日本コカ・コーラが、低アルコール飲料の新商品「ノメルズ ハードレモネード」を2021年6月21日から発売。
同社からは「檸檬堂」というレモンサワーのヒット商品が誕生したのは記憶に新しいところですが、ここでまた新たにアルコール飲料をラインナップしてきました。
この記事では
- 「ノメルズ ハードレモネード」って?
- そもそも「ハードレモネード」って何なの?
- レモンサワーとの違いは?
- 家でも作れるの?
といった疑問にお答えしていきたいと思います。
もくじ
「ノメルズハードレモネード」って?
先述の通り、日本コカ・コーラによる新たなアルコールブランドが「ノメルズハードレモネード」です。
「檸檬堂」が取り込めなかった層を狙う
19年発売のレモンサワー専門ブランド「檸檬堂」ですでにヒットを飛ばしている日本コカ・コーラですが、
「檸檬堂と違い、ノメルズは普段あまり酒を飲まない若者に向けた製品設計になっている」
と話しているように、ターゲットを20~30代に設定しています。
パッケージもポップに
若い世代をターゲットにしていることもあり、落ち着いた渋いデザインの「檸檬堂」と異なり、ポップなデザインのパッケージとなっています。開発陣によると
「昨今の20~30代にとっての酒は酔うためのものではなく、みんなと楽しく過ごすため、一人でゆったり過ごすためのツール。
そうした人たちに身近に感じてもらうためには色彩感、かわいらしさも重要だと考え、パッケージもポップなデザインにした」
とのことです。
ちなみに「ノメルズ」のスペル「NOMEL’s」を逆から読むと「LEMON」になる、という仕掛けも用意してあります。
ハードレモネードとは?
ではそもそも「ハードレモネード」とは何なのでしょうか。
レモネードにアルコールを足したもの
レモネードはご存知、レモンの果汁に蜂蜜や砂糖などで甘味をつけ、冷水や炭酸水で割った清涼飲料です。
「ハードレモネード」とは、このレモネードにアルコールを足したお酒のことを言います。
ジュース感覚で楽しめる気軽さや甘酸っぱい風味が人気を呼び、アメリカをはじめ海外の若者に人気を博しています。
「ハード」の意味
「ハード」は「ソフト」の対義語として用いられています。
日本では居酒屋などでノンアルコール飲料のことを「ソフトドリンク」と言いますよね。
それに対し、アルコール入り飲料のことを「ハードドリンク」と呼ぶことにちなんでいます。
アルコール入りのレモネードだから「ハードレモネード」というわけです。
レモンサワーとどう違う?
レモン風味のお酒ということで言えば、レモンサワーと一体何が違うのか…
「ベース」が何なのかの違い
レモンサワーは、一般的に焼酎などを炭酸水で割ったものにレモン果汁を加えて作ります。
つまり、焼酎がベースの「お酒」という位置づけ。
ところがハードレモネードのコンセプトは「ソフトドリンクがルーツの大人向けのレモネード」というもの。
酒が主体ではなく、あくまでソフトドリンクにアルコールを追加しただけという”気軽さ”を前面に押し出しています。
酒場で飲むという感覚ではない
「ノメルズハードレモネード」のパッケージに施されているフードトラック(キッチンカー)。
これは西洋で一般的な、お酒も飲める「カフェ」をイメージしています。
日本でお酒を飲む場所は居酒屋やバーなど「酒場」のイメージですが、西洋では路上に停まっているフードトラックでお酒を買って飲める、という気軽さがあります。
こうした点からも、いかにも「お酒」という商品コンセプトではないことが分かります。
家でも作れる?
「ハードレモネード」は家でも作ることができます。作り方もご紹介しておきましょう。
用意するもの
- レモネードの原液
- 甲類焼酎
- 炭酸水
- 氷
- グラス
レモネードの原液がない場合は、レモン果汁またはレモンジュースと、砂糖・シロップ・はちみつなどの甘味料を用意します。
焼酎は、スッキリとしていてクセのない甲類がおすすめです。
作る手順
- まずグラスに氷を入れ、適量の焼酎を注ぎます。
- そこへ、レモネードの原液またはレモン果汁と砂糖などを加えて混ぜ、炭酸水を静かに注いで軽くかき混ぜます。
- 焼酎、レモネードの原液、炭酸水の割合は、2:1:2を目安にするとよいとのこと。
レモネードの原液の代わりにレモン果汁などを使う場合は、あらかじめレモン果汁に砂糖などを溶かしておくと作りやすいかもしれません。
まとめ
レモンサワーよりも甘酸っぱくて飲みやすい「ハードレモネード」。海外で人気と言われていますがどこか懐かしさも感じる味わいです。
何だかんだで飲食店での酒類の提供はまだまだいろいろ規制がありそうです。
家飲みのお供に、今までとは一風変わったアルコール飲料を試してみてはいかがでしょう。