「ヌン活」がブームになっているようですね。
聞き慣れない言葉で、一体「ヌン活」って何なんだと思われた方も多いことでしょう。
しかしネット上では
- ヌン活、してきちゃった~
- ヌン活最高!
- 誰か一緒にヌン活しませんか?
など、かなりの「ヌン活」ファンがいることが分かります。
この記事では、一度聞いたら忘れないインパクト大の新ワード「ヌン活」の意味やその由来について解説していきます。
コロナ禍でも大人気の理由も、これを読めば納得がいくと思いますよ。
もくじ
ヌン活に関するTwitter上のつぶやき
多くの方がすでにヌン活を楽しんでいますが、まだまだヌン活って何なんだという声も多数のようです。
ヌン活とは…その意味を解説
それでは早速「ヌン活」の意味について解説していこうと思います。
「ヌン活」は「アフタヌーン・ティー活動」の略
ズバリ「ヌン活」とは「アフタヌーン・ティー活動」を略したものです。
じゃあその「アフタヌーン・ティー」って何なんだという話になりますよね。
「アフタヌーン・ティー」とは
アフタヌーン・ティーとは、イギリス発祥の喫茶習慣のことを指します。
これは紅茶と共に軽食や菓子を摂る習慣で、単に飲食を楽しむだけのものではなく社交の場としても使われているようです。
日本の文化に強引に当てはめるなら「喫茶店での井戸端会議」といったところでしょうか。
つまり「ヌン活」とはアフタヌーン・ティーをすることを表現した言葉ということになります。
アフタヌーン・ティーの由来
アフタヌーン・ティーの歴史は古く、1840年頃、ヴィクトリア朝のイギリスで、アンナ・マリア・ラッセルによって始められたと言われています。
最初は女性向けの社交の場として活用されていたようです。
いつの時代も女性はお喋りが大好きですから、こうした文化が生まれるのは必然的とも言えるでしょう。
観劇前の腹ごしらえの意味も
日本で一般的に夕食時間とされる時間帯(19~21時)は、イギリスでは観劇やオペラ鑑賞、夜の社交などにあてられます。
そうなると夕食を摂るのが21時以降になるため、アフタヌーン・ティーを利用しえ事前の腹ごしらえとしていたという意味もあったそうです。
コロナ禍でも大人気の理由
日本ではアフタヌーン・ティーの専門店なども登場するなど独自の進化を遂げている「ヌン活」。
コロナ禍でもその需要はむしろ伸びているといいます。その理由は何なのでしょうか。
ホテルのラウンジやバーが注力
「ヌン活」ブームを後押ししているのはいわゆる喫茶店やカフェだけではありません。
ホテルのラウンジやバーなど、今までアルコールを提供していた店がアフタヌーン・ティーメニューに力を入れていることも大きいとされます。
アルコールからの脱却のために…
コロナ禍で居酒屋をはじめ、アルコールを提供する店が大きな打撃を食らったことは皆さんご存知の通り。
それは高級ホテル内のラウンジやバーも同じです。
いつ収束するか分からないコロナ禍の中、アルコールやそれに合ったメニューだけを提供していては客足が戻ることはありません。
そんな中で各有名ホテルが目をつけたのが「アフタヌーン・ティーメニューの強化」だったのです。
各ホテルが趣向を凝らしたメニューを展開!
伝統工芸品の駿河竹千筋細工のティースタンドを使ったアフタヌーンティー、ご当地食材を使った和テイストのアフタヌーンティー、紅茶と食にこだわるアフタヌーンティーなど、その展開は様々です。
まだまだこれからも新たなアフタヌーン・ティーが生まれてくることでしょう。
「ヌン活」とは「アフタヌーン・ティー活動」の略称!
「ヌン活」の意味や由来について解説してきました。
「ヌン活」とは「アフタヌーン・ティー活動」の略で、その歴史は古く伝統的な文化が元になっているということがお分かりいただけたと思います。
コロナ禍の影響でこうした新たなムーブメントが生まれてくることを考えると、コロナも悪いことばかりではない?