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NewPost 2021年発行

波物語フェス、補助金取り消しは当然?明らかに不十分だった感染対策・・・その代償は?

愛知県常滑市で開かれた野外音楽フェス「波物語(NAMIMONOGATARI)2021」に支払われるはずだった補助金3,000万円が取り消しになりました。

この補助金は、経済産業省が新型コロナの影響で中止や延期を余儀なくされたイベントを再開するときに支給するもの。

しっかりとした感染防止策をとることを条件に、波物語に対しては3,000万円という巨額の補助金を交付することを決めていました。

波物語の補助金に関する詳しい話はこちら↓

ところが波物語は感染防止策を徹底するという誓約を守っていなかったとして、経産省は補助金を取り消す方針を決めたのです。

これに対してネット上では

  • あたりめーだ!
  • こんなヤリ得はあり得ないからな
  • そんなことよりこれからの音楽業界への影響が心配

などの声があがっています。

この記事では、補助金が取り消された波物語の感染対策がいかに不十分であったか、また強行したことによる今後の影響や代償などについて掘り下げていこうと思います。

波物語の補助金取り消しに対する世間の声

もちろん開催にはそれ相応の費用がかかったでしょうし、コロナの影響で思うように開催できなかったのは事実でしょう。

しかしながら明らかに不十分と思われる感染対策状況では、この取り消しも当然だというのが世間の声のようです。

明らかに不十分だった感染対策

先述したとおり、波物語は感染対策が不十分だったとして補助金を取り消されたわけですが、実際どのような部分でそう判断されたのでしょうか。

大きく分けて3つの観点がありそうです。

  1. マスクを着用せず大声を出す
  2. ソーシャルディスタンスどころか超密集
  3. 酒類を提供していた

一つ一つ画像などで確認していきましょう。

マスクを着用せず大声を出す

観客席の様子を見るとマスクを着用している人も見受けられますが、つけていない人も多数いることが分かります。

↑観客席の様子
↑VIP席の様子①
↑VIP席の様子②

さらに、VIP席の様子としてネット上にあがっていた写真はもう酷いもの・・・

モザイクがかかっていても「マスクしてねぇな」というのがよく分かります。

これではマスク着用率が十分だったとは到底言えません。

ソーシャルディスタンスどころか超密集

今やソーシャルディスタンスは当たり前の社会通念。

人が集まるような場所でなくとも、必要以上に近づかないのはもはや最低限のマナーです。

ところが波物語での様子を見ると・・・

↑ライブ開始前の様子

百歩、いや二百歩・三百歩譲ってライブ中は多少の密着は仕方ないかもしれません。

ところが空撮された開幕前の様子も明らかに密!どう見ても動線の設定や警備員の誘導などがあるとは思えない有様です。

画像でもお分かりいただける通り、9月7日に愛知県は無事全国最多の感染者数を記録しました。

酒を提供していた

酒類の提供に関しては

「県から提供OKの回答をもらった」

とする主催者側と

「県が容認した事実は全くない」

という愛知県・大村知事の間で真っ二つに割れていました。

しかし波物語の主催者は、実際に愛知県庁を訪れ釈明した際に県からの強い自粛要請があったことを認め、「自分の認識が甘く反省している」などと話したそうです。

何か本当にダサイというか、残念な話ではないでしょうか・・・。

これで感染対策十分とは絶対に言えない

ということで補助金の取り消しも当然だという世論のとおり、杜撰な感染対策であったことはこれでお分かりいただけたと思います。

補助金を交付する条件はあくまでも“感染対策を十分に行う”ということ。

結果的に観客側が言うことを聞かず無法地帯となってしまったならまだしも、主催者側が確信犯的に対策を怠っているフシがあり、これを許すわけには絶対にいかないと思います。

こんなイベントを強行開催したことによる代償

この波物語を強行開催したことで、実際にクラスターが発生し、多くの人々を不安に陥れる事態となっています。

もちろんこれからも関連する感染者数が増えることが懸念されますが、ただでさえ厳しい状況にあった音楽業界をさらにドン底へ叩き落すことになるかもしれません。

大規模イベントに対する内閣府からの通達

以下は愛知県のお隣、岐阜県のとある町の町議のツイートです。

↓内閣府からの”催物の開催制限に係る留意事項について”事務連絡全文

https://livedoor.blogimg.jp/wafu48/imgs/3/3/334bfdb8.jpg

波物語の惨状を受け、ついに内閣府からイベント中止に関する通達がされてしまいました。

手探りの中、努力に努力を重ね、懸命に感染対策をした上で開催されていたイベントも、今後はより厳しくその是非が問われるようになります。

さらにその主催者に関する情報すらも、各都道府県と関連省庁で共有することになっていくようです。

波物語が残した負の遺産は、想像をはるかに上回るものになりそうな予感がします。

波物語の補助金取り消しは当然!そして今後に与える影響もデカすぎる!

まずもって波物語への補助金取り消しは当然であり、とりあえずやっちまえ!というノリだけで開催するようなイベントに払うお金はどこにもありません。

さらに、その会場へ自らの意思で行って勝手に感染してくる人は自業自得で知ったことではないですが、その人が周囲に撒き散らすウイルスも当然あるわけです。

そしてフェスやライブを今以上に封じられてしまうかもしれない音楽業界に与えた影響・・・。

「やっちまったなぁ」「終わったことだししょうがない」という言葉だけでは片付けられない問題に発展してしまいそうです。