見たい、聞きたい、話したい…
ここにはそれがある。
あした使えるはなしのたね
2010年発行

「スマートフォン 人体への影響」のはなし。2010.10.21.thu

世界中で販売を拡大しつつある多機能携帯電話「スマートフォン」。

もっとも有名な「iPhone」をはじめ、世界中の携帯電話メーカーが新商品を投入しています。

通話はもちろん、インターネット接続、ビデオカメラなど大変便利なスマートフォンなのですが、

使用について調査団体が警告を発しているのをご存じでしょうか?

携帯電話の安全性を調査する団体「パワーウォッチ」によると、

スマートフォンには健康リスクを増大する危険性が潜んでいるといいます。

スマートフォンは一般の携帯電話に比べて高周波数の電気信号を発していて、それが人体に様々な影響を及ぼすというのです。

長時間の通話は脳腫瘍を引き起こす危険性があるとも・・・。

そして実は各メーカーともユーザーズガイドに使用時の注意書きとして「体から15~25ミリ離して使用してください」という文言を掲載しているのです。

ところが!

そんな大事な内容であるにも関わらず、この表記は目立つところにありません。

パッケージの隅と取扱説明書のほんの一部のみ。

数年前、ソフトバンクの携帯電話の料金システムに関する記述が小さすぎて問題になりましたが、

またそれと同じような状況を繰り返しています。

そもそも電磁波については、通常の携帯電話が普及しだした当時から問題視されてきましたが、何かうやむやのうちに闇に葬られた気がします。

スマートフォンについては各メーカーともマイク付イヤフォンやヘッドフォンの使用を推奨しているぐらいなので、ちょっと真実味があります。

名前には「スマート」とついていますが、

抱える問題は非常にヘビーな多機能携帯電話。

正しい使用方法を速やかにメーカーから案内してもらいたいですね。(N)