テニス全米オープン、女子シングルスで大坂なおみが3回戦で早々と敗退。
2連覇を狙った大会でしたが優勝どころか2017年以来の3回戦敗退に終わってしまいました。
この不甲斐ない敗戦にネット上では
- かっこ悪い試合だな
- 一体どうしてしまったのか…
- 最近明らかにおかしいよね
など、そのプレーのキレの無さに落胆の声が多く上がっています。
そしてその低調なプレーの理由・原因は太り過ぎにあるのではないかとの声も…
この記事では、体重過多がプレーにどんな影響を及ぼしているのか、また以前と比較してどれぐらい太ってしまったのか、などに迫っていきたいと思います。
もくじ
大坂なおみ選手の太り過ぎを指摘する声
やはり見ただけでそうと分かる方が多いようですね。
以前との比較画像
それでは実際に以前の姿と比較するとどうなのか、画像で見比べてみましょう。
たしかに全体的にガッシリした感があります。特にお腹周りの肉付きは顕著と言えます。
ちなみにこの試合で大坂選手を破った18歳のフェルナンデス選手はこんな感じ↓
しっかりとした筋肉があるのは確認できますが、いかにも「アスリート」といった体型ですね。
大坂なおみ選手の公式プロフィールによると・・・
大坂なおみ選手のプロフィールを見ると、公式サイト上の身長・体重は
180cm 69kg
となっています。
ところがこれがWikipediaになると
180cm 75kg
になっており、その差は実に6kg。
若い女性の体重をあれこれ言うのも何ですが、普通6kgも増減したらプレーに大きな影響が出そうです。
体重過多によるプレーへの影響
体重が増えると実際にはどのような影響が出るのでしょうか。
敏捷性の低下
最も分かりやすいのは敏捷性の低下です。
体重が重くなればフットワークも重くなり、意識は反応していても体がついていかないということが起こります。
女子といえどサーブの速度が200kmに迫る選手もいる中、コンマ何秒の反応の遅れが命取りになることは十分に想像がつきます。
可動域が狭くなる
余計な脂肪がつけば、それだけ柔軟な動きは妨げられ、骨や筋肉の可動域は狭まります。
テニスでは
サーブは肩で決まる
という格言があります。
サーブやレシーブなどのコントロール、速さなどを決める決定的な部位は肩甲骨にあるといっても過言ではありません。特にフラットサーブ時はラケットの水平速度と肩関節の動きが大事になってきます。 また正確なポイントへサーブを打つことに関しては打つことに肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)は非常に重要な機能をしています。
Dr.stretch(ドクターストレッチ)ホームページより
肩甲骨の動きが妨げられると、サーブはスピードやパワーを失い、サービスゲームをキープできないなどの影響が出やすくなると言えます。
手打ちが多くなる
「テニスは手打ちでは上手くならない」というのもまた、テニス界ではよく言われる常識です。
ラケットは手で振るものなので、ついつい”強くて早い球は手でパワーを伝えて打つ”と思いがちです。
しかし実際、手や腕が生み出す力というのは意外と小さく、体全体のエネルギーを球に伝えないと強い打球は打てません。
さらに手打ちはボールコントロールの精度を大きく下げ、手や腕への負担からケガの原因になったりもします。
大坂選手の場合、体重過多により敏捷性が下がり思うようなタイミングで球に追いつけないため、必然的に無理な体勢から手打ちで返すことが多くなっています。
本来なら楽に返せる球でも、手打ちになることでコントロールを失い、相手にとって何の脅威にもならない打球しか放てなくなってしまうのです。
体重過多によるプレーへの影響は非常に大きいものだと言えそうです。
相変わらずの脆弱な精神面を指摘する声も
体重過多によるプレーへの影響が、大坂なおみ選手の最近の不調に繋がっている可能性は高そうですが、やはり以前から散々指摘されている精神面の脆さも多々見受けられます。
観客席にボールを打ち込む暴挙
今回の試合の最終セット途中、イメージ通りのプレーができず苛立ちを抑えられない大坂なおみ選手は、観客席に向かってボールを打ち込むという、信じられない行為に出ました。
ラケット破壊は以前から問題視されていましたが、それはあくまで自分で自分の怒りを鎮めるための行為。
それを観客に対して八つ当たりのような行動をとるとは、世界トッププレーヤーとしてあまりにも情けない醜態です。
自身の体重管理が上手くできないのはこの精神的な不安定さと、鬱とされる病状の影響なのかは分かりませんが、彼女はすべての選手の模範となるべきレベルの選手。
自分との戦いに、まずは勝利してほしいと思います。
大坂なおみの不調の理由は太り過ぎ?プレーへの影響は甚大!
大坂なおみ選手の不調の理由は太り過ぎ・体重過多にあるとして解説してきました。
実際に体重過多がプレーに及ぼす影響は甚大で、様々な面でプレーの質を低下させることがお分かりいただけたと思います。
試合後の会見で、しばらくテニスから離れると宣言した大坂なおみ選手。
今はゆっくりと休養をして心身を整え、またあの素晴らしい強さとあどけない笑顔を見せてほしいと思います。