2022年10月から、あの人気番組「クレイジージャーニー」が復活します。
同番組は2019年8月に、やらせなど不適切な演出があったため放送を終了、しかし根強いファンの声は止まず今回異例の復活となったのです。
しかしこの復活劇に対してネット上では…
- ほんとに大丈夫かよ
- あのクオリティ維持できるの?
- 嬉しいけど不安の方が大きい
など、心配の声も多数聞かれます。
この記事では、復活するクレイジージャーニーがちゃんと以前のようなテイストを残したまま放送されるのか、あれこれ分析していきたいと思います。
もくじ
クレイジージャーニー復活に対する世間の声
単純に復活を喜ぶ声も多いですが、やはり一度はファンを裏切った番組。不安の声も多数のようです。
クレイジージャーニーのやらせ
念の為、クレイジージャーニー終了のきっかけとなってしまった不適切な演出について振り返っておきましょう。
事が起きたのは2019年。8月14日放送の番組で、爬虫類ハンターが偶然捕獲したとされる生物6種類のうち、4種類が事前に準備していたものだったと判明。
さらに過去10回の放送でも、捕獲した生物のうち11種類が事前準備したものだということが分かったのです。
また、この爬虫類ハンターというのが、番組内でも屈指の人気ジャーニーだった加藤英明氏であったことも衝撃度を倍増させてしまいました。
ファンにとっては最も残念な形での番組終了となったのです。
復活に対する不安の声
それでも根強い人気を誇っていた同番組は晴れて今回復活となるわけですが、そこには先述の通り不安の声も多数挙がっています。
もちろん、またやらせ演出をするのではないかという単純な不安ではありません。さすがに同じ過ちを2度繰り返すことはないでしょう。
同番組の復活に対しTBSは反省を活かし、スタッフを一新して再出発すると宣言。
放送時間も、以前の金曜日0:20〜1:35という深夜帯から、月曜21時枠のゴールデンタイムへと変更になっています。
しかし、ここにこそ不安視される原因があります。
不安の声①総合演出が変わってしまった
復活するクレイジージャーニーは、TBSの発表通りスタッフが一新されています。
中でも大きな影響が出ると思われるのは総合演出を手掛ける人物が変更されている点です。
旧・総合演出「浜田諒介」氏
以前のクレイジージャーニーの総合演出は、浜田諒介氏という方。
↑この方はクレイジージャーニー以外にも
- 『リンカーン』
- 『キングオブコント』
- 『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ』
- 『笑いの王者が大集結! ドリーム東西ネタ合戦』
- 『炎の体育会TV』
- 『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』
- 『ザ・ベストワン』
- 『お笑いの日』
- 『キングオブコントの会』
など数々のバラエティ番組を担当。
お笑いにも相当造詣が深いと思われ、番組MCの松本人志さんとも固い信頼関係がありそうです。
何よりクレイジージャーニーで見せた過激でアングラ感漂う演出方法は、唯一無二の印象がありました。
新・総合演出「神尾祐輔」氏
これに対し復活版クレイジージャーニーの総合演出は神尾祐輔氏という人物。
この方に関してはあまり情報がなく、担当している番組も
- 『櫻井・有吉THE夜会』
- 『佐藤健&千鳥ノブよ!この謎を解いてみろ!』
- 『今回だけ言わせて!夫だってツライよ!!』
と、分かった数は少なめ。
当然バラエティ番組の制作には長けているのでしょうが、ジャニーズタレントやイケメン俳優を配したり、ファミリー向けの番組を担当したり、エッジの利いた演出は多用しそうにありません。
番組の演出というのは、料理で言うところの「味付け」です。味付け次第でその料理は「醤油味」にも「ソース味」にもなります。
番組のテイストがガラリと変わってしまう可能性は十分にあるのです。
神尾氏のコメント
神尾氏は復活版クレイジージャーニーの総合演出就任にあたり
「TBSがテーマにしている『心揺さぶる』にもってこいの出演者を取材している」
とコメント。
正直、これも不安を煽ります。
ジャーニー達の、どこまで行っても奇異で真似のできない、キチゲを振り切ったスタンスが同番組最大の魅力。
これを『心揺さぶる』と称して下手な感動路線に持っていかれたら…
コアなファンは興ざめもいいとこでしょう。
不安の声②ゴールデンでは不可能な内容が多い
クレイジージャーニーに登場するジャーニー達は、その名の通り『クレイジー』な連中ばかり。
だからこそ他の番組では見られない衝撃的なシーンや過激な演出があったりするのですが…先ほど記述した通り、クレイジージャーニーが復活するのは月曜日の21時〜というゴールデンタイム。
いわゆる「コンプラ規制」が非常に厳しい時間帯です。
ちょっと考えて思い当たるだけでも、
- 丸山ゴンザレス氏の薬物・ドラッグ取材
- ケロッピー前田氏の身体改造あれこれ
- 愛さんのゲテモノ食い
といった、クレイジージャーニーならではの企画はゴールデンでは到底放送できないでしょう。
場合によっては佐藤健寿氏の廃墟探訪、ヨシダナギさんの服を脱いでの撮影などもNGになるかもしれません。
しかしこれらが放送できないとなると…
そんなのが『クレイジージャーニー』と呼べるのか!
となることは間違いありません。
別にゴールデンなんかで復活しなくてもいいんですけどね…まあテレビ局も深刻なコンテンツ不足に陥っていて仕方のない部分もあるのでしょう。
加藤英明氏はどうなる?
番組終了の原因となってしまった加藤英明氏。
嬉々として爬虫類をハントするその姿はまさに永遠の少年といった雰囲気で、あの目の輝きは演技で出せるものではありません。
よって加藤氏本人は、やらせ演出を知らなかったことは明白です。
であるならば、またクレイジージャーニーの中で加藤氏の姿が見たい!と思う方も多いでしょう。
復活はさすがに難しいか…
しかし現実的に考えて、加藤氏の復活は難しいと言わざるを得ません。
番組復活にあたり、終了の原因となった人物をも再出演させるとなると大きな批判は免れません。ましてや放送時間帯もゴールデンとなると、やはりまたそこにコンプラ規制が強烈に発動してきます。
今のこの世の中、加藤氏の出演に対してスポンサーOKが出ることはないでしょう。
ちなみに加藤氏はタレントでも何でもなく、“静岡大学教育学部准教授”という我々素人が嫉妬するほど立派な職業に就いていらっしゃるので、番組に出演できないからと言ってご本人が生活に困ることはありません。
でも加藤氏が爬虫類を捕まえたときのあの嬉しそうな表情、私は忘れることはできません…
いつかまたこの笑顔↑が番組内で見られることを祈ります。
復活版クレイジージャーニー、コンプラ規制やスタッフ一新の影響は大きい?
10月から復活するクレイジージャーニー、そこに渦巻く不安の声について掘り下げてきました。
やらせ防止のために番組スタッフ一新、総合演出も変更となったことで、あの独特な雰囲気が損なわれる可能性は十分あります。
また、ゴールデンタイムでの放送になることで、オンエアできない企画や内容が多数出てきてしまうことは間違いないでしょう。
何とかそのテイストを残したまま、従来のファンも楽しめる番組になってほしいところですが…
変な感動路線に行くのだけは勘弁してね。