見たい、聞きたい、話したい…
ここにはそれがある。
あした使えるはなしのたね
2021年発行

中田翔・暴力行為で炎上は今さら?過去の問題行動3選!高校時代の恩師の発言にも迫る

プロ野球・日本ハムファイターズの中田翔選手が同僚に暴力行為を働いたとして大きな話題となり炎上しています。球団はこれを受け中田選手に自宅謹慎、出場停止処分を科したと発表しました。

これにはネット上でも

  • 何やってんだよ、中田
  • もうこれ復帰は無理だろ
  • 球界から永久追放だ!

などなど、手厳しい声が多く上がる中、

「何を今さら・・・」という呆れた声も数多く聞こえてきています。

この記事では、中田翔選手の過去の問題行動を振り返りつつ、ヤンチャだったと噂の高校(大阪桐蔭)時代の恩師の発言にも迫っていこうと思います。

今回の中田翔の問題行動

まずは今回の暴力行為を整理しておきましょう。

後輩への暴力行為

今回、中田翔選手が暴力行為を働いた相手は、後輩の井口和朋投手とされています。

報道によると、事件が起きたのは8月4日に函館で行われたエキシビションマッチ・DeNA戦の試合前。

「どうやら中田の後輩イジりがきっかけだったようです。イジりの度が過ぎて言い争いが起き、中田が手を出したと言われています」

「(中田選手は)後輩を食事に連れていくなど面倒見はいい。井口もその内の一人だったので、いったい何があったんだとみんな訝しんでいます。よほど、ねちっこい後輩イジリをしたんじゃないか。慌てて周囲が止めに入ったが、井口は脳震とうを起こしてうずくまっていたという証言もあります」

いきさつはこのような流れのようです。脳震とうは重い後遺症が残るケースもあり、本当に危険です。大変な事態を招いてしまった中田選手に相応の措置が取られるのはもう致し方ありません。

過去の問題行動3選

今回の事件が「今さら」と言われるように、中田選手には過去にも様々な問題行動がありました。

その中でも代表的な3つ

  1. バットたたき割り事件
  2. インスタ不適切画像投稿事件
  3. ベンチ内での杉谷選手殴打事件

について振り返っていきます。

過去の問題行動①バットたたき割り事件

今回の暴力行為の直近で問題視されたのは、今シーズン開幕直後・4月7日のソフトバンク戦での中田選手の行動です。

五回の打席で空振り三振に倒れた中田選手は、ベンチに戻るとバットを叩きつけて破壊。

これには多くのファンから「道具は大切にすべき」「子供たちの手本になって」と辛らつな声が上がりました。しかもバット破壊の直後にベンチ裏で転倒し、右目を負傷するというオマケつき。

事態を重く見た栗山監督は、その後すぐに中田選手に懲罰交代を言い渡しています。

過去の問題行動②インスタ不適切画像投稿事件

事件があったのは2018年のシーズンオフ。

米アリゾナ州でのキャンプに備え現地で合同自主トレーニング中だった中田選手は、オフショットとしてスーパーマーケットでの買い物風景をインスタに投稿。

それがあろうことか、スーパーのショッピングカートに中田選手が乗ってそれを若手選手が押しているという画像なのです。その画像がコチラ↓

当然のことながら、ショッピングカートは大人が乗れるような設計はされていません。いくらオフショットとはいえ、すべてのベースボールプレーヤーの規範となるべきプロ野球選手、しかも超がつくほどの一流選手がする行動ではないでしょう。

ちなみにこの画像でカートを押している青いジャージの選手が、今回殴られた井口選手のようです。

しかも球団はこの騒動の1年前に、SNSに関する注意文を当時所属していた全選手に配布していたそうです。

「社会人として常識のあるふるまいを心がけてほしいということや、SNSに投稿すること自体が公に発言することと同じだといったことを伝えていたのですが…」

と、球団担当者も戸惑いを隠せなかったようです。

過去の問題行動③ベンチ内での杉谷選手殴打事件

どういったシチュエーションだったのかは分かりません。杉谷選手が殴られて当然の行為を働いたのかもしれません。

しかしいかなる理由があろうとも、明らかに中田選手が暴力をふるっていることは間違いありません。

そしてこれだけハッキリとした証拠映像が残っているのに、当時は問題にならなかったのか?疑問が残ります。

これだけ色々と重なると「今さら」感は否めない

これまでにも数々の問題行動を起こしている中田選手。

これだけ色々と重なると、今回の暴力行為に対して「今さら何を言っているのか」という声が上がるのも当然と言えます。

高校時代の恩師の発言

では中田選手は本当にこのような問題行動を起こすことが当たり前と言われる人間なのでしょうか。

大阪桐蔭・西谷浩一監督は中田について

広島県出身で、中学生まで地元のチームに所属していた中田翔選手は当時から様々な悪評がついて回る選手でした。

野球の才能はピカ一でチームに欲しいのはやまやまだが、とても手に負えない・・・と、広島県内の各有力校、甲子園の常連校が中田育成を諦めたと言われていたのです。

そんな中田選手を自チームに引っ張ったのが西谷監督でした。

西谷監督は当時の中田選手の練習風景を初めて見たときの第一印象について

「なんや、ええヤツやないか…」

と思ったと語っています。

チームメートより1時間早く先乗りし、グラウンドを整備するその姿勢、休憩時間に小学生にからかわれる姿、そして圧倒的なブルペン。(中田選手は当時ピッチャー)

すべてを総合判断し、「絶対に必要な選手だ」と自分のチームに引っ張ることを決めたのです。

高校3年間、道も逸れないし後輩もイジメなかった

大阪桐蔭入学後も大きな問題を起こすことなく、

やっぱりいいヤツだった。昭和のガキ大将ですが、野球に関して言うなら純粋な子。道をそれることは高校3年間で1度もなかったし、後輩をいじめたりもしなかった。

「中田、大変やったやろ?」とはよく言われましたが、全然大変じゃなかった。楽しかったです、3年間。

西谷監督は中田選手に対して、まったく問題児だという印象を抱いていません。

もちろん高校時代と現在で変わってしまった部分もあるでしょう。しかし「野球に関して純粋」という本質は変わっていないのではないでしょうか。

何よりも多くのファンがいる選手

これだけの問題行動を起こしても、やはり中田翔という男は多くのファンがいる人気選手です。

今回の事件後のTwitterでも、批判的な声に負けないぐらい応援の声も上がっています。

中田翔の問題行動は今さらも、再びの活躍を期待する声多数!

中田翔選手の問題行動は今に始まったことではなく、過去にも

  1. バットたたき割り事件
  2. インスタ不適切画像投稿事件
  3. ベンチ内での杉谷選手殴打事件

などの事件があったことは事実です。

しかし、高校時代の恩師・西谷監督が言うとおり「野球に対しては純粋」な男であり、その姿に魅了されるファンもとても多いということがお分かりいただけたと思います。

スター選手のメジャー流出など、花形選手の減少が問題視されている日本プロ野球。中田選手のようはスター性あふれる選手がいなくなってしまうのは非常に寂しい話です。

暴力行為に関しては多いに反省していただき、是非ともまたその豪快なフルスイングを見せてほしいと思います。