JR東日本千葉支社は、JR京葉線の新習志野~海浜幕張間に設置される「幕張新駅」(仮称)について、駅名の公募を始めると発表しました。
駅名は6月1~30日までパソコンやスマートフォン、郵便はがきで受付がされるようです。
駅名の公募と言えば思い出されるのが「高輪ゲートウェイ」の悲劇・・・。
この記事では今回の公募に関しての詳細をまとめつつ、高輪ゲートウェイ事件についても振り返ってみようと思います。
もくじ
公募に関して
応募資格
まず今回の「幕張新駅」の駅名公募は有資格者のみ権利があります。
それは「千葉市在住、在勤、在学者」。
要はまったくその駅を利用しない人には権利がないということです。これに関してはJR東日本千葉支社・中川晴美支社長が「多くの地域の皆さま、お客さまに愛される駅になってほしい」と語っていることから、より地域に根ざした駅となってほしいという願いがあると思われます。
問題は決定の基準
駅名は有資格者が1人1点、応募ができることになっています。
ここで高輪ゲートウェイの悲劇が繰り返されるのではと予想される要素が出てくるのですが、駅名の決定はその応募数ではなく「JR東日本千葉支社の社内でふさわしい名称を決定する」となっているのです。
つまり応募数1位の駅名が圧倒的多数であっても、「ふさわしい」と判断されなければ選ばれないことになります。
高輪ゲートウェイの場合
2018年、高輪ゲートウェイ事件の際は応募総数が約6万4,000件。(約1万3,000種類)
その中から選ばれたのが「高輪ゲートウェイ」という駅名だったわけですが、じゃあ「高輪ゲートウェイ」が6万4,000の応募のうち何票だったかというと・・・
わずか36件!!
順位にすると130位でした。
さすがにこれは出来レースなのではないか、と誰もが思うところです。
予め「高輪ゲートウェイ」という名称は決まっていて、公募は形だけのものであったという疑惑が生まれるのも当然と言えます。公募した意味がありません。
応募数36というのは全体から見るとたった0.056%。公募1位は「高輪」で8,400票が集まっていましたから、これと比較しても0.42%しかありません。
これだけの差を覆して「高輪ゲートウェイ」とする理由が見当たらないのです。
出来レースだと思われる要素
出来レースだと思われる要素は他にもあります。
①採用されても何もない
これは募集要項にきっちりと記載がしてあります。
・応募された駅明案が採用された場合でも商品等の提供はございません。
応募数1位の案には何千、何万という票が集まることが予想されるので商品などを用意するのは非常に困難であるというのもあるでしょうが、取りようによっては「実はもう決まっているから商品や賞金は発生しませんよ」と言っているように聞こえます。
②イオンが絡んでいる
この新駅の計画が具体化したのは平成29年12月なのですが、準備を進める協議会を構成しているのは千葉市と県、そしてイオンモールとなっているのです。
現にこの新駅のすぐ近くにはイオンモールが存在し、駅と直通の施設となることが予想されます。おそらくは駅の建設費用にもイオンが関与しているのではないかと思われます。
ということは当然、イオンは自社またはそれに関連するワードを駅名に入れようとするはずです。
すでに大喜利合戦の様相
こうした背景もあってTwitter上ではすでに駅名で遊んでしまっています。
- 幕張ニッセ
- 幕張メッセここじゃないよ駅
- 幕張ゲートウェイ
などなど・・・
以下、Twitterより
公募によるリスク
パソコンやスマホからでも手軽に応募ができるとなると、必ず涌くのが「おふざけ組」。
上記のような絶対に採用されることのない駅名を、どういうわけか組織票を集めて上位に食い込ませてくる。
そういうリスクを考えると、安易に応募数1位の名称に決めるというのは危険な気がします。でもそれなら公募という形そのものを取らなければいいわけで・・・
まとめ
新駅の完成は2023年ですが、駅名は今年の秋にも発表がされるとのことです。
どう転ぶにせよ地元の方々にとって馴染みやすく、使いやすい駅にすることが最優先されるべきです。
名前なんて二の次でいいのですが、高輪ゲートウェイ事件で失った公募という形の信用は簡単には戻らないようですね。
それにしてもいかに「高輪ゲートウェイ」という駅名が衝撃的だったか・・・絶対に駅名を忘れないという点ではある意味成功だったのでしょうか。