Yahooリアルタイムのトレンドで1位を獲得するなど、大きな話題となっている『イカキング』。
なんじゃそら、と思う方も多いと思いますが、モニュメントとしては異例の大成功!
日に日に注目度が高まる一方、
- 悪目立ちしすぎ
- 建設費用いくらだよ?
- まーた税金の無駄遣いですか
など、批判の声も挙がっているようです。
この記事では、そんな話題の『イカキング』の建設費用や経済効果を掘り下げつつ、気になる「イカキンググッズ」についても迫ってみようと思います。
もくじ
イカキングに関する世間の声
皆さん、イカが持つ不思議な魅力に取り憑かれたのか、イカキングがどうにも気になってしまうようですね。
『イカキング』とは
まずは『イカキング』が何なのかを解説します。
イカキングとは、石川県能登町で作られた巨大なスルメイカのモニュメントです。
この町で盛んなイカ漁をPRするため、同町越坂の観光施設「のと九十九湾観光交流センター(愛称・イカの駅つくモール)」内に設置されました。
その大きさは何と全長13メートルという超巨体!
繊維強化プラスチック(FRP)製で、イカの長い足が左右に広がっているため幅も9メートルあります。
コレはSNS映えする!ということで、多く観光客が訪れ話題となりました。
コンセプトが面白い!
「能登町観光ガイド」のページには、このモニュメントのコンセプトが記載されています。
「食うか食われるか」「イカを食ってイカに食われる疑似体験もできる」
って…
面白すぎません?くだらなくて大好きです。
イカキングの建設費用は?
これだけ大きなモニュメントになると、当然気になるのはその建設費用。
イカキングの建設費は約2,700万円とされています。
意外とお安い?
これだけ話題を集め、多くの人を能登に呼び寄せたことを考えたら、費用対効果は十分すぎるほどあったと言えるでしょう。
イカキングのグッズはあるの?
これだけ人気のイカキングですから、その関連グッズが欲しい!という声が挙がるのは当然と言えます。
ということで調べてみましたが、現時点ではイカキングのグッズと言えるアイテムは見つかりませんでした。
しかし、イカの駅つくモールのホームページ内ではイカ関連食品のオンライン販売が充実しており、「食」でしっかりとイカを楽しむことができます。
またイカキングのグッズについても、これだけ話題となっていることから、今後様々な展開がされることが予想されます。期待して待ちましょう。
税金の無駄遣い!と批判される理由
冒頭で記述した通り、このイカキングには「税金の無駄遣いだ!」という批判も集まっています。
というのも、イカキングの建設費用2,700万円のうち実に2,500万円が、国から新型コロナウイルス対策として交付された地方創生臨時交付金(コロナ交付金)が充てられているからです。
“巨大なイカのモニュメント”という物体には気味悪さを感じる方もいるようで、
せっかくの交付金でこんな気持ち悪いものを作って、何考えてるんだ!
というお声があるというわけです。
そもそも地方創生交付金は…
批判の声はごもっともです。
しかし、今回国から交付されたお金は地方創生交付金です。しかもコロナ禍で観光業が大ダメージを受けたことによる対策として交付されました。
そのお金で話題になるものを造って、コロナで閑散としてしまった町にまたたくさんの人を呼びたい!というのは間違った考え方でしょうか。
そりゃあ綺麗で美しくて、優雅なモニュメントを造れば見た目は良くなるでしょう。
でもそんなどこにでもありそうな取ってつけたような建造物で、どれだけの人を呼べるというのか…。
イカキングはたしかに「結果オーライ」の感もありますが、思い切ってインパクトの強いモニュメントを造った能登町の決断は素晴らしいと思います。
イカキングの経済効果
イカキングに対する批判の声を一気に黙らせるのが、その経済効果です。
能登町によると、イカキングのモニュメントはおよそ6億4千万円の経済効果があったといいます。
建設費用の実に22倍超(!)です。
半数近くがイカキング目当て
また、能登町が行ったイカの駅つくモールを訪れた理由を調査したアンケートで、全体の45%が「モニュメントを見たかったから」と回答。
半数近くがイカキング目当てでこの施設を訪れているのです。
これはもう大成功と言う以外になく、批判していた層も黙るしかないのではないでしょうか。
なぜ人はイカに惹かれる?
イカはなぜか人間を魅了してやみません。
「食べて美味しい」というのはもちろん、クラーケン伝説やダイオウイカなど、イカに関する話題は常に人間の側にありました。
なぜ人はイカにこんなにも惹かれるのでしょう。
イカは地球外生命体説
イカが魅力的である理由の一つに『イカ、地球外生命体説』があります。イカは驚くべき習性や機能を持った、超ハイスペック生物でもあるのです。
そのハイスペックの一つがイカの「目」。
まずイカの目には白目、黒目があって、構造自体が人間と非常に近いです。
さらに視力は0.5程度あり、さすがにカラーでは見えてないようですが海洋生物の中では抜群に目がいいのです。
しかしながら、このハイスペックな目から入った情報を処理する脳を持ち合わせておらず、イカ自身はこの機能をフルに活用できていません。
宇宙人が送り込んだ偵察用生物?
したがってイカは、宇宙人が地球を偵察するために送り込んだ偵察用生物だという説があります。
つまりイカ自身は自分の目で得た情報を処理できないが、その情報は宇宙へと送られていてそれを宇宙人が監視している…
そもそも生物が、自分で処理できないほどのスペックを持った器官を進化の過程で得られるとは思えません。
人間は海の中のイカ達に、見果てぬ宇宙の夢を感じてしまっているのかもしれませんね。
イカキングの建設費用はむしろお値打ち!奇抜なアイデアで日本を活性化!
話題となっている『イカキング』について、その建設費用や経済効果について迫ってきました。
イカキングは建設費用2,700万円に対し、経済効果は6億円超と、批判の声を一蹴する大成功を収めています。
そこには、批判の声に負けない能登町の思い切った挑戦があったと言えるでしょう。
これからもグッズ展開などで長い盛り上がりが期待できるイカキング。
こうした前例のない奇抜なアイデアこそが、コロナで暗く沈む日本を明るく照らしてくれるのではないでしょうか。