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NewPost 2021年発行

清水昇、ホールド新記録達成はなぜ騒がれない?浅尾との比較で見えてくる理由とは

ヤクルトスワローズ・清水昇投手(25)が10月17日のDeNA24回戦(横浜)の八回に登板。

1回1安打無失点に抑え、2010年の浅尾拓也投手(中日)を抜きプロ野球新記録となるシーズン48ホールド目を記録しました!

しかしこの歴史的大偉業がそれほど騒がれていない印象があります。

そんな状況に対してネット上では

  • 本当によくやってるのに…
  • もうMVPは清水でいいでしょ
  • 何でこんな話題にならない?

などの声が聞こえてきます。

この記事ではなぜ清水昇投手の偉業があまり騒がれないのか、前記録保持者の浅尾投手との比較などから掘り下げていこうと思います。

清水投手のホールド新記録に対するTwitterの声

記録更新を祝う声、その成績を称える声と同時に「目立ってない」「もっと話題になっていいのに」という声も上がっているのが分かります。

清水昇投手のホールド新記録はなぜ騒がれない?

それではなぜ、清水投手の新記録が騒がれないか、理由に迫っていきたいと思います。

浅尾投手との数字比較

清水投手が48ホールドで新記録を達成する前の記録保持者が元中日ドラゴンズの浅尾拓也投手であることは前述の通りです。

浅尾投手が記録を達成した2010年の数字は次の通りです。

浅尾拓也(2010)
72試合 12勝 3敗 47H 1S 防御率1.68 奪三振率8.41

対する2021年の清水昇投手の記録達成時の数字は次の通りです。

清水昇(2021)
69試合 3勝 6敗 48H 1S 防御率2.51 奪三振率9.88

浅尾投手の勝利数と防御率が異常

まずは浅尾投手の比較でいの一番にポイントとして上がるのは勝利数でしょう。

12勝って…

先発投手ですら2ケタ勝利するのは大変なのに、浅尾投手は中継ぎで2ケタ勝利+ホールド新記録達成をやってのけたのです。

もちろん中継ぎ投手の勝利は運に助けられる面もありますが、それにしたってインパクトが強すぎます。

そして浅尾投手は防御率1点台というのもイメージがいいですね。

当時、中日リードの試合で浅尾投手が出てきたらその時点で諦めてチャンネルを変えるという他球団ファンが大勢いたことも納得の数字です。

被弾率の多さ

清水投手の2021年の被本塁打数は12です。(10月18日現在)

これはチーム内でも小川泰弘投手の13に次ぐワースト2位。

リリーフで12被本塁打はちょっと多いと言わざるを得ません。2019、2020も地味に多いですね…。

これは清水投手の決め球・フォークが気の抜けた高さに入るケースが散見されるため、と言われています。

ここでも2010年の浅尾投手と比較しますが、浅尾投手の2010年の被本塁打数はわずか4。

ちなみに同等の成績を残した2011年の浅尾投手の被本塁打数は何と0。

清水投手が「数字よりも打たれている印象」を与えてしまっているのはここに原因があります。

浅尾投手がイケメン過ぎたことも原因?

清水昇投手には大変失礼な話ですが、記録を争った浅尾投手がNPB史上1、2を争う超イケメン選手であったことも影響しているかもしれません。

↑浅尾投手①

↑浅尾投手②

野球の記録の価値にビジュアルなんて全く関係ないことは重々承知ですが、どうしても注目度という点で不利な部分があると言えそうです。

「中継ぎは壊れる」という恐怖

清水投手はここまで69試合に登板、浅尾投手は2010年に72試合に登板(2011年は79試合…)と、ひたすら酷使される立場にあります。

もちろんそれだけマウンドに上がるからこそ記録達成となるのですが、その負担と代償はあまりにも大きいと言わざるを得ません。

事実、浅尾投手は2010、2011と大車輪の活躍を見せた後、肩やヒジを壊し、結局そのまま引退となってしまいました。

清水投手には壊れてほしくない!というファン心理

清水投手には優勝争いをするチームでガンガン投げて勝利に貢献してほしいのはやまやまですが、浅尾投手のように酷使が原因で壊れてしまうことを、ファンは非常に恐れています。

記録達成をあまりに大騒ぎし過ぎると、それが変にプレッシャーや負担にならないとは限りません。

ここは静かに見守ることで末永く活躍してほしい、というファンの優しさが、過剰な盛り上がりを抑えている要因となっている面もあるかもしれませんね。

清水投手は2年連続最優秀中継ぎ投手を確定している

清水は10月14日の試合ですでに2年連続の最優秀中継ぎ投手を確定させています。

この試合後、清水投手は

「チームみんなでつないでつないで、僕に回ってくるので、そういう面で野手、先発陣、中継ぎ陣のみんなに感謝の思いがありますね。
チームがこの先勝てれば、もっといいシーズンだったと言えるようになるので、残りの試合を頑張っていきたいです」

と話しています。

あくまでも自分の活躍はチームメイトのおかげ、チームの勝利こそ優先、という謙虚な姿勢が伝わってきます。

このようなコメントも、ファンが彼を大事にしたいという親心?に繋がっているのでしょう。

次に狙うはホールドポイント記録?

ホールド数新記録を達成した後に清水投手が狙うのはホールドポイント記録ということになるのでしょうか。

その記録保持者も、他ならぬ浅尾投手です。2010年に記録した59が、現在のホールドポイント記録です。

清水投手は今年ここまで51ホールドポイント。

ホールドポイントには「勝利数」が関係してくるため、今年3勝の清水投手には2021シーズンでの記録更新は事実上不可能です。

正直、浅尾投手の59というのは異常な記録なので目指さなくてもいいんですが…

清水投手が名実ともに「浅尾を超えた」と言われるようになるためには、それを打ち破るしかないかもしれません。

でも…無理をしては絶対にダメですけどね。

清水昇のホールド新記録が騒がれない理由!浅尾との比較で色々見えてきた

清水昇投手のホールド数新記録が騒がれない理由について解説してきました。

元中日ドラゴンズ・浅尾拓也投手との比較でその理由が色々と見えてきたと思います。

勝利数や防御率、またビジュアル的な要素も関連しているのではないかという結論になりました。

とはいえ清水投手もすでに野球界の歴史に名を残す大投手となったことは間違いありません。

これからはあまり数字や記録にこだわらず、ヤクルト黄金期を作っていくための中心選手として、息の長い活躍を期待したいですね。