ディズニーの人気キャラ、くまのプーさんを原作としたホラー映画が誕生するという衝撃的なニュースが飛び込んできました。
プーさんとホラー映画なんて永遠に混ざり合うことはない、という常識が覆されたこの報道にはネット上でも
- え、待って
- どういうことだよ…
- これディズニー怒り狂うんじゃね?
など、驚きと困惑の声が挙がっています。
この記事では、まさかのホラー映画となる『くまのプーさん』がどんな作品なのか、内容やあらすじに迫りつつ、ディズニーとの関係にも触れていきたいと思います。
もくじ
プーさんホラー映画化に関する世間の声
やはり驚きの声が大多数ですね。プーさんと言えばほのぼのしたイメージしかありませんから当然と言えば当然です。
ただ意外と「気になる!」「観に行きたい」という声も多いようです。この辺りはさすがプーさんというところでしょうか。
ホラー映画『くまのプーさん』はどんな映画?
それでは早速、ホラー映画となる『くまのプーさん』の中身に迫っていきます。
公開されたポスターの画像
まだ信じられない…という方のために“論より証拠”ということで公開されたポスターの画像をご紹介します。
ポスターのビジュアルはもう完全にホラー映画のそれです。
血に染まったおどろおどろしいハンマーを持つプーさんの下には、暗闇でナイフを持って佇むピグレットの姿が見て取れます。
映画のタイトルは『クマのプーさん:血と蜂蜜』
ポスターからも分かりますが、映画のタイトルは『クマのプーさん:血と蜂蜜』です。
プーさんと言えば大好物の蜂蜜ですが、この映画はそんな甘いだけの話ではないようです。
プーさんが血と殺戮を求めて暴れ回るのでしょうか…。
ちなみにポスターの中にある「This ain’t no bedtime story」という文章は、「これはおとぎ話ではない」という意味です。
映画の内容・あらすじは?
気になる映画の内容やあらすじについて、現時点では詳細が明かされていません。
分かっているのは
原作では心優しい少年であるクリストファー・ロビンが、クマのプーさんと子豚のピグレットを見捨てて食べ物を与えなかったために、プーさんとピグレットが野生に回帰して暴走するという物語
だという点です。
クリストファー・ロビンのキャラ設定から覆している辺り、どうやら完全にオリジナルのストーリーのようですね(当たり前)。
公開されている実際の作品の画像
現時点で実際の作品の画像も何点か公開されています。
かなり邪悪そうなプーさんとピグレットです。
ホラー映画ではお約束の、入浴中の女性を襲うシーンもあるようです。
9/2 追記:予告編が公開!
映画の予告編が公開されました!
実際に動いているところを見るとまた違ったドキドキが生まれますね。内容的にはしっかり「ホラー」してそうな雰囲気です。
さらに制作サイドから衝撃的な設定として↓のような発表が…
プーさんとピグレットは急激に食べるものが減ります。年月を重ねるにつれて空腹に耐えられなくなり、野生化していきます。そしてついに、生き残るためにイーヨーを食べなければならなくなります。
イ…イーヨーさん…、あまりにも不憫すぎる…。こんなに可愛いのに…
制作会社や俳優は?
『クマのプーさん:血と蜂蜜』は「Jaggededge Productions」という、ロンドンに拠点を置く制作会社によって手掛けられています。
この会社はホラー映画専門の制作会社のようで、その作品には当然ながらホラー映画がズラリと並びます。
俳優陣は発表によると
- プーさん → クレイグ・デイヴィッド・ダウセット
- ピグレット → クリス・コーデル
となっていますが、お二人ともあまり有名な俳優さんではないようで、情報はほとんど出てきませんでした。
基本的にはB級映画
俳優陣の無名さから考えても、この作品は低予算で作られたいわゆる「B級映画」であることは間違いなさそうです。
そうは言っても原作があのくまのプーさんとなれば、否が応でも注目が集まります。
また、ホラー映画というのは無名の監督や制作会社が一発当てるには最高の題材です。
これをきっかけに俳優陣や制作会社が一気にメジャーになることもあり得そうです。
ディズニーの版権・著作権は大丈夫なのか…?
ここまでで”あのくまのプーさんがホラー映画になる”というのが事実であることはお分かりいただけたと思います。
しかしそうなると気になるのは“著作権”の問題。
ディズニーと言えばその辺りにめちゃくちゃうるさい印象で、プーさんをホラー映画にでも起用しようものなら、とんでもなく怒り狂いそうですが…
原作者の権利が切れている
意外と知られていないのは、プーさんはディズニーのキャラクターというわけではなく、A・A・ミルン氏による児童小説が原作です。
小説は1926年にイギリスで書籍として出版されており、ディズニーはその原作をもとにアニメ化をしたというだけ。
そして2022年1月に「くまのプーさん」の知的財産権は消失。
現在は「パブリックドメイン」となっているため、今回のホラー映画化が実現したのです。
もしプーさんがディズニーのオリジナルキャラクターであったなら、何がどう転んでもホラー映画化などということは永遠になかったことでしょう。
世界的大ヒットになってもあの国では…
かなり可能性は低いですが、もしこの作品が世界的な大ヒットとなったとしても、あの国ではきっと公開されないことでしょう。
そう、それはもちろん「リアル・プーさんが仕切る国」中国。
中国はプーさんの風貌が習近平国家主席に酷似していることを懸念して、「くまのプーさん」を検閲で禁じているとされています。
現在もプーさんの中国語訳である「維尼熊(ウェイニーション)」や「小熊維尼(シアオションウェイニー)」といった言葉が検索できないNGワードになっているようです。
確かに似てます。
ホラー映画化されたプーさんも恐怖ですが、ウイグル人のジェノサイドなど殺人鬼としてのレベルは中国のリアル・プーさんの方が遥かに上かもしれませんね。
プーさんのホラー映画化は事実!著作権も問題なし!
ホラー映画化される「くまのプーさん」について掘り下げてきました。
かなり衝撃的な展開ではありますが、原作である小説の知的財産権が今年の1月に消失しており、プーさんのホラー映画化は問題ないようです。
内容やあらすじについては不明な点が多いですが、B級映画ならではの「低予算だからこその知恵と工夫」がたくさん見られる作品であることを願います。
ディズニーランドにプーさんのお化け屋敷が作られる日も近い?