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2022年発行

下関国際・坂原秀尚監督の名将エピソード!それはまさにリアルルーキーズ!

夏の甲子園、優勝候補大本命だった大阪桐蔭を破り、山口県勢としては50年ぶりに決勝進出を果たした下関国際高校。

その指揮官である坂原秀尚監督「名将すぎる!」と話題になっています。

そのエピソードの数々にはネット上でも

  • 漫画の世界じゃん
  • 映画化されそう
  • まさにルーキーズだろ、これ

など、驚きと称賛の声が挙がっています。

この記事では、弱小校だった下関国際を甲子園決勝まで導いた稀代の名将・坂原秀尚監督の、伝説的エピソードの数々に迫っていこうと思います。

坂原秀尚監督に対する世間の声

https://twitter.com/03yurina10/status/1561188726679949312

全くの無名だった高校が、センバツ準優勝校(近江)や優勝候補大本命(大阪桐蔭)を破り決勝へと駒を進める…

高校野球の醍醐味がこれでもか!と詰まったドラマ性の高さにはやはり誰もが心討たれますね。

坂原監督の名将エピソード

それでは早速、坂原監督の名将エピソードをご紹介していこうと思います。

箇条書きにするとこんな感じ↓です。解説はできる範囲でしていきます。

  1. 部員が万引きするような不良高校の監督に自分を売り込む
  2. 主将が逃亡してチャリで町中探し回る
  3. 休日には自分でバイトして部費を稼ぐ
  4. 遠征の際は付属幼稚園の送迎バスを自ら運転
  5. 朝5時からの朝練を廃止し部員の睡眠時間にあてる
  6. 県大会ベスト8常連になって初めての夏甲子園出場
  7. 甲子園常連校を倒して100回大会でベスト8入り
  8. 優勝候補大本命大阪桐蔭を倒しセンバツ準優勝の近江を倒し山口県勢50年ぶりの決勝に導く
  9. 高校時代にクロちゃんと同級生

エピソード解説

①部員が万引きするような不良高校の監督に自分を売り込む

下関国際高校の野球部はとにかくワルいことで有名でした。野球部に限らず学校全体がそういう雰囲気だったようで、数年前まで下関国際高校の制服を着ているとお店を出禁にされたりなんてこともあったそうです。

坂原監督は、そんな学校の校長宛に自ら手紙を書いて野球部を指導させてほしいと願い出たのです。

ちなみに当時の下関国際野球部は、多少ワルでも野球はそこそこ強いのかと思いきや、創部以降、夏の県大会初戦を勝ち上がったのはたったの2回しかないという存在意義すら疑われる状況でした。

②主将が逃亡してチャリで町中探し回る

高い志を持って監督に就任したものの、その熱血指導についてこられず、部員はついに1人になってしまったそうです。

部を建て直そうと、広島や北九州などを含め中学を50校ほど回って選手の勧誘を行うも断られ続けたとか。

そうやって何とかかき集めた部員にも逃げられ、それでも諦めず自転車で探し回り…と苦労の連続です。

③休日には自分でバイトして部費を稼ぐ

部員たちに多くの経験を積ませるため、坂原監督は予算がない中たくさんの遠征を計画します。

当然それには費用がかかるため、坂原監督は年末の寒い時期、近くにあった「マルハニチロ」の漁港で冷凍した魚を冷凍庫から降ろすバイト、そのお金を遠征費にあてていました。

④遠征の際は付属幼稚園の送迎バスを自ら運転

⑤県大会ベスト8常連になって初めての夏甲子園出場

⑥甲子園常連校を倒して100回大会でベスト8入り

努力が実り、ついに2017年夏に初めて甲子園大会への出場を果たします。

その後も近年は山口県を代表する強豪校に成長し、2018年春夏、2021年春、そして今回の2022年夏に甲子園大会出場。

2018年もベスト8まで勝ち進んでいます。

⑦優勝候補大本命大阪桐蔭を倒しセンバツ準優勝の近江を倒し山口県勢50年ぶりの決勝に導く

「強すぎてつまらない」とまで言われた今年の大阪桐蔭を破ったのは大きな衝撃を与えました。

まあそもそも今年の大阪桐蔭がそこまで強かったのかどうかは微妙ですが…

それでもあの大阪桐蔭に勝ったことは凄いことに変わりはありません。

⑧高校時代にクロちゃんと同級生

どうやら事実のようです。

ってこれは別に名将エピソードではないですね…。学生時代の交流があったかどうかは残念ながら分かりませんでした。

南陽工業・山崎康浩監督との熱いエピソード

名将の影に名将あり!

坂原監督の師匠とも言うべき、同じ山口県の強豪・南陽工業の山崎監督との間にも熱いエピソードがあります。

詳細は是非↓よりご確認ください。

https://timely-web.jp/article/3431/

下関国際・坂原監督の名将エピソード!それはまさにルーキーズの世界

甲子園でジャイアントキリングを果たし、頂点に王手をかけた下関国際高校。

その指導者である坂原秀尚監督の名将エピソードについて掘り下げてきました。

それはまさに漫画の世界!熱血監督がヤンキー達を甲子園へと連れて行く不朽の名作「ルーキーズ」を地で行くエピソードの数々でした。

お金や才能だけではない高校野球の魅力をこれでもか!と伝えてくれる下関国際高校。

今後の活躍にも期待です。