今回はクリエイタータイアップ型クラウドファンディングサービス「MET(メット)」について解説していこうと思います。
もくじ
METとは
「MET」を手がけるのはあのエイベックスの子会社であるTWHという会社。
ここがエンタテイメント領域に特化した共創型クラウドファンディングサービスである「bridge(ブリッジ)」というサービスを展開しています。
「MET」は、さらにそこから音楽活動家に対象を絞ったサービスを指します。
「bridge」で扱われているプロジェクトの一例
エンタメ領域に特化している「bridge」で扱われているプロジェクトにも少し触れておきましょう。
- 新作能「沖宮」公演支援プロジェクト
- メロンソーダじんべえざめBIGぬいぐるみ制作プロジェクト
- 移動型お化け屋敷「無顔」製作プロジェクト
ほんの一例ですが、このようなエンタメ特化案件の中からさらに音楽に的を絞ったのが「MET」というわけです。
「MET」の概要
METは「楽曲が欲しい」「アーティストデビューしたい」「MVをつくりたい」「ライヴを行いたい」など、音楽活動をしたいという想いを持った人と、実績のあるクリエイターやプロデューサーをつなぎ、クラウドファンディングでの制作費調達からコンテンツの企画制作までを一括で実現させることができるサービスです。
MET利用者は「bridge」上でプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングで制作費などを募ります。
音楽活動はしたいけど、どうやってその活動をステップアップさせたらいいのか?よりプロフェッショナルに近いところでチャレンジをしたいがどうすればいいのか?といった悩みを解決することが可能になるのです。
期待度の高いクリエイターやプロデューサー
先述の通り、METを手がけるTWHの親会社はエイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社。
エイベックスと言えば誰もが知る音楽業界の雄。所属アーティストとして誰を挙げればいいのか迷うほど、有名アーティストが揃います。
- 安室奈美恵
- 浜崎あゆみ
- AAA
- 倖田來未
- TRF
- ケツメイシ
- 氣志圑
などなど・・・過去に所属したアーティストも含むと、とてもここでは紹介しきれません。
そんなアーティスト達を手がけるクリエイターやプロデューサーとなると、自ずと期待値は高まってしまいます。
現状、具体的な名前は公表されていませんが、レコード大賞受賞作家をはじめ紅白出演アーティストなど第一線で活躍する大物の楽曲制作を担うプロとともに、コンテンツの企画制作ができるとのことです。
バックにエイベックスがついているとなれば、これも誇大広告ではないはずです。
onmusicと提携
METは一流の作曲家が活動する作家事務所「onmusic」とも提携をしているようです。
onmusicの実績としては、HYDE、LiSA、MY FIRST STORY、miwa、SonarPocket などの一流ミュージシャンへの楽曲制作を行っているとのこと。
こうしたプロのクリエイター集団が楽曲を手掛けてくれるようです。
すでに動き出したプロジェクト
METでは第一弾としてすでにあるプロジェクトが始動しています。
ボーカルユニットの1st EPプロジェクト
METの記念すべき第一弾プロジェクトは、ネットシーンで活躍するボーカリスト「Rio・カケリネ・つかさし・りょーくん」の4名によって構成されるボーカルユニット「Lust Curaçao(ラストキュラソー)」の1st EPプロジェクトです。
楽曲提供は「大物ロックミュージシャン」という発表だけで詳細は明かされていません。
クラウドファンディングで目標金額を達成した暁には、EP収録曲のうちメインとなる1曲を、有名アーティストの楽曲・MVも手掛けるプロのクリエイターとともに作っていくとのことです。(※詳細は達成後発表)
Lust Curaçao(ラストキュラソー)って?【動画あり】
プロフィールによると
ネットシーンで活躍するRio・カケリネ・つかさし・りょーくん の4名によって構成。ライブイベント“Capital Rhythm”より派生したボーカルユニット。ロック色の強いバンドサウンドを中心とした楽曲を発信している。ボーカルユニットとロックバンドのコンセプトを混ぜ合わせた唯一無二の存在となるべく活動中。
とのこと。
まだまだこれからミュージックシーンへ羽ばたいていこうとしているユニットのようです。
Lust Curaçaoの紹介動画がこちら↓
まとめ
コロナ禍はエンタメ業界にも多大な影響を及ぼしており、有名ミュージシャンですらライヴ活動ができなかったりツアー中止を余儀なくされたり、苦しい状況が続いています。
そんな中、まだ実力や実績の乏しい若手アーティストは満足な音楽活動すらできていないのは想像に難くありません。
これが原因で本当に才能溢れるミュージシャンやアーティストが注目を浴びることのないまま埋もれてしまうのはあまりにももったいない話です。
METのシステムがそうした若い才能にたくさんのチャンスをもたらしてくれることを祈りたいと思います。