東京五輪スケートボードはストリート競技で男女ともに日本選手が金メダルを獲得。大きな話題を呼びました。
スケートボードは若者のストリート文化から発祥したスポーツで選手たちがとにかく若い!
同世代の活躍に刺激を受けて「自分もやってみよう!」と思う若者が一気に増えることが予想されます。
しかしながらスケートボードに関しては
どこで練習すればいいのか分からない…
そもそも練習場所が足りない…
といった声が聞こえてきます。
そこで必要になってくるのは、専用練習施設である「スケートパーク」。
この記事では、
- スケートパークとは?
- スケートパークはなぜ必要?
- どのような施設を作れば良い?
といった疑問について解説していこうと思います。
もくじ
スケートパークとは
スケートボード専用の練習施設であるスケートパーク。一体どのような施設なのでしょうか。
3種目を行う専用施設
スケートパークとは、スケートボード、BMX、インラインスケートの3種目を行う専用施設のことを言います。
BMXとはBicycle Motocrossの略で自転車競技の一種。
インラインスケートとは、アイススケートの刃の部分をローラーに替えた靴を使用するスケート競技です。
共通するのは特異な競技施設
これらの競技に共通するのは非常に特異な競技施設を必要とすることです。
実際のスケートパークの画像はこんな感じ。
実際に競技をご覧になられた方はお分かりかと思いますが、かなり特殊な形状や構成になっています。
日本は海外に遅れを取っている
アメリカをはじめ、世界各国の若者などに絶大な人気を誇るスポーツであるスケートボード。
発祥の地アメリカではスケートパークが数多く建設されており、老若男女問わず多くの愛好者が技術の向上や健康維持、またコミュニケーションの場として活用しています。
これに対し日本は、セクション構成や立地や利便性に関してまだまだ大きく遅れをとっているのが現状です。
スケートパークはなぜ必要?
もちろん単純に練習場所として必要なのですが、それ以外にも理由があります。
迷惑や危険性
街を歩いていて、スケボーの練習をしている人たちを「迷惑な奴等だ」と思ったことがある方も多いでしょう。
その通り、スケートボードの練習は公道や家族連れの多い公園などで行われる場合が多々あり、騒音や衝突の危険性などが常に付き纏います。
実際、そんなつもりはなくても結果的に周囲に迷惑をかけてしまい、肩身の狭い思いをしている愛好者も多く存在します。
安全に気兼ねなく楽しむために
オリンピックでの日本勢の大活躍により人気の急上昇が予想されるスケートボード。
日本のお家芸になるかもしれない競技を安全に気兼ねなく楽しむため、そして更なるレベル向上を図るために、スケートパークは必ず必要となる施設なのです。
どのような施設を作れば良い?
では実際にどのような施設が必要なのでしょうか。
セクションを自由に決められる
スケートパークは主にランページ(湾曲した滑走面)、バンク(坂)、カーブ(縁石)、レール(手すり)などのセクションで構成されています。
これらのサイズや形状、配置には決まりがありません。
利用者の希望や設置者の自由で決めることができるのです。
スケボーショップ主導で設置された例も
千葉県浦安市にある「舞浜スケートパーク」は、地元のスケートボードショップが浦安市にスケートパーク設立の嘆願書を出したことがきっかけで設置されました。
このように、民間から行政への働きかけでその設置を後押しすることができます。
その街がスケートボード人気に目をつけて、地域発展の足掛かりとするような動きがあれば、案外スムーズに話が進むかもしれません。
オリンピックで大きな注目が集まっている今はその大チャンスと言えます。
まとめ
注目を集めるスケートボードの練習場所「スケートパーク」について解説してきました。
特殊な競技であるからこそ、ちゃんとした練習場所を確保し、誰もが楽しめる環境を整えなければ瞬間的なブームで終わってしまうかもしれません。
スケートボードは、コツコツと技の練習を繰り返しその技術を高めるという、見た目の派手さのわりに日々の努力や積み重ねが非常に大事な日本人向きの競技だと思います。
不十分な練習施設や環境の中でも男女ダブル金メダルという大きな成果が出たのはその証拠ではないでしょうか。
このビッグウェーブに乗るなら今です。