6月7日、さいたまスーパーアリーナで行われるWBAスーパー&IBF王者・井上尚弥vsWBC王者ノニト・ドネアの一戦。
現在のボクシング界でも屈指の好カードと言える一戦ではありますが、日本国内ではいささか注目度が低い…
ネット上でも、
- 前もやったじゃん、またやるの?
- ドネアも衰えてるし井上の勝ち確
- どうせまた地上波放送ないし
などの声が挙がっています。
この記事では、今回の一戦がスーパースター同士の対戦であるにもかかわらずテレビの地上波放送がない理由や無料視聴ができるのか否かについて解説していこうと思います。
また、井上尚弥が圧勝だという大方の予想の根拠にも迫ってみます。
もくじ
井上尚弥ードネア戦に対する世間の声
もちろん楽しみにしているファンも多いのは間違いないですが、今一つテンションが上がってこない方もたくさんいらっしゃるようです。
2回目の対戦である
そもそもこの一戦の注目度が今一つの背景として、このカードが再戦であることは大きいと思われます。
2019年11月に、会場も今回と同じさいたまスーパーアリーナで対戦、このときは井上選手が判定勝ちを収めています。
井上選手がプロで同一選手との再戦を行うのは今回が初めてとのこのですが、やはりそれだけでは新鮮味はありません。
今回「も」地上波放送なし!理由は?
ここ最近の格闘技(というかスポーツ全般)はもう当たり前のようにテレビの地上波放送がありません。
テレビでCMを流すくせに、『○○独占配信!』などの言葉が踊ります。
井上―ドネア戦も、Amazonの「プライム・ビデオ」で独占ライブ配信されることが決まっています。
ビッグマッチになればなるほど…
ここ最近の日本人ボクサーの一大イベントと言えば、昨年12月に行われた井上尚弥vsアラン・ディパエン戦や、まだ記憶に新しい村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン戦(今年4月)があります。
いずれも大きな注目を集めた試合でしたが、どちらも地上波放送はありませんでした。
これはビッグマッチなど巨額な興行経費のかかる試合になればなるほど、現在のテレビマネーでまかなうのが難しくなるためです。
異常なファイトマネーの高騰
興行経費の中でも多くを占めるのがファイトマネーです。
近年、ボクシングのスター選手に支払われるファイトマネーは上昇の一途を辿っています。
もちろん井上選手も例外ではなく、2021年、2戦連続でラスベガスでの防衛戦をした井上選手のファイトマネーは1試合当たり1億1000万円であったと言われています。
そして先ほども挙げたアラン・ディパエン戦ではさらに高額のファイトマネーとなっていたようです。
また、村田諒太vsゴロフキン戦に至っては、2人に支払われる報酬額の合計は20億円以上とも言われており、いかにとんでもないレベルかが分かります。
日本のテレビ局はお金がない!
これだけのお金が動く興行ですから、当然のごとく放映権料も超高額になります。
テレビ業界が栄華を極めたのも今は昔、現在ではその資金力はAmazonやダ・ゾーンに大きく劣ります。
数億、数十億もの金額をポンと用意できるテレビ局は、今の日本に存在しません。
ボクシングに限らず、スポーツのビッグイベントがネット配信サービスによる独占提供となるのは、もはや時代の流れと言えるでしょう。
井上vsドネア戦を無料で観る方法
地上波放送がないとなると、Amazonプライムビデオでお金を払って観るしかないと思ってしまいますが、無料で楽しむ方法も残されています。
プライム会員登録初回ならば…
Amazonプライムビデオは、プライム会員登録初回であれば、30日間の無料体験期間が設けられています。
無料体験登録し、井上vsドネア戦を視聴した後、30日後に会員継続をしなければ結果的に無料で楽しむことが可能です。
体験は以下のリンクから登録することができます。
自動で有料会員の設定をオフにするのをお忘れなく
Amazonプライムビデオの無料体験期間は、30日の期限が過ぎると自動的に有料会員に移行される設定になってしまっています。
初めから有料会員になるつもりのない方は、無料体験を登録した直後にこの自動移行をオフにしておくことをオススメします。
詳しい方法は下記のリンクを参考にしてください。特別難しい操作は必要ありません。
https://plus1world.com/amazon-prime-auto-cancellation
ただ、今回と同じくAmazonプライムビデオで配信された村田vsゴロフキン戦でこの無料体験を使ってしまっていると、さすがに今回同じ手段は使えないのでご了承ください。
井上尚弥圧勝の下馬評?
井上vsドネアは非常に注目度の高い一戦ではありますが、戦前の予想では井上尚弥が圧倒的有利と目されています。
その根拠は何なのでしょう。
ドネアの年齢
井上有利とされる理由の一番手は、やはりドネアの年齢による衰えを指摘する声が多いことです。
現時点で井上29歳、ドネアは39歳。
ボクサーとして脂の乗り切った井上選手に対し、さすがに全盛期を過ぎた感のあるドネア選手。
「ロートル」呼ばわりされても致し方ない部分はあります。
前回の試合で井上が大ケガを負いながら勝利
両者一度目の対戦で井上選手が判定勝ちしたことは先ほどお伝えした通りですが、このとき井上選手は試合中に大ケガを負っていました。
2R、ドネア選手の左フックが井上の右目付近にヒット!これで井上選手は何と眼窩底骨折をしていました。
試合後のインタビューで井上選手は
「2ラウンドからドネアが2人に見えていた」
と話しており、そのダメージが相当なものであったことが伺えます。
加えて試合後には鼻の骨折も判明。
そんなボロボロの状態でありながら勝利を収めたわけですから、「井上選手の方が圧倒的に強い!」という声に繋がるのはごく自然と言えます。
やたら煽るドネア
今回、試合前の舌戦でドネアがやたらと挑発的な発言を繰り返し井上選手を煽るんですよね。
- 「あの試合後、すぐに井上を倒せる、再戦するしかないと感じた」
- 「“もし”イノウエに勝つなら、ではなく“いつ”イノウエに勝つか、なのです」
- 「今回は前回と違い、井上は全く別人のドネアと戦うことになるだろう。同じドネアがくると思ったら間違いだ」
など、普段は非常にフレンドリーで紳士的なイメージのドネアにしては、やたら攻撃的な発言です。
これは『実は自信の無さの表れなのでは?』という見方もできます。
井上尚弥vsドネア戦!無料視聴も条件付きで可能…井上有利の声が強いが果たして?
少々盛り上がりに欠ける印象の井上尚弥vsドネア戦。
しかしそれはボクシング界屈指の好カードであることは疑いようがなく、多くのファンが楽しみにしているのは事実です。
是非この一戦を、Amazonプライムビデオの無料体験期間を有効活用して視聴していただき、2人の魅力をたっぷり味わっていただけたらと思います。
6月は那須川天心vs武尊というビッグイベントも控える格闘界。
まだまだ楽しみは尽きません。