50年後の日本の小学校では、こんなテスト問題が出されていることでしょう。
問1.西暦2020年に起きた新型コロナウイルスの蔓延で、パニックになった国民に対し政府が真っ先に配布したものは次のうちどれでしょう。
①.感染防止対策マニュアル ②.特別定額給付金10万円 ③.マスク2枚
―――果たして50年後の子供たちは何人正解できるでしょうね。
こうして見ると③はもはやギャグです。
ユニークな先生がつまらないテストにユーモアを取り入れて、子供たちをリラックスさせる効果を狙ったみたいです。
初見でこの問題を正解するのはほぼ不可能でしょう。
これがまさに「事実は小説より奇なり」です。
とまあこんな冗談を言えるくらい、一時のことを思えばパニックは落ち着いた感のあるコロナウイルス。
もちろん経済的なダメージは深刻で将来への不安は募るばかりですが、こと「感染」という点に置いては一定の対策意識をほぼ全国民が保有したと言っていい。
こういうのは段階を経て収束していくものなので、いきなり来月から元に戻ります、とか来年になったら今までどおり生活できます、なんてことはあり得ない。
ここからがスタートラインであり、みんなで力を合わせて少しずつ元に戻していくのです。
さらに、その準備が整ったことを裏付ける話として、京都大学大学院特定教授/上久保靖彦氏の分析があります。
上久保氏によると「日本ではすでに集団免疫が達成されている!」というのです。
世界中で日本だけが突出してコロナによる被害が小さい・・・これは誰しもご存知の通り。
上久保氏によると、それこそが集団免疫を獲得した証拠であり、「無症状の感染者」が増えているのも免疫によるものだと言います。
カラクリはこうです。コロナウイルスはよく言われているとおり変異するウイルスです。
これまでS型、K型、G型と変異しました。
日本にはすでに昨年の12月、S型コロナウイルスが上陸していました。
ウイルスには「ウイルス干渉」という現象があり、これはあるウイルスに感染すると他のウイルスには感染しないという現象です。
コロナウイルスに感染すると、インフルエンザウイルスには感染しません。
つまり昨年の12月にはすでにS型コロナウイルスの流行が拡大しており、これが昨年、インフルエンザがまったく流行しなかった原因だと言うのです。
そしてその後、2020年1月下旬に変異したK型が上陸、これがいわゆる第一波とされています。
しかしこのS型とK型は比較的、毒性が弱いとされます。
もちろん高齢者や基礎疾患を持っている人にとっては脅威ですが。
日本は健康な人の大部分がすでにS型とK型で免疫を獲得しており、その後 世界中で猛威を振るっている強毒性のG型に対してもその免疫力で被害を最小限にとどめている
―――6月に厚労省が行った抗体検査で抗体を持つ人が極めて少なかったのは、抗体の有無を決める基準は検査キットを作る会社が決めるため医学的な知識が乏しく、すでに発症した入院患者を基準に決めてしまったため本来は抗体を持った人まで「抗体なし」と判定されてしまったから
―――こういうことなんだそうです。
ポイントになったのは1月23日に武漢が封鎖されてからも、日本は3月8日まで中国人の渡航を制限しなかったことです。
これが滅茶苦茶バッシングされていますが、実は政府の超ファインプレーだった可能性があります。
このおかげでK型コロナウイルスが上陸し、SとKによるダブル免疫を獲得できた可能性があるからです。
早々に中国人の入国を拒否した欧米諸国がどうなっているか・・・これはもう言わずもがなです。
ですから政府の「マスク2枚」をいつまでも笑いのネタにしていたらいつかバチが当たりますよ・・・ってこれは私ですね。
ということで今回の話は都市伝説程度のご理解にしておいてください。(N)