2022年4月9日、ついに世紀の一戦が行われます。
『WBA・IBF世界ミドル級王座統一戦』村田諒太VSゲンナジー・ゴロフキン戦がさいたまスーパーアリーナで開催されるのです。
このビッグマッチにネット上では
- ついに実現したか
- ワクワクが止まらない
- 絶対観る!
といった声が挙がるなど大きな注目が集まっています。
しかしこれだけの一戦でありながら、何故か地上波でのテレビ放送は無し…
ボクシングファンならずともさすがにこれは残念な状況です。
この記事では、なぜ村田諒太VSゴロフキン戦が地上波テレビ放送されないかの理由について迫っていこうと思います。
もくじ
村田VSゴロフキン戦、地上波放送無しに対する世間の声
やはり最も身近な地上波テレビ放送がないのは残念としか言いようがありません。
これだけのビッグマッチが日本で開催されることは非常に稀であり、興行的にも大きな収益が見込めそうなのですが…
村田VSゴロフキン戦が地上波放送されない理由
それでは、村田VSゴロフキン戦が地上波放送されない理由について解説していきます。
ファイトマネーの異常な高騰
現在のボクシング界では、“スーパーファイト”と呼ばれる有名王者の統一戦など、特別な試合のファイトマネーが異常なまでに高騰しています。
そしてそれは当然、その試合を放映するための放映権料にも大きな影響を及ぼすのです。
その金額が、基本的に「無料」で放送を行う地上波のテレビ局では、もはや手が出せないレベルに達してしまっているのが原因なのです。
報酬額は2人合わせて20億円以上!
今回の一戦、村田諒太選手とゴロフキン選手に支払われる報酬額は、2人合わせて20億円以上と言われてもいます。
これは日本国内過去最高の興業規模です。
この報酬額のすべてが放映権料ではないにしても、数億から数十億のお金をポンと出せるテレビ局は、今の日本には存在しません。
日本のテレビ局の金欠は、先日のフジテレビの大規模リストラを見ても明らかですよね。
スーパーファイトは基本アメリカで開催
ボクシングのスーパーファイトは、これまでその多くがアメリカ・ラスベガスで開催されてきました。
これにもファイトマネー、報酬額が関係しています。
異次元とも言える多額のお金が動くスーパーファイトですが、ラスベガスで開催すれば訪れた多くの観客が入場料以上の大金をカジノに費やします。
そのため大手カジノは莫大なファイトマネーも払っても、むしろプラスの採算が見込めるため誘致に積極的なのです。
メイウェザーVSパッキャオのときは…
2015年に行われたメイウェザーVSパッキャオのスーパーファイト。
このときの最終的な報酬額はメイウェザーが250億円、パッキャオが150億円に達したと言われています。
もう何か頭がクラクラする数字ですね…
それぐらい、ボクシングのスーパーファイトは大きなお金が動くイベントです。
そりゃあ日本の弱小メディアが手を出せないのも当たり前と言えるでしょう。
村田諒太VSゴロフキン戦を無料で観る方法
地上波放送はありませんが、村田諒太VSゴロフキンの一戦は「Amazon Prime Video(アマゾン・プライムビデオ)」で独占ライブ配信されます。
そしてそれを無料で視聴する方法もあります。
プライム会員登録初回ならば…
「Amazon Prime Video(アマゾン・プライムビデオ)」は、プライム会員登録初回であれば、30日間の無料体験期間が設けられています。
体験は以下のリンクから登録することができます。
無料体験登録し、村田諒太VSゴロフキンの試合を観た後、30日後に会員継続をしなければ結果的に無料で楽しむことが可能です。
ちなみに既にプライム会員の方は、追加料金など無しで視聴可能です。
今回の試合の放映権は2つのメディアが協力
今回の一戦の放映権(配信権)は、海外がDAZN、国内はAmazonプライムビデオという、2つの配信メディアが関わって経費を分担したことも大きかったと言われます。
どちらか単独では実現しなかった可能性もあり、やはりこうしたスーパーファイトは超絶大規模な興業であることが伺えます。
でもDAZNでは観られないので要注意!
2つの配信メディアの協力と書きましたが、あくまでも日本での配信はAmazonプライムビデオの『独占』です!
「俺はDAZN入ってるから大丈夫だぜ〜」と思っている方、DAZNでは観られませんのでご注意ください!
地上波から消え行くスポーツ
ボクシングに限らず、いま地上波からは多くのスポーツ放送が姿を消しつつあります。
↑ボクシングでは先日の井上尚弥選手の試合もペイ・パー・ビューのみでしたね…
スポーツが身近な存在でなくなると…
スポーツが地上波で観られくなると、途端に身近なものではなくなっていきます。
つまりそのスポーツや競技を実際にやってみようと思う人は必ず減少します。
日本では少子化が叫ばれ、野球やサッカーといったメジャーなスポーツですら、その競技人口の減少が問題視されています。
無料で誰でも楽しめる地上波テレビのスポーツ放送が、その競技の裾野を広げる役目を担っていたという面は少なからずあるでしょう。
スポーツが「拝金主義者」達の道具になってしまわないことを祈るばかりです。
村田諒太VSゴロフキン、地上波放送されない理由はファイトマネーの高騰!
村田諒太VSゴロフキンの一戦が地上波放送されない理由に迫ってきました。
これだけのビッグマッチでありながら、いやビッグマッチであるが故に、日本のテレビ局では手が出ないほどのお金が動いているのが大きな原因です。
今回の一戦は何とか無料で楽しめる方法があるので、登録が煩わしいですが是非とも2人の勇姿をこの目に焼き付けようではありませんか。
しかしこの試合に限らず、今後も有料配信やペイ・パー・ビュー(PPV)でしか楽しめないスポーツは増える一方でしょう。
その拝金主義が、多くの人達のスポーツ離れを加速させてしまうのではないか…
心配は尽きませんね。