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NewPost 2021年発行

ダニエル太郎のプロフィールや経歴は?あのジョコビッチ撃破の実績!出場枠再配分についても

日本テニス協会は24日、東京五輪の出場枠再配分によりダニエル太郎選手が男子シングルスの出場圏内に入ったと発表しました。出場すれば2016年のリオデジャネイロ五輪に続いて2大会連続となります。

この記事では

  • ダニエル太郎選手のプロフィールや経歴
  • ジョコビッチ撃破など大舞台に強い実績について
  • 出場枠再配分って?

といったポイントから、彼の魅力に迫ってみたいと思います。

プロフィール・経歴

ダニエル太郎

フルネーム:太郎・チャールズ・ダニエル

国籍:日本

出身地:アメリカ・ニューヨーク

生年月日:1993年1月27日(28歳)

身長/体重:190cm/80kg

所属先:株式会社エイブル

その名の通り・・・

父親がアメリカ人、母親が日本人、というハーフです。

ちなみに妹さんもいるようで、ダニエル・可菜さんという名前だそうです。

幼少期よりテニスを始める

当時住んでいた埼玉県で7歳頃からテニスを始めます。テニスを始めたいきさつについて本人は

「(初めてプレーしたのは)『むさしの村ローンテニスクラブ(埼玉県加須市)』です。よく憶えていませんが、そこでお父さんがテニスをしていたのが、きっかけだったと思います」

と話しています。また当時は負けるとすぐに泣くことから「泣き虫太郎」とあだ名がつけられていたそうです。

その後、名古屋の中学校へ進学し14歳のときにスペインへ移住。

スペインでは現地のテニスクラブ「パンチョ・アルバリーニョアカデミー」に入門。世界ランキング3位のフェレールをはじめスペインのトップ選手とともにトレーニングを積み、着実に実績を残します。

プロ転向後

TOKYO, JAPAN – APRIL 04: Taro Daniel of Japan serves against Lukas Rosol of Czech Republic in a match between Japan v Czech Republic during the Davis Cup world group quarterfinals on April 4, 2014 in Tokyo, Japan. (Photo by Atsushi Tomura/Getty Images)

2010年、17歳でプロへと転向します。その後も活躍を続け、

  • 2012年6月、スペインF15フューチャーズ優勝
  • 2012年7月、スペインF20フューチャーズ優勝
  • 2013年5月、スペインF14フューチャーズ優勝
  • 2013年10月、ポルトガルF9フューチャーズ優勝

と、数々の結果を残していきました。

2014年の全豪で4大大会初出場、2015年には世界ランキングで初めてトップ100入り(93位)を果たします。

オリンピックには2016年のリオ大会が初出場でした。

プレースタイル

所属先のエイブル公式によると、ダニエル選手のプレースタイルは「タフ・アグレッシブ・パワフル」とのことです。

選手層が厚いスペインで厳しい競争に打ち勝ってきたことで培われた、何事にも怯まない精神力と肉体的な強さが武器だといいます。これは後述する大舞台での強さにもつながる要素です。

マルチリンガル

アメリカ、日本、スペインと数々の国を渡り歩いていることもあり、日本語、英語、スペイン語はどれもネイティブレベル。

さらにはロシア語まで話すことができるというマルチリンガルです。

大舞台に強い

強靭な精神力が持ち味のダニエル太郎選手。そのハートの強さは大舞台でこそ発揮されるようで・・・

五輪の舞台でも怯まない!

初出場となったリオ五輪で、ダニエル太郎選手はベスト16入りの快挙を成し遂げます。

初めてのオリンピックで世界の強豪を相手に、当時まだ24歳だったダニエル選手が快進撃を見せたのです。

オリンピックの特殊な雰囲気に飲まれ実力を発揮できない選手も多い中、実に見上げた強心臓っぷりです。

世界1位が相手でも怯まない!

そして2018年3月。ダニエル選手はBNPパリバ・オープン2回戦で、“テニス史上最強”と名高いノバク・ジョコビッチ選手を7-6、4-6、6-1で下すという大金星をあげます。

この勝利についてダニエル選手は

「本当に驚いている。朝、ウォーミングアップをしたとき、センターコートはとても大きいと感じた。明らかに彼(怪我明けのジョコビッチ)はベストなテニスをしていなかったけど、それをアドバンテージにすることができた。第2セットを落としても、ファイナルセットで何かを起こせるという自信があった」

と語っています。

相手がベストコンディションでなかったとはいえ、マグレではなく「何かを起こせる自信があった」という辺りが、彼のメンタルの強さを物語っています。

このメンタルの強さがあれば、何かと逆風が渦巻く東京五輪でもベストパフォーマンスを発揮してくれそうです。

出場枠再配分って?

冒頭で“東京五輪の出場枠再配分により”ダニエル選手が出場権を得たと書きましたが、出場枠の再配分ってどういうことなのでしょうか。

世界ランキングでは残念ながら圏外

東京五輪には、ランキング上位56名+ITF(国際テニス連盟)推薦枠8名計64選手(1国4名まで)が出場できる仕組みとなっています。

基準となる6月14日の世界ランキングでダニエル太郎選手は104位。上記の条件を満たしていないことになります。

ところが今大会、コロナによる様々な要素が絡み合って上位選手に欠場表明などが相次ぎ、ダニエル選手は圏内に入ることができました。

出場枠の再配分とは

このように、出場を辞退する選手が現れたりすることで枠が空いた場合、その枠を他の選手もしくは国や地域に振り分けることを出場枠の再配分と言います。

実際に国際オリンピック委員会(IOC)は6月8日の理事会で、北朝鮮が獲得した東京五輪の出場枠を他の国・地域に再配分することを決めたと報道がありました。

これは北朝鮮体育省が、新型コロナウイルスへの懸念を理由に4月に不参加を表明していたためです。

ラッキーと言うなかれ

ダニエル選手のこの出場決定は決してラッキーではありません。このように世界ランキング基準で出場枠が与えられる大会は、出場圏内にいる選手が怪我やコンディション不良で出場しないケースも多々あります。

そうなったときは当然ながらそれ以下の上位選手に枠が振り分けられるため、1つでも上の順位にいる努力をしなければこのようなチャンスすら訪れないということになります。

錦織選手の大活躍で感覚が麻痺していますが、男子テニスで日本人選手の大多数はまだまだ苦戦を強いられています。

そんな中で日々鍛錬し、少しでも上の順位を目指す努力をした結果が、今回の出場決定なのです。

マツコ・デラックスも注目

ダニエル太郎選手にはあのマツコ・デラックスさんも注目しているようで、2016年のリオ五輪で大活躍した彼に対しこんなツイートをしています。

さすが”ちょっとナナメな思想を持ったご意見番”といったところですが、このツイートをした理由は単純にダニエル選手がイケメンだったから・・・?

まとめ

ダニエル太郎選手について解説してきました。

大舞台でも物怖じしないそのタフネスぶりで、東京五輪でも旋風を巻き起こしてほしいところです。

何より「男子テニスといえば錦織」というイメージを打破し、たくさんの日本人選手が活躍することでテニス界もまた盛り上がるのではないでしょうか。