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2022年発行

清宮幸太郎、コロナ後遺症は?体重減によるパワーダウン加速か…過去の事例から分析

北海道日本ハムファイターズの清宮幸太郎選手が1月16日のPCR検査の結果、新型コロナウイルス陽性判定を受けました。

福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手らとの合同自主トレで感染したとみられますが、気になるのはその後遺症。

新庄監督からの指令で体重を大幅に落とし、心機一転で臨む大事なシーズン前のトラブルにネット上では…

  • 後遺症大丈夫か…
  • 成績に影響なければいいけど
  • ますますパワーダウンしそう

などの声が上がっています。

この記事では、過去にコロナ感染してしまった野球選手やアスリートの後遺症をご紹介しながら、清宮選手の今後についても掘り下げてみようと思います。

清宮選手のコロナ感染に関する世間の声

やはり心配の声が多く聞かれます。

大幅な体重減との関連性も気になるところです。

過去にコロナ感染した野球選手の後遺症あれこれ

それでは過去にコロナ感染してしまった野球選手やアスリートの後遺症について見ていきたいと思います。

コロナ感染した野球選手①広島・菊池涼介選手

広島カープの菊池涼介選手がコロナ陽性判定を受けたのは2021年5月17日。

菊池選手はその症状について

熱が下がらず、最高39・8度まであがりました。ずっと寒くて、体のあちこちが痛むというのが5日間ほど続き、これまで風邪をひいた時とは比べものならないほど、きつかった。

と語っています。

やはり単純にコロナによる症状だけでも相当なダメージがありそうです。

後遺症について

その後遺症について菊池選手は、

コロナの影響はありましたね。肺活量というのか、息が続かず、すぐにゼーゼーってなり、感覚がなかなか戻らなかった。コロナがグサリと突き刺さってしまったのが悔しいです。

と話しており、症状が収まった後も肺へのダメージがしばらく残ったようです。

この辺りはトップアスリートであればあるほどパフォーマンスに影響するでしょう。

幸い清宮選手はシーズン中の感染ではないものの、キャンプインを控えた大事な時期。

呼吸という最も基本的な部分に影響が出るとすると、コンディション調整は非常に難しいものになってきそうです。

コロナ感染した野球選手②日ハム・今川優馬選手

2人目は清宮選手と同じく日本ハムファイターズの今川優馬選手。

今川選手は2021年のゴールデンウィーク頃に感染が発覚。

これは日本ハムのチーム内で13人の感染者が出て、クラスター認定されたタイミングでした。

体重7キロ減!

今川選手はコロナの影響で体重が7キロもダウンしてしまったそうです。

体重減といえば現在の清宮選手ですが、今でさえ急に減らしすぎでは…と言われている中さらにこれ以上となるとさすがに問題アリと言えるでしょう。

今川選手と同様の後遺症や影響が出ないことを祈ります。

それにしても日ハムはすでに昨年クラスター発生という惨事に見舞われていながら今回またしてもチーム内で感染者が発覚。

致し方ないとはいえ少々脇が甘いと言われても反論の余地はないでしょう。

コロナ感染した野球選手③片岡篤史監督

今年から中日ドラゴンズの二軍監督に就任した片岡篤史氏。

片岡氏はコロナ騒動の初期、2020年4月に感染が発覚。

まだコロナに関する情報が錯綜する中での有名人の感染ということで世間に大きな衝撃を与えました。

髪の毛が抜けた

片岡氏のコロナ後遺症でやたら取り沙汰されたのが「髪の毛が抜けた」こと。

復帰後に出演したテレビ番組で、髪の毛が抜けたことを告白。

司会者から「(ごまかすために)色んなものを振ったり、塗ったりして?」とツッコまれ「はい」と苦笑いしていました。

これが、薄毛に悩む男性のコロナ対策意識を大きく高めたとされます。

それだけではない(当然)

片岡氏の後遺症はもちろんそれだけではありません。

別のテレビ番組では、

何が後遺症か分からないんです。僕の中ではすっかり元気と思っているんですけど、周りの人に『元気な時に比べれば元気がない』と言われて、まだ、自分は万全ではないのかなと思ったりします。

(感染後)6キロやせました。副作用か分かりませんけど、体力的に地力というものがないような気がします。

などと語っています。

ここでもやはり体重減、そして体力の低下。

「体重」と「パワー」という、今の清宮選手にとって最もデリケートな部分への影響が出やすいことは非常に気がかりです。

ちなみに頭髪への影響もバカにならないかもしれません。

清宮選手とてまだ若い男性、見た目への影響というのは精神的なダメージになることも考えられます。

野球選手以外のアスリートの後遺症

野球選手以外にもコロナ感染したアスリートは多く存在しており、後遺症に悩まされた、また現在も悩まされている方が多いようです。

飛び込み・寺内健選手

コロナ後遺症について語ったのは東京五輪飛び込み競技代表の寺内健選手(40)。

寺内選手がPCR検査でコロナ陽性と判定されたのは、昨年8月1日のことでした。

「地獄」の後遺症

寺内選手はその後遺症を「地獄」と語ります。

コロナの症状は1 週間ほどで収まったものの、味覚、嗅覚に後遺症が残りました。

日々の幸せをかなり削られた。味のないものを食べることにストレスを感じたし、匂いをかげないことに違和感があった。ふだん食べない濃い味のポテトチップスを食べても、塩気はあるけど味が分からない。一番の地獄は白ご飯。単に炭水化物を流し込むだけなのはつらかった

この後遺症は約1ヶ月続いたそうです。

アスリートにとっては「食べる」ことも仕事

アスリートにとって日々のトレーニングの次に大事なことは食生活ではないでしょうか。

それも仕事のうちの一つと言っても過言ではないでしょう。

清宮選手ぐらいの年齢の選手であれば、まだまだ食べることで体を作る時期でもあります。

そんな大事な「食」の楽しみを奪われることは、肉体的にも精神的にも大きなダメージとなることは間違いないと言えます。

ダイエット指令が出るまでお弁当を7個食べていたという清宮選手。

きっと食べることが大好きなのでしょうから、この食へのダメージがもしかしたら一番悪影響かもしれませんね。

清宮幸太郎、コロナ後遺症は?体重減、パワーダウン、食生活への影響など様々

清宮幸太郎選手のコロナ後遺症について、過去の野球選手やアスリートの事例からどのような影響が出るかを掘り下げてきました。

それは体重減やパワー(体力)ダウン、さらには味覚障害による食生活への影響と多岐に渡り、どれも今現在の清宮選手には大きなダメージになる可能性が高いことがお分かりいただけたかと思います。

もちろん後遺症は人それぞれ、チームからのリリースでは「重篤な症状はない」と発表されていることからも、過去の事例が全く当てはまらないことも考えられます。

ただ、選手として非常に大事な時期に感染してしまったことは事実であり、今はただ清宮選手の早い回復と、今後への影響が出ないことを祈るばかりです。