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2021年発行

田村正和さんのエピソードまとめ!関係者から語られる逸話がいい人&カッコ良すぎる

2021年4月3日、心不全のためこの世を去った田村正和さん。

テレビや映画でその姿は何度も拝見しましたが、普段の姿や素の部分というのはなかなか表に出てきませんでした。

今回、非常に残念な形ではありますが追悼コメントということで数多くの関係者から様々なエピソードが語られています。

それらを知った上で改めて田村さんの出演作品を見れば、また違った観点から楽しめるかもしれません。ということでまとめてみました。

田村正和さんエピソード

泉谷しげるさん(ドラマ「男たちによろしく」などで共演

「正和センパイは、色男だが痩せてて声は小さいが、オフでは意外と男らしいところも」
「オイラが、ロケ弁当が冷えてて美味しくない~とブーたれてると『出されたモノはありがたく黙って食え!』と正和センパイに怒られてしまったではないか……」

あんな大スターなのに「出されたモノはありがたく・・・」ってスゴイです。まさに“実るほど頭をたれる稲穂かな”ですね。

羽田美智子さん(ドラマ「夫婦。」で共演

「目の前で動いて台詞を仰ってるのを信じられない思いで眺めてました。雲の上の人が目の前に現れた、言い様のない不思議さに包まれて、、、」
「肩からガウンを羽織り、専用グラスでドリンクを飲んでらしたり、NGが全くなく一発で本番を決めるとスーっと現場から離れていかれる姿。どこを切り取ってもかっこよい思い出しかありません」

女優さんから見ても「雲の上の人」。一体どれだけのオーラを纏っていたのでしょうか。その存在感の大きさを物語るエピソードです。

坂上忍さん(舞台で共演)

大阪で食事会場へ行く時に田村さんと車に同乗し
「繁華街のところで狭い道のところで混んでて止まったのよ」
「止まったのがたまたま風俗街のところで、俺の側のところに何とか学園、入学募集中とか書いてあって。でも冗談言える相手じゃないから、そしたら、いきなりぼそっと『僕も入学したい』って言うから、これ笑っていいの、笑っちゃいけないのって」

高貴で周りを寄せ付けない雰囲気なのかと思いきや、こんなお茶目な一面も見せてくれる・・・でも実際にそんな場面に遭遇したら、たしかに反応に困ってしまうかも

広末涼子さん(ドラマ「オヤジぃ。」で共演

「いつも優しい微笑みで迎え入れてくださり、美しい立姿に見惚れてしまうほど、どんな時も田村さんの所作や仕草は綺麗でした。

広末さんと田村正和さんの年の差は実に37歳。親子ほど年の離れた異性をも魅了してしまう男前っぷり。こんな男になりたいもんです。

宮迫博之さん(ドラマ「美しい人」で共演)

「初めて連ドラに出させて頂いたのが田村さん主演の『美しい人』 慣れない現場で緊張している僕を収録のたびにイジって場を和やかにして頂き本当に救われました、ありがとうございました」

相手が年下の芸人さんであっても優しく話しかける田村さんの姿が目に浮かびます。宮迫さん、あなたも後輩たちに慕われる存在になってくださいね。

森山良子さん(成城学園高校の同窓生)

「良子ちゃん、良く飲みに行くの?」
「僕なんかが行っても大丈夫な小料理屋さんないかなぁ、、」

と田村さんから尋ねられたことがあったとそうです。森山さんが
「え?いらした事ないんですか?」と聞くと


「一回もないから行ってみたい、、、」

と。あれだけの大物になるとちょっと食事をしようにも大変なのですね。でも行きたいところが「小料理屋さん」というところが何だか可愛らしいです。

石橋貴明さん(コントで何度も田村さんのモノマネを披露)

「田村さんのスタジオに行ったら、本当にスタジオの片隅で読んでいて、『すみません、石橋です。いつもなんかすみません。 “それいけマサカズ”(コントのタイトル) とかやっちゃって』って。そうしたら『あんな(話すの)遅くないよ』って」

石橋さんのコントを見ていたようで、すかさずツッコミを入れられたそうです。モノマネされて怒るどころかそれを楽しむ心の広さ・・・どこまで人格者なのでしょう。

上沼恵美子さん(舞台で共演)

主演である田村正和さん(もちろん既婚)のことを、相手役だった女優さんが本当に好きになってしまったそうです。上沼さんは長い舞台に飽きてきていたこともあって
「ホテルの部屋まで行って告白してき!」
とけしかけたそうです(何でまたそんなことを・・・)。本当に告白に行った女優さんを田村さんはいったん部屋に入れると、

「ちょっと冷静になりましょう。主役のことを好きになるんだろう。それは擬似恋愛だよ」

諭して帰らせたのだとか。これはちょっとカッコ良すぎですよね。私なら鼻の下が地面につくぐらい伸びてしまいます。

ナインティナイン(CMで共演)


「挨拶行って『よろしくお願いします』って言っても、本当にタメがあって、眉毛クッと上げて、「よろしく」みたいな。ホンマにずっと“田村正和”さんのままで。

芝居のときはもちろん、普段から常に「田村正和」であることを意識されていたのだと感じます。今、こういう本当の意味での高級感を持った俳優さんはすごく少なくなりました。

まとめ

私生活やプライベートは謎に包まれている田村正和さん。近しい人たちからこうした普段のエピソードが聞けるのは嬉しいですね

そしてどんなときでも期待を裏切らない、人としての魅力がたっぷりな立ち振る舞いをされていたことが分かるお話ばかりです。

我々視聴者だけでなく、関係者や芸能人すらも魅了してしまうほどのスターであった田村正和さん。

その生き様に、学ぶべきことはたくさんありそうです。