5月25日、春季高校野球岩手県大会の決勝が行われ、花巻東が盛岡大付を15―0で破り優勝。
花巻東は中止となった昨年を挟んで3大会連続9回目の優勝となりました。
この試合で先制アーチを放ったのが佐々木麟太郎君。
未来のドラフトの超目玉である彼に迫ってみたいと思います。
もくじ
佐々木麟太郎君のプロフィール
読み:ささきりんたろう
2005年4月18日生まれ
16歳(花巻東高校1年)
183cm(!)
117Kg(!!!)
右投左打
ポジション:内野手
規格外の大物
プロフィールの通り、佐々木麟太郎君はその才能もさることながら体格も規格外の超大物です。
数多くの選手を見てきたとあるスポーツジャーナリストも
「太ももはまるでドラム缶のようで、とても高校生には見えなかった。何よりボールを持ち上げる力が凄まじく、外野フライかなと思った打球が、そのまま右中間の一番深いところまで飛んでいったので驚きました」
と、その存在感と実力に太鼓判を押しています。
麟太郎君は監督の…
彼が所属する花巻東高校野球部の監督は「佐々木洋」さん。
麟太郎君の父であり、監督にとって麟太郎君は長男にあたります。
佐々木監督は当時部員わずか11名という、県予選も突破できない無名校だった花巻東の野球部を全国屈指の名門校に育て上げた名将です。
贔屓目なし!
監督が父親だと、どうしてもついて回るのが親の贔屓目疑惑。
1年生からスタメン起用されると、親の贔屓で試合に出してもらっているのではないか、と誰もが思ってしまいがちです。
ところが花巻東の野球部に限ってはそれはあり得ません。
花巻東高校野球部の掟
花巻東高校野球部にはこんな掟があります。
一、常に全力疾走
たとえゴロでも全力で一塁を目指して走る。
佐々木監督は
「我々はもちろん日本一を目指していますが、
取り組み方も日本一を目指そうという目標を掲げています。日本一を目指すなら、日本一の全力疾走をしよう」
と話しています。
どんな状況でも一塁への走塁すら全力で行おうと指導する監督が、果たして身内を贔屓するような采配をするでしょうか。
佐々木監督が息子の麟太郎君を起用するのは、試合に勝つため、日本一になるために必要な采配だと確信しているからです。
その実力はいずれメジャーへ
麟太郎君は入学してわずか2ヶ月程度で既に8本の本塁打を放っています。
その実力はもはや疑う余地が無さそうですが、それ以外にも様々な要素が将来のメジャーへの飛翔を示唆しています。
偉大な先輩
花巻東高校には偉大な2人の先輩がいます。
それは現在シアトルマリナーズに所属する菊池雄星選手と、ロサンゼルスエンゼルスに所属する大谷翔平選手です。
2人の現役メジャーリーガーは花巻東高校出身。
数年後、メジャーの地で三つ巴の花巻東対決が実現するかもしれません。
(ちなみに菊池雄星vs大谷翔平の対決は既に実現しています)
中学時代の指導者
麟太郎君は中学時代、地元・金ケ崎町にある「金ケ崎リトルシニア」というチームで鍛錬を積みました。
そしてそのチームの監督を務めるのが、大谷翔平選手の父・徹さんなのです。
今やメジャーでも大活躍の大谷翔平選手だけに、「メジャーへの基礎」を身につけるには打って付けの指導者だったと言えます。
打撃フォームを真似たのは
麟太郎君が打撃フォームを真似たのは、メジャー歴代トップの本塁打を放ったあのバリー・ボンズ選手です。
これについて麟太郎君は
「中学3年生くらいからこの打ち方にしました。これが自分には一番合っている打ち方だと思います」
と語っています。
う〜ん、メジャー史上最強のホームランバッターの打ち方が自分に一番合っていると言えてしまう辺り、とんでもない大物感を漂わせますね。
最後に、麟太郎君が放ったホームランの動画を見てみましょう。コレが将来、バリー・ボンズをも凌ぐスーパーホームランバッターの才能だ!
まとめ
野球界の未来のスーパースター・佐々木麟太郎君について解説してきました。
彼が実際にドラフトの対象になるのは2023年とまだ少し先の話ですが、素晴らしい実力だけでなく、彼を取り巻く様々な要素もその成功を後押ししているように感じます。
とは言えまだ16歳の高校1年生。
この先いろいろな苦難や試練が待ち構えていることでしょう。
それらを監督である父との絆で乗り越え、偉大な先輩達に続く活躍を是非とも期待したいところです。