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NewPost 2021年発行

サッカー海外組のJ復帰が増えた理由3選!最近やたらと多い大物復帰の背景とは?

日本代表DF・長友佑都選手が、古巣であるJリーグFC東京に復帰するとして大きな話題となっています。

今年は長友選手に限らず、ここまで多くの日本人大物選手のJリーグ復帰が実現しています。

この流れにネット上では

  • 今年は海外組のJ復帰イヤーですか?
  • またそのプレーが生で見れるなんて!
  • もっと海外にいてほしい気持ちもあるし複雑

といった声が上がっています。

日本代表でもお馴染みの選手がまた身近で見られるようになるのは嬉しいことですが、本番海外で輝く姿をずっと見たいというのもまた事実。

この記事では、今年やたら増えた大物選手のJリーグ復帰について、なぜ多いのか、その背景に迫っていきたいと思います。

今年に入ってからの大物選手のJ復帰

2021年に入ってからの大物選手J復帰を振り返ってみましょう。

  • 酒井宏樹 マルセイユ → 浦和
  • 宮市亮 FCザンクトパウリ → 横浜FM
  • 乾貴士 (エイバル) → C大阪
  • 大迫勇也 ブレーメン → 神戸
  • 武藤嘉紀 ニューカッスル → 神戸
  • 長友佑都 (マルセイユ) → FC東京 ※予定

   ( )は移籍ではなく退団後に復帰

短期間でこれだけのレベルの選手がJ復帰を果たすのは過去にも例がない出来事です。

Jリーグ復帰増加に対する世間の声

やはり嬉しさと切なさが半々のようです。

サッカー海外組のJ復帰が増えた理由3選!

それではなぜ海外組のJ復帰が増えたのか。その理由を3つのポイントで解説していこうと思います。

その3つとは

  1. 出場機会を求めて
  2. Jクラブの資金力
  3. 年齢的な問題

一つ一つ掘り下げていきます。

①出場機会を求めて

先ほど挙げた6人の選手の中で、移籍前のクラブで常にスタメン出場していたと言える選手は残念ながらいません。

サッカー選手にとって、レベルの高いリーグでプレーすることはもちろん重要ですが、それ以前にまずは試合に出場しなければ意味がありません。

その意味で、スペイン、ドイツ、イングランドなど欧州の主要リーグよりはレベルが落ちるJリーグのクラブならば、試合に出場できる機会が増えることは間違いないでしょう。

日本代表でも活躍を期待される選手であれば、出場機会減少によって試合勘が鈍ることも避けたいはずです。

②Jクラブの資金力

欧州の主要リーグでは年棒何十億という選手がひしめいていますが、豊富な資金力がバックにあるクラブはJリーグにも存在します。

今夏の大型補強が取り沙汰されたヴィッセル神戸です。

ご存知の通りオーナー会社はあの「楽天」であり、自チームにイニエスタを加入させたり、バルセロナの胸スポンサーを務めるなど豊富な資金力があります。

ブレーメンから移籍の大迫勇也選手の年棒は、Jリーグの日本人選手最高年棒となる

4億円

とされています。

同時期にニューカッスルから移籍した武藤嘉紀選手の年棒も2億円超とされており、この金額がJ復帰の後押しとなった可能性は十分にあるでしょう。

また、ヴィッセル神戸はFC東京への復帰が確実視されている長友佑都選手にも2億円の条件で提示をしていたようです。

欧州から移籍となっても、これだけの資金力を持ったクラブがJにもあるというのは、有名選手の他国への流出を防ぐ意味でも大きいのではないでしょうか。

③年齢的な問題

先ほどの6選手の年齢を見てみましょう。

  • 酒井宏樹(31)
  • 宮市亮(28)
  • 乾貴士(33)
  • 大迫勇也(31)
  • 武藤嘉紀(29)
  • 長友佑都(34)

   ※2021年9月11日現在

30歳オーバーが4人、残る2人も20代後半。もちろんサッカー選手としては完熟期と言える年齢かもしれません。

しかしながらこの辺りの年齢はサッカークラブにとっては大きな過渡期です。

カズ選手は別次元として、ここからゆるやかに下降していくであろうパフォーマンスに目を瞑ってでも、チームに残す価値のある選手かどうか・・・

シビアな視点ですがクラブにとっては大きな問題です。

彼らがプレーの質で最も輝いたのはおそらく2018年のロシア大会ごろ。あれから3年が経過し、パフォーマンスの衰えが無いとは言い切れません。

ちょうど同時期に活躍した選手たちがクラブの世代交代や編成面での調整対象になったという面も考えられると思います。

年齢による外国人枠の問題

欧州の各国リーグはいずれも外国人選手枠の制限があります。EU圏以外の選手は外国人選手として見なされ、1試合に出場できる人数に制限の対象となるのです。

こうなるとよほどパフォーマンスの高いプレーをしていない限り、今後の大きな成長が望めない選手を貴重な外国人枠を使ってまでガンガン試合に出場させるか、という話にもなります。

移籍元、移籍先、そして選手、三方良し

大物選手のJリーグ復帰は、

微妙な年齢の選手を放出したい移籍元

加入することで戦力的にはもちろん知名度の高さで集客効果が見込める移籍先のJクラブ、

そして慣れ親しんだ地でしっかりとした報酬が期待できる選手、

すべての思惑がうまくハマった結果と言えます。

Jリーグ復帰が期待される超大物選手2人

こうなるとやはり期待したくなるのは、あの“超有名選手”のJリーグ復帰です。

本田圭祐

やはりこの人の名前は欠かせないでしょう。

なんだかんだ未だに最も知名度の高い選手の一人であることは疑いようがなく、世界各国のチームを転々としている状況からも「そろそろ日本に腰を落ち着けたら」という声が多く聞こえてきます。

しかし本人は・・・

「皆からなぜプレーするために日本に戻らないのかと言われる。
でも、自分は若い頃にすでに3年間プレーしている。
知っての通り、全ての日本人はJリーグでプレーしているので、もはや自分にとっては興味がない。
だから、変わり者かもしれないけれど、それが自分なんだ。」

と語っており、Jリーグへの復帰がないことを示唆しています。

香川真司

こちらも超有名選手。そして当初の期待値からは少々物足りない活躍にとどまってしまっているだけに、日本でもう一度輝く姿を見たい!というファンは多いです。

しかし香川選手も・・・

昨年12月には古巣のC大阪からのオファーが届いたが、丁重に断った。感謝はしつつ日本に帰る気はなかった。
Jリーグのレベルを下に見ているのではなく、欧州に来た時の志を曲げたくないから。成長を考えた時、欧州以上の地はない。

と、現状ではJリーグ復帰がないとしています。

ですがこれはあくまで現時点での話。

本田選手も香川選手も、自分のサッカー人生におけるメリットがJリーグにあると感じれば、復帰の目はありうるのではないでしょうか。

サッカー海外組のJ復帰が増えた理由3選!クラブ、選手の双方が満足する形で実現している

今年に入って大物選手のJ復帰が相次いでいる理由として

  1. 出場機会を求めて
  2. Jクラブの資金力
  3. 年齢的な問題

の3つのポイントから解説してきました。

日本人選手の海外での活躍はもちろん嬉しいですが、Jリーグだって決してレベルの低いリーグではありません。

Jに復帰した選手たちには、外国人選手が「Jリーグでプレーしたい!」と思ってくれるようなレベルの高いリーグになるよう、質の高いパフォーマンスを期待したいですね。