「顔採用」―――いや、ダメですよね!そんな概念があってはおかしいです!
人を見た目だけで判断するなんて、絶対に許されま・・・せん・・・?
多くの企業が顔採用を否定する中、アメーバブログなどインターネット広告代理店事業を展開するサイバーエージェントの藤田社長はメディア取材に対して、特に女性社員の顔採用を否定しない見解を示しています。
藤田社長はこう述べています。「ロールモデルは素敵でなければいけない。だから起業をしたとき、そういう素敵な人がマジョリティー(多数派)である組織を作ろうと意識して採用していた」と。
美人が職場にいるメリットを考えてみました。まず男性のテンションが上がる。人間の男ほど単純な生き物はいないので、これは言わずもがなです。
誰だって「あの人がいるから」「あの人に会うのが楽しみで」職場やバイト先に行っていた経験があるはず。
これは女性だってそうでしょう?続いて美人さんは営業成績も上げやすい。人間の男ほど単純な生き物はいないので、訪問先の男性だって綺麗な人が来てくれたほうが嬉しいに決まってます。
これだって女性も同じでしょ!イケメン担当が来たらキャーキャー言うじゃん!
若い女性営業が来たときに色めき立つ自社の男性社員を冷たい目で見てるくせに!何だよ!・・・
おっと、そんな話ではありませんでした。あとは結婚にも好影響。素敵な人がたくさんいれば、素敵な出会いも生まれやすい、というのは当然あるでしょう。
顔採用、いいことばっかじゃん。なので・・・世の中には「顔採用」あります!
むしろどんどん推進していけ!顔採用すれば自分の会社も活気が出て業績も上がって得意先にも喜んでもらえてwin-win-ウインダムだぜ!GOGO!―――とはいきません。
気をつけなければいけないのが因果関係と相関関係。
この2つは似て非なるもの。「因果関係」とは2つの事柄の一方が原因で他方が結果となる関係を指します。
例えば「イケメンがバレンタインにチョコをいっぱいもらった」は因果関係が成立しています。
「イケメン」という原因があって「たくさんチョコをもらう」という結果がある。
対して「相関関係」は2つの事柄のうち一方が変わるともう一方も変化するという関係です。「イケメン度」と「もらうチョコの数」には相関関係があります。
「イケメン度」が上がると「もらうチョコの数」も上がるという傾向があるからです。
でも「もらうチョコの数」が多い人は必ずしも「イケメン」であるとは限らない。「たくさんチョコをもらったからイケメン」には因果関係は成立しません。ここが難しいところなのです。
因果関係と相関関係の違いを理解しておかないと、出したい結果に対してのアクションが無意味なものになってしまうことがあります。
イケメンになりたくてパーマをかけた!と言っても、パーマをかけた=イケメンになるという因果関係は成立しません。
まあ特に何もしなくてもイケメンの私には関係ない例えなので個人的にはピンと来ませんが・・・あ、この話、続きます。(N)
そのまま後編を読む↓
「顔採用に学ぶ因果関係と相関関係」のはなし。~後編~2018.2.22