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2023年発行

ウマ娘、ついに社台馬解禁された理由!ネオユニ実装…ディープやオルフェの可能性は?

ウマ娘の新キャラに「ネオユニヴァース」が登場。

ウマ娘では数々の名馬が既にキャラクター化されており、もちろんネオユニヴァースも登場して然るべき名馬です。

しかし、今回のネオユニヴァース登場は、ついにあ“社台グループ”の馬がウマ娘化した!ということでこれまでのキャラとは意味が違います。

ネット上でも

  • ゴリゴリの社台じゃん!
  • これは歴史が変わった…
  • うおおおおおおおおおおおおおおおお!

と、興奮気味に盛り上がっています。と同時に「なぜ急に社台の馬が?」という疑問の声も挙がっているようです。この記事では、これまでウマ娘に登場することのなかった社台グループの馬がいきなり追加された理由に迫っていこうと思います。

“社台馬”ネオユニヴァース登場に対する世間の声

驚きと喜びの声が溢れています。競馬界および競馬ファンにとって社台グループの馬の存在感がいかに大きいかが分かりますね。

社台馬登場の何がスゴい? 

今回突然社台馬が登場した理由に迫る前に、そもそも社台馬が登場することの何がスゴいのか、について少し触れておこうと思います。

競馬界の巨人「社台グループ」

競馬界にとって社台グループはまさに“巨人”と言えます。

サラブレッドの生産家として、そしてオーナー(馬主)として、日本の競馬を語る上で社台グループの存在は欠かせません。

G1レース出走馬のほとんどが…

例として2022年に行われた日本ダービー出走馬を見てみましよう。

競馬界の頂点であるダービー出走馬18頭のうち、社台グループの生産馬は実に11頭!割合にすると6割以上が社台グループの生産馬ということになります。(一番下の行が生産牧場、ノーザンファームもしくは社台ファームの名前が目立つ)

さらに、出走馬の血統の中(父馬や母馬およびその先祖)に社台グループの馬の名前が一つもない馬はゼロです。

この傾向は日本ダービーに限らず他のG1レースでも似たようなもの。つまり日本の現代競馬は社台グループの存在なくして成立しないと言えるのです。

当然、活躍馬も多数

今回、社台馬の中から先陣を切ってネオユニヴァースが登場しましたが、社台グループの活躍馬は他にも名前を挙げたらキリがありません。

近年のG1ホースをざっと並べるだけでこんな感じ↓

時代をさらに遡ればまだまだたくさんの名馬がいます。

社台馬が使用できるようになったということは、ウマ娘において「新キャラクターが不足する」という心配は完全になくなりました。

いや、むしろキャラクター化できる馬が多すぎて、キャラデザインのパターンの方が不足するのではないか?と心配になります。

ゲームにとっても競馬ファンにとっても意義深い

社台馬の解禁はウマ娘というゲームにとってはもちろん、実際の競馬ファンにとっても非常に意義深いものと言えます。

「あの社台が動いた」となれば、今までウマ娘を敬遠していたファンも、その存在を認めざるを得なくなります。これは「ウマ娘」というゲームが、もはや日本競馬を象徴するコンテンツの一つに成長したと言える出来事なのです。

↑ネオユニさん、やはりデザインもかなり優遇されている?

社台馬が解禁された理由

日本競馬界における社台グループの存在感が分かったところで、なぜ社台馬が解禁されたのか?その理由を掘り下げていきます。

理由その①お布施

社台馬が解禁された理由その①は、ウマ娘を展開するサイバーエージェント(Cygames)のトップ・藤田晋社長による社台グループへの”お布施”です。

↑藤田晋氏

藤田氏はかねてより競馬に入れ込んでおり、ウマ娘が大ヒットしたことも後押しし2021年に念願の馬主資格を取得。

そしてウマ娘によって得た潤沢な資金を存分に活用し、社台グループが主催するセレクトセール(競走馬のセリ市)で高額馬を次々と落札したのです。

↓は2021年のセレクトセールで藤田氏が落札した馬の一覧です。

  • サンタフェチーフの2020 1億6000万円 牡 ノーザン
  • ワイルドラズベリーの2020 7800万円 ノーザン
  • ヴィンテージローズの2020 2億円 ノーザン
  • ベルアリュールⅡの2020 1億500万円 ノーザン
  • ラスティングソングの2020 9200万円 ノーザン
  • ケアレスウィスパーの2020 6400万円 ノーザン
  • ファイネストシティの2020 3億円 ノーザン
  • ムーングロウの2020 8600万円 ノーザン
  • イルーシヴウェーヴの2020 1億2000万円 ノーザン
  • カヴァートラブの2021 1億5000万円 ノーザン
  • ポジティブマインドの2021 1億8000万円 ノーザン
  • ラブリーベルナデットの2021 2億円 社台
  • アイムユアーズの2021 1億5000万円 ノーザン

(金額の横が生産牧場。「ノーザン」は「ノーザンファーム」という社台グループの中の牧場)

総額にして20億円近く競走馬を購入。

いくら競走馬ビジネスは動くお金がデカいと言っても、この額には驚きです。社台グループにとっても自分のところの生産馬をこれだけ購入してくれるお客様はそうそう現れません。

“お布施”と書くと少々イメージが悪いですし、藤田氏はあくまで「ウマ娘で得た資金は競馬界に還元したい」と語っており、見返りを求めての買い物ではないと思います。

しかしこんな”上客”に「おたくのお馬さん、使わせてください」と言われたら、社台グループだって無下にはできないでしょう。

理由その②元々2周年のタイミングで解禁だった可能性

理由②は、そもそも社台馬の解禁がウマ娘の配信から2周年を迎えたタイミングで計画されていた可能性です。

ソシャゲの寿命はヒットしなければあっという間に尽きてしまいます。

藤田氏も競馬界における社台グループの存分は当然承知していたでしょうから、ウマ娘が今ひとつヒットしなかった際の「切り札」として社台馬の解禁を考えていたということはあり得ます。

ウマ娘はそんな心配をする暇もないほど瞬く間に大人気となりましたが…。

社台グループの会長である吉田照哉氏も、ウマ娘に対して決して批判的でなかったことは2021年セレクトセール時の↓の発言で証明されています。

巷でウワサされているような「自分ところの馬を美少女化するなんて断じて許さん!」というような姿勢ではなかったことは明白です。

いずれにしても、ゲームが成熟期を迎えたこの2周年というタイミングで社台馬を解禁できたことは、本当に大きな意味があると言えるのは間違いありません。

ディープやオルフェは…?

↓は、競馬雑誌・優駿において「未来に語り継ぎたい名馬」という特別企画で上位選出された馬たちです。

1位はディープインパクト、2位はオルフェーヴルとなっており、この2頭は未だウマ娘に登場していません。

競馬に興味のない人でも知っているほどの名馬がゲーム内に登場しないというのは寂しい話です。今回の社台馬解禁によってディープやオルフェがウマ娘に登場する可能性も出てきたのでしょうか…。

オルフェは可能性あり、ディープはほぼ無理

ディープインパクトの生産牧場は、先ほども登場した社台グループの「ノーザンファーム」。

オルフェーヴルの生産牧場も、同じく社台グループの「社台コーポレーション白老ファーム」。

ならば両馬とも登場の可能性ありか?と思いきや、この2頭は馬主が異なるため全く土俵が違います。

オルフェーヴルの方の馬主は「サンデーレーシング」という社台系の馬主クラブ。一方、ディープインパクトの馬主は「金子真人」氏という個人馬主。

オルフェーヴルは、今回馬主も”同族”であるネオユニヴァースが登場したことで、かなり登場の目が出てきました。

しかしディープインパクトはこれまでも金子氏が全く使用許可を出す気配がなく、キングカメハメハやクロフネといった金子氏が所有していた名馬も一切ウマ娘に登場していません。

自分の馬が二次使用されたり安易にゲームに登場させられることを非常に嫌うとウワサの金子氏。同じ社台グループ生産馬であっても、最終的な馬の所有者である「馬主」の許可が出ない限り、ウマ娘に登場させることはできません。

ここまでの経緯から、ディープインパクトの実装に関してはかなり難しい状況に変わりはないようです。

↑日本競馬史上”最強馬”の登場は夢の中なのか…

ウマ娘に社台馬解禁の理由はお布施と計画性?

ネオユニヴァースの登場で「ついに社台馬解禁だ!」と盛り上がるウマ娘。突然社台グループの競走馬が実装された理由に迫ってきました。

その理由として

  1. サイバーエージェント・藤田社長が社台生産馬を大量購入した”お布施”の効果
  2. 社台馬の登場は元々ウマ娘の成熟期に合わせた戦略だった

の2つを提唱させていただきました。

兎にも角にも競馬界の巨人・社台グループの名馬たちが今後も登場するであろうウマ娘。

第2期のブームが到来する可能性も高そうです。 ただ、根強い「美少女化に対する否定的な意見」も消えることはないでしょうが…。