今年も熱戦が繰り広げられている夏の甲子園。
中でも圧倒的な強さで優勝候補の大本命に挙げられているのが大阪桐蔭高校です。
もちろん桐蔭が強豪校であるのは毎年のことですが、今年はその強者っぷりから「甲子園をつまらなくしている」と、いつになく批判が噴出しています。
しかし実際に強いものは強いので、桐蔭の選手や関係者は別に悪いことをしているわけでも何でもありません。
この不自然な叩かれようにはネット上でも
- 桐蔭の選手達がかわいそう…
- 強くて何が悪い?
- そもそも何でこんな叩かれてるの?
などの声が挙がっています。
この記事では、なぜ大阪桐蔭高校がここまで叩かれているのか、その理由や背景に迫っていこうと思います。するとそこには意外な黒い噂がありました…
もくじ
桐蔭に集まる非難の声
大阪桐蔭に対する批判の声は多数挙がっています。
大半が「強すぎてつまらない」という声ですが、そもそも強いものが勝つのがスポーツの大前提。
そんな基本的な部分を無視した「大阪桐蔭を貶めたい」という影の力によって、世間の声が扇動されてしまっている感があります。
そもそもそこまで強すぎるわけじゃない
たしかに強い今年の大阪桐蔭ですが、大阪予選こそ圧倒的強さで勝ち上がってきたものの、本大会ではここまで
- 1回戦 vs旭川大 6-3
- 2回戦 vs聖望学園 19-0
- 3回戦 vs二松学舎大 4-0
と、エグいスコアは2回戦だけです。
これで「強すぎる」ということ自体、そもそも無理があります。ましてや叩かれるほどの強さとは到底言えないと思います。
スーパースターも不在
今年の大阪桐蔭には正直言って「スーパー」と呼べるスター選手はいません。
エースの前田投手こそここまで異次元の数字を叩き出していますが(ちなみにここまでの成績↓)
前田悠伍
3勝0敗 18回 32奪三振 2四球 被安打4
防御率0.00
被安打率2.00
奪三振率16.00
四死球率1.00
選手のスター性だけならば、根尾選手(現中日)や藤原選手(現ロッテ)がいた2018年や、藤浪選手(現阪神)や森選手(現西武)がいた2012年の方が華があります。
“人気者だから叩かれる”というのともまた違う感があります。
大阪桐蔭が叩かれる理由
それではなぜ、今年の大阪桐蔭がここまで叩かれてしまうのか、その理由に迫っていきます。
叩かれる理由その①OBが母校を良く思っていない?
理由その①は大阪桐蔭野球部のOBが母校に対して良い印象を持っていないことです。
以下は、大阪桐蔭野球部から初めてのプロ選手となった、元中日ドラゴンズ・今中慎二氏の発言です。
「良い選手をそこらから集めてるだけの大阪桐蔭に指導力なんてあるわけない」
「藤浪の迷走もホントのこと言えば大阪桐蔭が悪いのよ 基礎を叩き込んでない選手は落ちてからが長くなるの」
「そのくせOBに寄付しろばっかり言うてきてね」
「母校愛?あるわけないやろ」
「寄付してもお礼も何もない、して当然と思ってる」
「一回手紙が来たのよ、やっとお礼状かと思って読んだら優勝したから寄付よこせって」
「破って捨てたわ」
発言のソースもちゃんとあります↓
動画の中でもありますが、これはあくまで今中氏個人の意見です。桐蔭野球部OBの全員がそう思っているというわけではないでしょう。
しかしながら、プロでも大活躍し、学校にとっては自慢のOBであるはずの人物にここまで言われてしまうとは…
その体質に何らかの問題がある可能性は高いのではないでしょうか。
藤浪選手の現状にも言及している辺り…
今中氏の発言で注目すべきは藤浪晋太郎選手の現状にも言及している点です。
同じ投手として、思うところが色々とあるのでしょう。
単に寄付金などお金の問題だけなら半分冗談で済みますが、一人の人間の人生を左右しかねないその指導法にも警鐘を鳴らしているのは、相当重い発言と言えます。
思えば今中氏自身も、選手としては短命でした。
もしも大阪桐蔭が「甲子園で勝つためだけの指導をしている」のだとしたら…これは批判されて然るべきでしょう。
叩かれる理由その②資金源である大学の黒い噂
桐蔭が叩かれる理由その②は、大阪桐蔭野球部の資金源(というか運営元)である大阪産業大学の黒い噂です。
無理やり大阪産業大学を受験させていた?
大阪産業大学は、大阪桐蔭高校ともう一つ、大阪産業大学付属高校という高校も運営しています。
この大阪産業大学付属高校は何を隠そう、いわゆる『底辺校』(偏差値52〜43)。お世辞にもいい高校とは言えません。
それに対し大阪桐蔭高校は進学校の扱いで、両校の生徒の学力の差は、それはそれは大きなものになります。
そして何と!事もあろうか、大阪産業大学は、入学する意思のない大阪桐蔭高校の生徒達に、大阪産業大学を無理やり受験させていたという噂があるのです。
学力の乏しい付属高校からエスカレーター式に上がってくる生徒だけでは大学の偏差値が低くなってしまうため、見せかけの数字を上げるためだけに大阪桐蔭の生徒を犠牲にしていたというのです。
こんな無茶苦茶は許されるはずがありませんね!
刺傷事件にバイトテロも…
また、大阪産業大学では過去に、某コンビニでバイトテロを起こした学生がいたり、卒業研究をサボって卒業出来なかった学生がその研究室の教授を刺すという事件が発生したり…
黒歴史というか、非常に悪いイメージがつきまとっています。
もちろんこれらは大阪桐蔭野球部の選手達には本当に何の関係もない出来事ですが、運営元の背景にはこうした黒い話があるのもまた事実なのです。
高校野球界の盟主となったことが仇に?
全国の野球少年の憧れとなった大阪桐蔭高校の野球部は、今や高校野球界の盟主と言って過言ではありません。
超一流と言っていいスカウティングからそのチーム作りまで、野球に対する真摯な姿勢自体が他の高校を凌駕しているからこそ、ここまでの存在になれたのです。
それは本来、何も非難されることではないはずですが、背景には我々が思っている以上の黒い部分があるようです。そしてそんな黒い部分を知っている人からすれば、現在のように大阪桐蔭が持て囃されている状況は納得できるものではないでしょう。
そうした人達によって、必要以上に大阪桐蔭は叩かれてしまっているのではないでしょうか。
大阪桐蔭はなぜ叩かれる?背景には黒い噂アリ
やたらと叩かれる大阪桐蔭について、その理由を掘り下げてきました。
そこには「強すぎてつまらない」というだけでなく、
- 母校を良く思わないOBの存在
- 運営元につきまとう悪いイメージ
などの理由があることがお分かりいただけたと思います。
しかし例えどんな批判を受けようとも、ただ一つ言えることは全力でプレーする大阪桐蔭野球部の選手達には一切の非も何もないことです。
選手達には周囲の余計な雑音に惑わされず、大好きな野球を思いっ切りプレーしてほしいと願うばかりです。