アラブ首長国連邦(UAE)ドバイに、世界で最も深いプールがオープンしました。
そのプールの水深は何と60メートル!ポーランドにある深さ45メートル超のプールが今まで世界で最も深いプールでしたが、そこから世界一の座を奪ったことになります。
「ディープダイブ・ドバイ」と呼ばれる新施設の一部であるこのプールには、早くも世界中から注目が集まっています。
この記事では
- 世界一深いプールを動画で紹介
- どれぐらいの規模なのか?
- 一般利用はできるのか?
といった内容で進めていきたいと思います。
もくじ
世界一深いプールの映像・動画
それでは早速、世界一深いプールの映像をご覧いただきましょう。
CGではない
動画はまるで映画のワンシーンのようですね。
CGか?と疑いたくなるような神秘的な映像となっています。
簡単にダイビングしているように見えるけど・・・
映像ではダイバー達が水中をスイスイ泳いで楽しそうに手を振っていますが、水深60mともなるとプロのダイバーでも簡単に潜ることはできません。
レジャーダイビングでは、ちゃんと知識・スキルを身に付けた人でも40m程度が最大水深です。
階層になっている?
プール全体の構造は明らかにされていませんが、映像には様々な背景や部屋のようなものが映っています。
ダイバー達が比較的軽装で泳いでいるシーンもあることから、おそらく深度ごとにエリアが分けられ、階層のようになっているのではないかと予想されます。
世界一深いプールの規模は?
ワクワクする巨大私設であることは間違いないですが、一体どのような規模で建設されたものなのでしょうか。
プールの規模と設備
発表によると、正確なこのプールの深さは60.02mとなっています。
またその水量は1,400万リットル・・・って言われてもピンと来ませんね。これは東京五輪でも使われる規模のプール6個分に相当します。
水温は30度にキープされ、ウェットスーツや水着での利用に最適になるよう保たれ、水深6メートルと21メートルには高度な高気圧治療室とドライチャンバーも備わっているとのこと。
さらに、プール内部には撮影用に56個の水中カメラと164個の照明を完備しています。
目的は撮影用?
これだけのカメラや照明が設置されているということは、水中スタジオとして映画やプロモーション映像の撮影に使われることを見込んでいるのではないかと思われます。
動画でも分かる通り、非常に神秘的で迫力ある映像を撮ることができます。水中が舞台となるような映画をここで撮影すれば、CGでは再現できない臨場感を出すことができるのではないでしょうか。
一般利用はできる?
とんでもない規模で映画の撮影などにも利用されるとなると、果たして一般の利用は可能なのでしょうか。
基本はダイビング施設
ディープダイブ・ドバイは基本的にはダイビングのための施設です。
現在は招待客のみを受け入れているようですが、7月下旬には一般予約の受付も開始されるそうです。ダイビング経験者はもちろん、初心者を対象にした講習や体験なども用意されているとのことです。
と、言ってもよほどの富裕層でないかぎり足を運ぶことは難しいでしょう。我々庶民には少々敷居の高い施設ですね・・・。
まとめ
世界一深いプール「ディープダイブ・ドバイ」について解説してきました。
残念ながらそうそう簡単に訪れることはできない場所のようですが、さすがドバイのお金持ちがやることはスケールが違います。
コロナウイルスで疲弊しきった世界に活力を与えてくれるような、こうした景気のいい話題がどんどん出てきてくれることを祈ります。