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NewPost 2021年発行

【大坂なおみ】会見拒否に姉・まりさんが言及…原因はクレーコートの不成績?

全仏オープンの開幕前に、試合後の記者会見を拒否すると発表したことが騒動となっている大坂なおみ選手。

記者会見の拒否に対しては罰金の措置が取られ、毎回1万5,000ドル(約165万円)が科されます。

また会見拒否を続ける場合、開催中である全仏オープンの失格処分、さらには以降の4大大会の出場停止処分すら科される可能性もあるとのことです。

大坂選手は会見拒否の理由を「心の健康が無視されている」「何度も同じ質問をされたり、自信を失わせる質問を受ける」としています。

それは一体どんな質問をされたからなのか…大坂な選手の最も身近な人物の一人が言及しました。

姉・まりさんが反応

この事態を受けて、大坂なおみ選手の姉・まりさんが投稿サイト「reddit」で背景を説明しました。

(※現在は投稿は削除されています)

「心を守るため」

まりさんは大坂なおみ選手が会見拒否した理由を、クレーコートでの成績不振を毎回記者会見で問われ続けたことがきっかけだと説明。

これを「心を守るため」だとしました。

妹の気持ちを慮る

なおみはほとんどの場合、自分の行動を説明するのが苦手なんです

彼女がイタリア国際1回戦で負けたとき、彼女の自信は完全に打ち砕かれ、みんなの発言や意見が頭に浮かび「自分はクレーコートが下手だ」と思っていたのだと思います

でもそれ(会見拒否)は本意ではありません。全仏で勝つためには、自分はできると信じなければならない。これはアスリートが行うべき最初のステップです。自分自身を信じること

と、妹の言動を慮る発言をしています。

否定も肯定もしていないが…

また、

彼女の解決策はすべてを遮断することでした。彼女の心に疑いを抱くような人と話さないようにする。彼女は自分の心を守っているのです

としました。

しかしこれがもし真実だとしたら、世間を納得させるのは難しいのではないでしょうか。

要約すれば「苦手分野についていちいち言われるとムカつくから会見しません」というだけのことです。

大坂なおみ選手の会見拒否の裏には、彼女がやたらと敏感に反応する黒人差別問題や、女性アスリートならではのデリケートな質問に対する苦労など、もっと深い問題提起があってのことだと推測されていました。

ところがどっこい、ただ単に個人的な感情による拒否だということになると、これは理解を得られないでしょう。

大坂なおみ選手本人から改めて説明が必要なのではないでしょうか。

本当にクレーコートが苦手?

大坂なおみ選手は本当にクレーコートが苦手なのでしょうか。

成績を振り返ってみましょう。

4大大会の成績

テニスの4大大会を既に4度優勝している大坂なおみ選手。

その内訳は全米オープン2回、全豪オープン2回です。

この両大会はハードコートと呼ばれる、表面が硬いコートで行われています。

具体的にはセメントやアスファルトの上に化学樹脂がコーティングされており、テニスコートの中でも最もよく使われているコートです。

それに対し、現在大坂なおみ選手が参加している全仏オープンのコートはクレーコート

その名の通り、クレー(土)でできたコートです。

このクレーコートで行われる全仏オープンで、大坂なおみ選手はまだ3回戦より先に進んだことがありません。

今年行われた大会でも…

今年5月上旬にスペインで行われた「ムチュア・マドリード・オープン」でも、大坂なおみ選手は2回戦敗退。

相手は世界20位の強豪ではありましたが、ハードコートでの大会に比べ、明らかに成績が悪いことが分かります。

また、2020年には全米オープンを優勝した後、全仏オープンを欠場しています。コンディション調整がうまくいかなかったため、としていますが、苦手意識があることは疑いようがありません。

ナーバスになるのは分かる

これだけ成績の差がハッキリ出るということは、間違いなく大坂なおみ選手はクレーコートが苦手なのでしょう。

ですがクレーコートを苦手とする選手はたくさんいます。

ボールのバウンドや軌道が変化しやすく、踏ん張るときの馬力も必要なクレーコートは非常に特殊なコートなのです。

世の中にはクレーコートで「宇宙最強」を誇るナダル選手という変人もいますが、一般的には苦手な選手の方が多いのです。

結果が出ず悔しいのは分かりますし、苦手だからこそ試合だけに集中したいのは分かりますが、みんな条件は同じです。

「会見拒否して罰金払えばいいんでしょ」という問題ではないことを、多くの選手も分かっていることでしょう。

その証拠に、この大坂なおみ選手の行動に続く選手は、今のところ現れていません。

まとめ

実の姉であるまりさんによる説明は、身内という非常に近い存在が語った内容ですからある程度信憑性は高いと思われます。

ただその理由は納得のいくものではなく、むしろ火に油を注いでしまいそうなものであったと言えます。

プロスポーツ選手である以上、勝負をするすべての選手の条件は同じでなければいけません。

有名選手だからと、会見拒否が許されるならばそれは差別です。

彼女が最も忌み嫌う「差別」を、彼女自身が生み出してしまっていることに早く気づいてほしいと思います。