サッカー元日本代表のカズこと三浦知良選手(54)が、日本フットボールリーグ(JFL)・鈴鹿ポイントゲッターズに移籍することをいよいよ発表。
超ベテランになってもその知名度と注目度は抜群のキングの移籍は大きなニュースとなりました。
その影響力はご本人のみならず、2021年の大晦日に次男である三浦孝太選手が格闘家YUSHI選手とRIZINの舞台で対戦、これまた大変な話題となったばっかりです。
カズ選手の移籍先である鈴鹿ポイントゲッターズはカズ選手の実兄である三浦泰年氏が監督兼GMを務めるチームということで移籍は円満な形で収まるかと思いきや…
ネット上ではその鈴鹿ポイントゲッターズに対して不穏なウワサが…
- 鈴鹿ってあの八百長疑惑の…
- クリーンな日本サッカー界ではあり得ない話だぞ
- カズの年俸や給料は大丈夫?
などの声が上がっています。
この記事では、鈴鹿ポイントゲッターズに関する八百長疑惑について迫りつつ、気になるカズ選手の年俸や給料面についても掘り下げていこうと思います。
もくじ
鈴鹿の八百長疑惑に対する世間の声
疑惑に対して多くの方が不信感を持っているのに加え、カズ選手の今後についても心配の声が聞かれます。
鈴鹿ポイントゲッターズの八百長疑惑
それでは鈴鹿ポイントゲッターズの八百長疑惑に関して迫っていきます。
元執行役員の告発で明るみに
鈴鹿の八百長疑惑が明るみに出たのは、チームの元執行役員がTwitter上で告発したことがきっかけでした。
元執行役員、塩見大輔氏(41)が自身のツイッターで
「カズ選手をここに入れてはいけない」
と訴え、約1年前の昨季最終節でクラブ会長から「負け試合」を命じられたと述べたのです。
負け試合を選手に指示
八百長の内容は次の通り。
2020年11月29日に行われたシーズン最終第15節・ソニー仙台戦で
「負け試合をすることを選手に伝えろ」
と、塩見氏はチームの会長である西岡保之会長から命じられたというのです。
さらに塩見氏は
「メンバーを落とすのではなく、負け試合をする為の具体的な失点方法も指示された」
といいます。
監督や選手は…
もちろん八百長は実際に試合をする監督や選手たちも加担しなければなりません。
この指示に当時のミラ監督は「しぶしぶ返事、泣きながら了承」したとされます。
しかし試合の前日、ミラ監督は「ベンチに入らない」と態度を硬化。そして選手も不正への関与を拒み、5人がチームを離れるなど大混乱となりました。
最終的に不正はしないと「皆でサインして」から試合に臨みましたが、鈴鹿はその試合0−1で敗戦。結果的に負け試合をわざと成立させるという八百長行為はなかったことになりますが、問題の本質はそこではありません。
謎の和解金
この塩見氏の告発に対し、クラブ側は事実無根であると断固否定。
しかし
「(口止め料として)塩見氏からの執拗な金銭要求に畏怖を覚えてしまい、また塩見氏が一方的に事実を捻じ曲げて、あたかも弊社に不正が存在するかのような虚偽の情報を拡散することを恐れ、2,500万円を支払い、関係を断ち切るという選択をしてしまいました」
鈴鹿ポイントゲッターズ・プレスリリースより
と発表。
何ともモヤモヤしますよね。クラブとしてのプレスリリース全文は下記より↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/95f8b4f5bc1067bee272454f711e200578c8a39b
不正がないなら払う必要もないのでは…
この和解金に関しては、本当に不正がないのであれば払う必要がないと誰もが思うところでしょう。
ましてや鈴鹿はJFLの小さな小さなクラブ。
そんな大金をポンと出す余裕はないはずです。
以上が鈴鹿ポイントゲッターズの八百長疑惑の大まかな内容となります。
そもそも何のための八百長?
この八百長指示はそもそも何のためだったのでしょうか。
ライバルチームへの嫌がらせ?
関係者は「同じ三重県内のライバルクラブ、ヴィアティン三重への嫌がらせ目的ともっぱらだった」
と語っています。
八百長指示があったとされる最終節を前にして、当時J3ライセンスを持っていない鈴鹿ポイントゲッターズは順位に関係なく昇格する資格がありませんでした。
しかし同ライセンスを取得済みで6位のヴィアティン三重はまだその可能性を残していたのです。
鈴鹿が最終節で3位のソニー仙台に負ければ三重が仙台を勝ち点で逆転できなくなり、昇格圏の4位以内に食い込むチャンスが狭まるという状況。
ライバルチームに先を越されたくないという思いからの八百長ではないか、ということですが…
そこまですることか?
ライバルへの嫌がらせ程度の理由で、発覚すればチームの存続ですら危ぶまれるようなリスクを侵すでしょうか?
実際には三重は最終節で敗れ、鈴鹿の勝敗に関わらず昇格を逃しています。
自チームのJ3昇格が賭かった試合ならいざ知らず、嫌がらせ目的で八百長まで仕掛けるというのは理解に苦しみます。
もし八百長が真実なのだとしたら、その背景にはもっと黒いものが渦巻いているのかもしれません。
カズの年俸や給料は大丈夫?
そんな疑惑が晴れない鈴鹿ポイントゲッターズ。
果たしてスーパースター・キングカズの年俸や給料をちゃんと支払うことができるのでしょうか。
カズの年俸、給料は大丈夫!なぜなら…
カズ選手の年俸、給料面に関しては心配いりません。
なぜならカズ選手への年俸の支払いは、クラブからではなくカズ個人のスポンサーから行われるためです。
これは横浜FCに在籍している間も同じ条件でした。
カズレベルの選手だからこそ
もうそこかしこで言われている話ですが、現在のカズ選手に「プレーヤーとしての活躍」を求めるのは無理があります。
それでも現役を続ける意志が本人にあり、自分の給料や現役生活に必要な費用を持ってくれるスポンサーを自分で連れてこれば、あとは所属させてくれるクラブさえ存在すればいいということになります。
むしろクラブは話題性や経済効果だけを期待して加入させることができるので、引く手あまたになるのは当然です。
ただ、逆を言えば自分の名前や存在だけでスポンサーを連れてこれる選手などごくごく僅か。
カズ選手の偉大さを改めて思い知らされます。
カズの年俸は1,000万円
カズ選手の年俸はここ数年、ずーっと1,000万円とされています。
2012年 | 横浜FC | 45歳 | 1700万円 |
2013年 | 横浜FC | 46歳 | 1500万円 |
2014年 | 横浜FC | 47歳 | 1300万円 |
2015年 | 横浜FC | 48歳 | 1000万円 |
2016年 | 横浜FC | 49歳 | 1000万円 |
2017年 | 横浜FC | 50歳 | 1000万円 |
2018年 | 横浜FC | 51歳 | 1000万円 |
2019年 | 横浜FC | 52歳 | 1000万円 |
2020年 | 横浜FC | 53歳 | 1000万円 |
2021年 | 横浜FC | 54歳 | 1000万円 |
鈴鹿ポイントゲッターズへは「期限付き移籍」とされていますが、結局のところ年俸は個人スポンサーから支払われるので契約の形態はあまり関係ありません。
それよりも鈴鹿はカズ選手が加入することによるプラスの経済効果、横浜FCはカズ選手が抜けることによるマイナスの経済効果、の方がはるかに大きいと言えます。
鈴鹿は金欠で「三浦知良」の名前頼み?
鈴鹿ポイントゲッターズは八百長疑惑を断固否定していますが、2,500万円もの大金を支払ったのは事実のようです。
前述の通り、JFLの小さなクラブにとってこの金額によるダメージは計り知れません。
カズ選手加入による集客やグッズの売り上げによる経済効果は、喉から手が出るほど欲しかったはずです。
イメージ回復、疑惑を有耶無耶にする狙いも?
カズ選手の獲得は、いかに鈴鹿といえども戦力的な面よりも経済的な意味合いが強いでしょう。
さらに八百長疑惑で悪化したイメージの回復、そして話題性で疑惑の声を有耶無耶にするという狙いもありそうです。
この年齢になっても現役を続けることについて批判もされるカズ選手ですが、まだまだ今の日本サッカー界にはその影響力において右に出る者は居ないと言っていいのではないでしょうか。
カズ移籍、鈴鹿の八百長疑惑は闇の中!それでもカズの年俸、給料は問題ナシ
カズ選手が移籍する鈴鹿ポイントゲッターズの八百長疑惑について、そしてカズ選手の年俸、給料面に関して掘り下げてきました。
八百長疑惑に関しては、双方の言い分が真っ向から対立していることもあり、真相の解明にはかなりの時間を要しそうです。
それでもそんな疑惑はカズ選手本人には関係ありません。
しっかりとしたスポンサーに支えられ、「選手としては限界」という声すら跳ね返すような活躍を期待したいですね。