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NewPost 2021年発行

鈴木誠也はメジャーで活躍できる?数値で検証!現地の評価はイチロー、松井超え?

広島の主砲・鈴木誠也外野手(27)が今シーズン終了後、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦することが決定的になっていると報じられました。

すでに球団側には了承を得ており、ポスティングに必要なMRI検査などメディカルチェックを行う手続きにも入っているとのこと。

チームのみならず、もはや日本の主砲と言っていい鈴木誠也選手のメジャー移籍に対しては、当然のことながらファンから惜しむ声が。

そして同時に

  • 日本ではすごいけどメジャーで通用するのか…
  • 野手過去に失敗例が多いのが気になる
  • 日本の4番はどこまでやれるんだろう

など、メジャーでの活躍を不安視する声も。

この記事では、鈴木誠也選手がメジャーで活躍できるのかどうか、数値を用いて検証するとともに、すでにイチロー、松井というスーパースター2人をも超えたとされる評価についても迫りたいと思います。

鈴木誠也選手のメジャー挑戦に対するTwitterの声

ファンからは残念がる声とともにその挑戦を応援する声、そしてやはりメジャーでの成功に関しては懐疑的な声が聞こえてきます。

鈴木誠也選手はメジャーで活躍できる?数値で検証

それでは鈴木選手がメジャーで活躍できるのかどうか、数値で検証していきたいと思います。

wRC+の打撃指標

検証に用いるのはwRC+という打撃指標(数値)です。

wRC+とは

「Weighted Runs Created Plus」の頭文字を取ったもので、その意味は下記の通りです。

打席当たりの得点創出の多さを「リーグで平均的な打者は100」とした場合、何パーセント得点を多く(少なく)創出しているか

分かりやすく例を挙げてみます。

例)ある選手のwRC+が130だった場合

A選手はリーグ内の平均的な打者と比較して130%(1.3倍)得点を生産している

ということになります。イメージとしては“偏差値”に近いものがありますね。

鈴木誠也選手のwRC+

それでは実際に鈴木誠也選手のここ数年のwRC+を見てみます。

鈴木誠也

(22) 194
(23) 162
(24) 181
(25) 183
(26) 167
(27) 215
※( )内は年齢

どうでしょうか。

27歳の今年に至っては平均的な打者2人分以上の活躍をしていることが分かります。

スーパースター2人との比較

タイトルでも名前を挙げたイチロー、松井との比較もしてみましょう。

イチロー

(22) 195
(23) 165
(24) 163
(25) 158
(26) 167
(27) 161

松井秀喜

(22) 168
(23) 160
(24) 173
(25) 172
(26) 191
(27) 188

イチローも松井もメジャー挑戦するまでの日本での成績ですが、2人とも200を超えたことはありません。

それでもメジャーに挑戦した野手としては大活躍といえる2人です。

ならばそれを上回る鈴木誠也選手が、この2人を超える活躍を見せたとしても何ら不思議はないのです。

現地の評価も非常に高い!

鈴木誠也選手の活躍についてはメジャーもすでに相当な期待を寄せているようで…

マリナーズスカウト
「鈴木誠也はイチローと松井を足して2で割った選手」

との評価です。

歴史的なスター選手2人のいいとこ取りをしたのが鈴木誠也選手だというのです。

これは自ずと期待が高まりますね。

イチロー、松井超えの評価の根拠は数値が証明

先ほどのwRC+の数値からすれば、鈴木誠也選手がメジャーからイチロー、松井超えの評価を受けたとしてもおかしくありません。

過去にメジャー挑戦した日本人野手も、もちろん日本で大活躍をした選手がほとんどでしたが、wRC+の数値がイチロー、松井を超えていた選手はいませんでした。

これが、鈴木誠也選手の評価の根拠と言えそうです。

鈴木誠也選手がすごいのはwRC+だけではない

鈴木誠也選手がすごいのはwRC+だけではありません。

OPS. 1.100の衝撃

鈴木誠也選手はwRC+の他にOPSの数値も凄まじいものを叩き出しています。

OPSとは「On-base plus slugging」の頭文字をとったもので、打率よりも得点との相関性が高いと言われています。

“出塁率+長打率”の計算式で弾き出されるこの数値は、高いほど得点との関連性が高い選手として評価され、今や打率よりも重要視される指標となっています。

0.900を超えたら大打者のところ…

OPSは0.900を超えたら大打者と言われます。

そこを今シーズンの鈴木誠也選手は何と1.100。

これは驚異的な数値です。

ここでもイチロー、松井両選手と比較します。

イチローが日本で残したOPSの最高数値は2000年の0.999。

松井は2002年の1.153。

鈴木誠也選手は松井の最高数値には及ばないものの、同等レベルの打撃力を誇っていることが分かります。

なお、鈴木誠也選手は単年のみならず通算でもOPS1.086という数値を誇っており、もはや歴史的な大打者と肩を並べる存在とすら言えます。

この数値も当然のことながらメジャーからの高評価に繋がっていることでしょう。

鈴木誠也選手はメジャーで活躍できる?数値から見ればその答えは「YES!」

鈴木誠也選手がメジャーで活躍できるかどうか、数値で検証してきました。

イチロー、松井というメジャーで大活躍した日本人野手との比較で、その可能性は非常に高いと言えることがお分かりいただけたと思います。

大谷選手の大活躍で今まで以上に好奇の目で見られるであろう日本人選手。

鈴木誠也選手にはその重圧を跳ね除けて、是非とも「大和魂(カープ魂?)ここにあり!」を証明してほしいところです。