2 月15日、俳優の東出昌大さんが所属していた芸能事務所ユマニテが、彼との専属契約を解消すると発表しました。
東出さんの度重なる不祥事により、まさになるべくしてなった契約解消ですが話題となったのはその契約解消コメント。
そのコメントはユマニテ社長である畠中鈴子氏名義で出されたものですが、非常に丁寧かつ辛辣な内容に
- これは静かながら深い怒りを感じる
- 完全に絶縁状だな
- 文書としてすごく上手
など、大きな注目が集まっています。
この記事では、そんな話題性十分な契約解消コメントを発表したユマニテ社長・畠中鈴子氏に迫ってみたいと思います。
もくじ
畠中鈴子氏名義のコメントに対する世間の声
先述したように東出さんそっちのけで、そのコメント内容の充実ぶりを称賛する声が挙がっています。
契約解消コメント（一部抜粋）
その契約解消コメントを一部抜粋ですがご紹介しておきます。
東出昌大についてお知らせいたします。
弊社は2022年2月14日をもって、東出昌大との専属契約を解消いたします。
2020年1月の東出昌大の不祥事以来 2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。
しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは 怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上 共に歩くことは できないという結論に達しました
本日 専属契約は終了いたしますが いくつかの未公開の作品もございます。東出昌大が 大切なものは何かということを 捉え直して 再生への道を歩き出してほしいと思います。
コメント全文は↓より
https://news.yahoo.co.jp/articles/84ee3e7eb81fd62ed18c908e1f6f2b8a53d54fc8
実に読ませる、慈愛に満ちた文章
ユマニテにとっては怒りの契約解消でしょうから、こんなに丁寧なコメントを残す必要は全くありません。
それでも、東出さんのことをクソミソに言うことはなく、彼が出演した作品を称え、さらには再生を願う言葉で締める…
所属タレント（元ですが）に対してどれだけ真摯に向き合ってきたかが伝わる文章です。
そんな事務所を裏切った東出さんの罪はやはり重いと言うべきでしょう。
ユマニテ社長・畠中鈴子ってどんな人？
そんな素敵なコメントを出せるユマニテ社長である畠中鈴子氏とは一体どんな人なのでしょうか。
ほぼ、表舞台には出て来ない
有名俳優を多数抱えるユマニテですが、社長の畠中鈴子氏はほとんど表舞台に出てくることはありません。
従って、確実に本人であるとする顔写真や画像などを発見することはできませんでした。
ここからは数少ない情報の中から分析をしていくことになります。
所属タレントの育成に力を入れている
畠中鈴子氏は所属タレントの育成にかなり力を入れていると評判です。
所属タレントにオファーが来ると、まずは畠中社長自身が台本をかなり読み込むのだそう。
そしてその役がタレントに合っているかどうかの適性や、作品の監督との相性などを吟味した上で、当人とオファーを受けるかどうかを相談し最終決定をするとのこと。
満島ひかりを超一流女優に！
ユマニテ所属の出世頭と言えばやはり満島ひかりさんでしょう。
彼女は事務所をユマニテに移籍してから一気に当たり役が増え、超一流女優への道を駆け上がりました。
現在はフリーとなっている満島ひかりさんですが、退所が発表されたときは「何でこんないい事務所を出ていくんだ…」という声が挙がっていました。
満島さんにハマる役どころを畠中社長がアドバイスしていた可能性は非常に高く、その眼力の高さを疑う余地はありません。
「棒演技」と評判の東出さんですら…
棒と言えば東出、東出と言えば棒、と言われるぐらい、棒演技が板についている東出さんですが、それでも数多くの作品に出演し一時は超売れっ子俳優でした。
演技どころか人間性にも問題があった彼をここまでの存在にしたのは、ひとえに畠中鈴子氏の尽力があったことは間違いないでしょう。
映画の企画製作まで務める！
畠中鈴子氏は映画の企画製作まで務めてしまいます。
以下が、畠中氏が企画製作をした作品です。
- ざわざわ下北沢（ 2000年 ）
- 死と恋と波と（ 2014年）
- 0.5ミリ （2014年）
- 白河夜船（ 2015年）
- アレノ（ 2015年）
- 海辺の生と死 （2017年）
- 月子 （2017年）
- 椿の庭 （2021年）
タレントのプロデュースだけでなく、映画そのものの企画製作まで行ってしまうとは…
その多才ぶりには脱帽ですね。
満島ひかりさん退所時のコメントも暖かい
満島ひかりさんがユマニテを退所する際に発表したコメントも、実に暖かいものでした。
所属という形ではなくなりますが、今後ともできるかぎりのサポートを続ける所存です。
言い方は悪いですが、勝手に出ていくと言ったタレントに対しても引き続きできる限りのサポートをしていくという温情溢れるコメント。
う〜ん、なぜ東出さんはこんな素晴らしい仲間を裏切るようなことをしてしまったのか…
ますます疑問が深まります。
東出排除は仕方なかった？
しかしどれだけ情に厚い事務所でも、背に腹は代えられない事態というものがあります。
今回の件でいくと、そもそもユマニテは東出さんの元妻・杏さんが所属する事務所「トップコート」に喧嘩を売ったようなもの。
トップコートは木村佳乃を筆頭に菅田将暉や松坂桃李、中村倫也、横浜流星、佐々木希など、今をときめく人気俳優を数多く抱える超有力事務所。
業界内のパワーバランス的な問題と、さらには東出さんの度重なる女性スキャンダルで、他事務所からユマニテ所属タレントとは共演NGなどの声も挙がったとされます。
東出さんを囲うあまり、他の所属タレントに悪影響が出てしまうことはさすがに許されないという面もあったでしょう。
まあ、それだけのことを東出さんがしたことは間違いないですが。
契約解消コメントが話題のユマニテ社長・畠中鈴子ってどんな人？情報不足もかなりの実力者である
東出昌大さんの契約解消コメントで話題となったユマニテ社長・畠中鈴子氏について掘り下げてきました。
畠中氏はほぼ表舞台に出ない人物のため情報は非常に少ないですが、その多才ぶりは業界内でも影響が大きいようです。
何よりも所属タレントに対する暖かい温情を感じるエピソードが多数あり、それを裏切った東出さんのダメっぷりがさらに浮き彫りとなりました。
しかしながら、これで悪い流れを断ち切ったユマニテの所属タレントさんの今後に期待したいですね。
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