これはお隣・台湾での話。台湾では公務員に対し「残業禁止!その分いっぱいデートして!」と呼びかけ、さらに公務員同士の合コンを政府が開催。
結婚・出産した場合にはボーナスとして給料の2カ月分を支給するという政策をとっています。
というのも台湾は今、深刻な少子化問題を抱えているのです。少子化は日本でも既に大きな問題として取り上げられていますが、日本は出生率が最低だった2005年を機に少しずつ回復しているのに対し、台湾では前年比マイナス8.9%と激減。
その上 今年は出産のタブーとされる寅年(華人伝統文化で寅年は悪いイメージが強い)で、出生率の低下にさらなる拍車がかかると懸念されています。
さて、ここからは日本の話。「今、日本で最も多い世帯は?」と聞かれたらどう答えますか?答えは何と「単身者」「シングル」だそうです。
最近の料理番組のレシピ紹介を見ても(2~3人分)というのが多いかと思います。これも昔は4人分が基本でした。1世帯あたりの人数が減っていることに対する配慮なんだとか。
「子供は1人で十分」という方も多いかと思いますが、一般的に長男と次男を比べると、次男(次女)の方が運動能力や独創性に優れていると言います。それが証拠に、大活躍したサッカー日本代表メンバー23人のうち実に22人が次男以下(上が姉の場合も含みますが)です。大化けするなら2人目以降なのです。
ちなみに2009年の日本の出生率は1.37。このままでは台湾の「政府主催による合コン」も笑いごとではなくなるかもしれません。
いつか強制的に合コンに参加させられる日もやってくるのでしょうか。その頃には「合コン」ではなく、強引に参加させられるという意味で「強コン」と書かれるようになっていたりして。(N)