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2022年発行

清原の中日コーチ就任は本当か…可能性は何%?二人の間に黒い交際の影アリ

あの清原和博氏が中日ドラゴンズにコーチとして入閣か?との衝撃のニュースが流れてきました。

清原氏といえば、2016年2月に覚醒剤取締法違反で現行犯逮捕されたことが大きな話題となりました。

現在は執行猶予も満了し、テレビで野球解説を務めるなど少しずつ野球界にも復帰をし始めています。

しかしここでいきなりドラゴンズのコーチ就任とは、さすがに穏やかな話ではありません。

ネット上でも

  • おいおいマジかよ…
  • 立浪は何考えてんだ
  • 極道球団まっしぐらだな

など、驚きと困惑の声が挙がっています。

この記事では、清原氏の中日ドラゴンズコーチ就任の信憑性についてあれこれ考察しながら、噂の背景にある立浪監督の思惑についても掘り下げていこうと思います。

清原の中日コーチ就任?に対する世間の声

https://twitter.com/LOVEISSTRONG42/status/1533950842470268928

もちろん実現れば盛り上がることは間違いないでしょうし、清原のユニフォーム姿を観たい!と球場に足を運ぶファンも増えるでしょう。

しかし事がそんな単純にいくはずもないのは皆さんお気付きのようですね。再び薬物との接点ができてしまうのでは…と危惧する声もあります。

清原のコーチ就任は本当か…可能性は?

では実際に清原氏がドラゴンズのコーチに就任する可能性について迫っていきます。

そもそも事の発端は…

そもそも清原氏の入閣という仰天ニュースの発端となったのは、中日ドラゴンズの人事にありました。

中日は、シーズンが開幕してまだ2ヶ月ほどしか経っていない5月23日、中村紀洋打撃コーチを何の前触れもなく2軍に降格。

あまりの急な人事に「一体何があったのか」と騒然となりました。

降格の経緯は?

この降格の経緯について立浪監督は

「これは内輪の話というか(中村)ノリに問題があったわけでもなんでもない。ここは、コメントはあえて控えさせてもらいます

と歯切れの悪いコメント。

その後一部報道で、今季から中日の実質ナンバー3である『編成統括』に就任した仁村徹氏が、若手の育成方針を巡って中村紀洋コーチに激怒したためと報じられました。↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/fdaf04db7477edec9641ef93a06866709268d05a

確かに内輪モメであることは間違いなく、立浪監督がコメントしづらい内容なのは分かります。

しかしこんなタイミングでの人事異動は異例中の異例。ドラゴンズの選手達にとっても良い事とはとても言えないでしょう。

そのため、説明されても「他にも何か理由があるんじゃないか」と勘繰ってしまいますよね。

立浪監督の布石か

中村紀洋コーチとは打撃理論で噛み合わない部分が元々あったという立浪監督。

https://twitter.com/bAiXwkOatzsfrHU/status/1528726442733109248

先ほどの仁村氏もそうですが、ヒットをたくさん打つバッターと、中村ノリコーチのようなホームランをたくさん打つバッターとでは、色々食い違う部分があるのは当たり前。

それでもお互いいい大人ですから、周囲に迷惑をかけてまで『自分と意見が合わないから』という理由だけで配置転換を行うとは思えません。

この中村コーチの突然の降格劇は、来シーズン清原氏を打撃コーチとして迎え入れるための布石なのではないか…と考えるとたしかに合点がいくのです。

最近中日とベッタリの清原さん

現役時代、在籍したこともなければ特に接点のなかった中日ドラゴンズと、なぜかここ最近はベッタリの清原氏。

  1. 中日の春季キャンプに「ゲスト」として赴く
  2. 中日の将来の大砲候補・石川昂に熱血アドバイス
  3. 中日の本拠地開幕戦に東京からわざわざ足を運び、立浪監督を激励
  4. 中日vs西武の交流戦で、地元テレビ局「CBCテレビ」の解説者として立浪竜に熱視線

と、そのベタベタぶりはここ最近だけで何度も見受けられます。

↑青いキャップ姿もすかりサマになっている清原氏

さらに

立浪監督との繋がりがあって、こういう仕事をいただいたりしていますから。後輩でありますけど感謝しないといけないですね」

と発言。

悪い見方をすれば清原氏のゴマすりとも取れる一連の行動ですが、まあそれはいいでしょう。

これらはもちろん立浪監督が、高校時代の先輩で野球人としても慕う先輩の球界復帰のために一肌脱いでいる、と見るのが普通です。

ところが…

やっぱり付き纏う「黒い交際」の影

立浪監督と清原氏はPL時代に培った絆で現在も結ばれている…というのは実に美しい話ですが、この二人には避けて通れない「黒い交際」の影があります。

野球賭博事件

2015年、球界全体を揺るがした野球賭博事件の渦中に、立浪監督(当時は監督ではないので以下、立浪氏でいきます)がいました。

野球賭博の中心人物とされたA氏は、立浪氏から巨人の選手を紹介されたとの報道が流れたのです。

もちろん立浪氏はこれを真っ向から否定。

このときに立ち上がったのが、他でもない清原氏でした。

揉み消しを暴力団に依頼…

清原氏は立浪氏に降り掛かった疑惑を払拭するため、そのトラブル処理を暴力団である山口組関係者に依頼。

このとき清原氏は、

「もし(週刊誌に)やられたら、タツ(=立浪氏)はもう絶対監督になれない」

と後輩の行く末を案じていたそうです。

いや、暴力団との関係ができる事の方がよっぽどヤバいんですがそれは…。後輩思いで優しい清原パイセンの、心温まるエピソードです。

効果があったのかどうかは不明も

清原氏のこの行動が実際に立浪氏を救ったのかどうかは分かりません。

しかし現実として立浪氏は今、立派に中日ドラゴンズの監督に就任しています。

立浪監督が清原氏に強い恩義を感じていたとしても不思議はありません。

落合引きずり下ろし事件

こちらは暴力団とは直接関係ないと思われますが、立浪監督が誕生する以前、その就任の大きな壁となっていたのが落合博満氏の存在でした。

落合氏は、立浪氏の監督就任に大反対だった中日の白井文吾オーナー(当時)の寵愛を受け、ゼネラルマネージャーとして君臨。

立浪氏が監督就任のチャンスだったタイミングでも、白井オーナーと落合GMの差配によって『谷繁元信選手兼監督』という選択になったことに清原氏は激怒。

「ふざけてるわ! 監督は立浪がならんとアカンでしょ。立浪の存在っていうのは巨人で言うたら原さんや。なのに落合さんがずっと邪魔し続けてるんや」

「そういえば(落合氏が)終身GMなんて報道もあったらしいな。一生、立浪を監督にさせない気かよ!

と、公然と落合氏を批判したのです。

このときたしかに、観客動員数減少や選手の年俸問題で中日内に「反・落合」の流れができつつあったのは事実。この清原氏の『援護射撃』のおかげ(?)もあって、落合体制は終焉へと向かいます。

落合氏が去り、白井オーナーが引退したことで、ついに「立浪監督誕生」へと繋がっていくのです。

立浪監督も並々ならぬ清原氏への感謝が?

方法はどうあれ、立浪監督からしたらここまでして自分のことを考えてくれる先輩が居たら嬉しいのは間違いありません。

そしてその先輩が路頭に迷っていたら…助けてあげたくなるのが人情というもの。

清原氏をいきなりコーチとして招聘するのは少々やり過ぎな気もしますが、受けた恩はきっちり返すのが義理だと立浪監督が考えているならば…

何と言っても任侠の世界では仁義を通すことこそ正義

って、別に立浪監督はそっちの世界の人ではないです…よね?

↑ネット上で有名な画像…とてもカタギには見えないPL学園・OBの皆様

黒い噂の消えない2人…それでも清原の中日コーチ就任の可能性は…

清原和博氏の中日ドラゴンズコーチ就任という仰天ニュースの背景に迫ってきました。

現状として、清原氏と中日ドラゴンズの距離が近いのは事実であり、立浪監督の尽力で清原氏の球界復帰が少しずつ現実味を帯びています。

しかし、2人につきまとう黒い噂は未だに消えることなく、清原氏の復帰には球界からも大きな批判の声が挙がるのも容易に想像がつきます。

そう考えると、清原氏の中日ドラゴンズコーチ就任の可能性は

50%

程度ではないかと思います。希望的観測も多分に入っていますが…

色々ありましたが清原氏は紛れもなく日本球界のスーパースターであり、その功績を考えるともう一度ぐらいチャンスがあってもいいのではないでしょうか。

「色々あった」のは立浪監督も一緒ですしね…。