見たい、聞きたい、話したい…
ここにはそれがある。
あした使えるはなしのたね
2010年発行

「お年玉年賀はがき」のはなし。2010.01.15.fri

遅まきながら明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

さて皆様、年賀はがきにお年玉がついているのはご存知のことと思います。

このお年玉年賀はがきの歴史は古く、始まりは1949年。

戦後の尋ね人の消息を求めていた時代に年賀状が復活し、それにくじを付け、更に寄付金を付ければ、夢もあり社会福祉にもなると考案されたのだそうです。

今年でその歴史は60年になります。

1949年、当時のはがき代は1枚3円。

初のお年玉はがきの賞品も、特等が高級ミシン、1等が純毛洋服生地、2等が学童用本革グローブという時代を感じさせるラインナップでした

(2010年、今年の1等賞品は、32型プラズマハイビジョンテレビや国内外旅行券など、5種類の中から選択できます)。

年賀状そのものの歴史はもっと古く、平安時代には既に書状で年始の挨拶をするという文化が存在していました。

少し話は逸れますが、江戸時代に書状を運んでいた飛脚は、江戸―京都間を片道70時間で行き来していたと言います。

一日中休まず動き続けても時速約7㌔で進まなければならない計算です。

人間の歩く速度が時速約4㌔ですから、とてつもない体力とスピードと言えます。

 さて、お年玉が当選しなかった人も、年賀状を引き出しの奥にしまってしまうのはまだ早い!

全国60ヶ所に劇場を持つTOHOシネマズが、特定のお年玉付年賀はがきを持参すると、映画鑑賞料金を1000円に割り引くというサービスを実施。

くじ番号の末尾が「1」か「4」の物が対象です。

期間は1月9日~2月28日まで。

是非もう一度ご確認を!

意外なあの人からの年賀状が、思わぬ幸福を運んでくれるかもしれないお年玉付年賀はがき。

めちゃくちゃ気が早いですが、来年の年賀状はメールやパソコン上で済まさず、心のこもったはがきで出してみては?(N)