違和感を覚えます。
きかんしゃトーマスのリニューアルはポリコレ配慮もあってやっぱり変?
今冬からリニューアルされる『きかんしゃトーマス』が変だ!としてその内容を掘り下げてきました。
まずもってトーマス達のデザイン変更は、古くからトーマスを知っている人からするとかなり抵抗感のあるものだと言えます。
さらに、声優陣の変更(若い女性声優に)や自閉症キャラ登場によるポリコレ配慮など、数多くの”大人の事情”が存在しているように見受けられます。
もちろん純粋にトーマスを見るであろう子ども達には、それらの要素はほとんど関係しません。
どんな大幅なリニューアルであっても、見てくれる子ども達を笑顔にするという絶対条件だけは忘れてほしくないと思います。