U-18で日本代表経験があるアペルカンプ真大選手(20)が、欧州選手権2021 に臨むU-21ドイツ代表入りを果たしたことが話題になっています。
アペルカンプ真大選手はドイツ人の父と日本人の母を持ち、出身は東京というハーフの選手。
まだどちらの国籍も取得できる状況だけにネット上では
- 日本国籍を選んでほしい!
- 日本代表でプレーする姿を見たい!
- 日本代表になりたいって言ってくれてたよね
などの声が上がっています。
この記事では類稀な才能を持った未来のスター候補、アペルカンプ真大選手が日本国籍を取得し日本代表入りする可能性について探っていきたいと思います。
もくじ
アペルカンプ真大選手の日本代表入りを望む声
アペルカンプ真大選手の日本代表入りを望む声はTwitterでも多く叫ばれています。
アペルカンプ真大選手、日本代表入りの可能性は?
それではアペルカンプ真大選手が日本代表入りする可能性はどの程度あるのでしょうか。
U-21ドイツ代表入りは快挙
ドイツと言えばサッカーの超強豪国であることはご存知の通り。
アンダー世代のカテゴリとはいえ、そこで代表に選ばれることはとてつもなく凄いことです。
しかも背番号は驚きの…
驚くべきはそのU-21のチームで背負う背番号。
アペルカンプ真大選手はなんと
エースナンバーの10番!
を背負うことになったのです。
日本にルーツのあるサッカー選手が、(アンダー世代といえど)ドイツ代表の10番を背負う時代が来るとは…
往年のサッカーファンからするとにわかに信じがたい事が現実に起きているのです。
“飛び級”での招集!
さらにさらに、アペルカンプ真大選手が招集されたU-21ドイツ代表は、呼称こそ「U-21」ですが実際はU-23のドイツ代表。
欧州選手権の予選が始まったタイミングではU-21なのでそのままの呼称が使われていますが、実際にチーム内には一つ上のカテゴリに属する選手がほとんどです。
飛び級で選ばれた上に10番まで背負うとなると、チームだけでなくドイツサッカーの未来すらも託されているのでは?と感じてしまいます。
ここまでの期待がかかる選手となると…
アペルカンプ真大選手は素晴らしいプレーヤーでサッカー大国ドイツの未来すらも託されるレベル。
となると、世界的に見ればまだまだサッカー強豪国とは到底言えない日本代表を選ぶことは、可能性として低いと言わざるを得ません。
変更された規約
どちらの国籍を選択するか…
実はもうこの選択のために使える時間は少なくなっています。
かつてはアンダー世代の代表戦出場はカウントされなかったが
これまではアンダー世代でどれだけ代表の試合に出場しても、フル代表での出場がない限りは他国の代表に選出されることが可能でした。
しかし規約の変更により
二重国籍の場合、21才以上でUー23の試合に出場すると、その国の国籍から変更することはできない
という条件になりました。
現在20歳のアペルカンプ真大選手は、あと1年で日本がドイツどちらの国を選択しなければいけません。
逆に言えば、21歳になったアペルカンプ真大選手が今のままドイツ代表として試合に出場したら、それはもうドイツ代表を選択したと見なさなければいけません。
以前は日本代表入りに前向きな発言も?
アペルカンプ真大選手は生まれ故郷である日本に対して
「(日本への思い入れは)とても強い。
僕は15歳まで日本で過ごしましたが、素晴らしい時間でした。ドイツやデュッセルドルフで日本との関わりがあると、いつも嬉しくなります。自分の中にはまだ日本の要素が多く残っています」
こう語ってくれています。
しかしこれは、ある意味で日本との惜別の念を表した言葉とも取れます。
「日本のことは大事だけれど、自分はドイツ人として生きていく」という決意のようにも聞こえます。
日本語もペラペラ
アペルカンプ真大選手が日本語でインタビューに答える動画がありました。
15歳まで日本で過ごしただけあって(当然と言えば当然ですが)日本語もペラペラです。
日本代表入りしても、コミュニケーションや戦術理解に苦しむことは無さそうですが…。
アペルカンプ真大、日本代表入りの可能性はズバリ!
上記のようなことから考えると、アペルカンプ真大選手がどちらかの代表を選択するかは
ドイツ 80%
日本 20%
といったところでしょうか。
ハイレベルな選手であればあるほど、より高い次元でのプレーを望みます。
さらに現在籍を置いているドイツ・ブンデスリーガはじめ欧州リーグは、欧州以外の国籍を持つ選手は外国籍選手として試合に出場できる人数に制限がされています。
日本代表(国籍)を選ぶことで、自身のプレーの機会を減らしてしまうような選択はなかなかしないと思われます。
日本はW杯の最終予選すら、地上波でテレビ放送がされない程度のサッカーレベルですし・・・
日本にとってアペルカンプ真大選手が代表入りしないのは痛手ですが、是非とも彼を凌駕するような新たな才能が日本から生まれることを期待しましょう!