阪神やロッテなどでプレーした西岡剛内野手が、あのホリエモン球団こと「福岡北九州フェニックス」の初代監督に就任することが決まったと報道されました。
ホリエモン球団とは…↓
注目チームの初代監督ということでめでたいニュースかと思いきや、ネット上では
- 西岡に監督って務まるのか?
- ほんとに大丈夫?
- いや無理だろ…
など懐疑的な声が多く挙がっています。
この記事では、西岡剛選手の若かりし頃のお騒がせ行動や事件を振り返りながら、監督が無理と言われる背景について迫りたいと思います。
西岡剛監督に対する世間の声
応援する声もありますが、やはり不安視する声も多く囁かれているようですね。
西岡剛、若い頃のお騒がせ行動・事件
それでは西岡剛選手のお騒がせ行動や事件について振り返っていきます。
西岡剛のお騒がせ行動・事件その①応援ボイコット事件
これは西岡選手が千葉ロッテ時代、ファンが応援席に掲げたある横断幕がきっかけでした。
心ないファンが、特定の選手の名前とともに「死刑」と書かれた横断幕をデカデカと掲げたのです。
これに怒ったのが西岡選手。
ヒーローインタビューの際に
「子供たちの夢を壊すな、本当にロッテを愛しているのなら横断幕を下げてくれ」
と訴えたのです。
これだけならば西岡選手は正義感溢れる好青年と思われるでしょうが、当時結果の出ていなかったチームに対してファンのフラストレーションは相当なものでした。
自分達の不振を棚に上げ、ただ正義感だけを振りかざした西岡選手にファンや応援団が激怒!
ついには西岡選手の打席で応援団が応援をしない、観客席には西岡選手を誹謗中傷する横断幕が掲げられるなど、異常事態となったのです。
実際の横断幕
以下はそのときの画像です。
文字が見にくいので横断幕に書かれた内容も明記します。
- 二日酔いで試合をサボり、夢を語るスピードスター
- ジーターの後継者(ジーターは女好きで有名でした)
- 西岡剛の正直しんどい
- 祝110本安打達成(笑)(シーズン前に200本安打を目標としていたことを揶揄しています)
- よっ!偽善者www
散々な言われようですね…
しかし火のないところに煙は立たず…若かりし頃の西岡選手は素行不良が目立っていたこともあり、ファンからの批判を一気に浴びてしまったのです。
バレンタイン監督もファン側を擁護
この横断幕や応援ボイコットに関しては、当時のボビー・バレンタイン監督もファン側を擁護するコメントを残しています。
「お金を払っているファンには批判する権利がある」
ファンからの批判に納得がいかないなら、結果で納得させるのがプロだということでしょうか。
西岡剛のお騒がせ行動・事件その②愛してる球団多すぎ事件
千葉ロッテからメジャーリーグ、ミネソタ・ツインズに移籍した西岡選手。
2シーズン在籍していたもののまったく通用せず、故障にも悩まされるなど満足のいく活躍ができず自由契約に…。
千葉ロッテは球団も、もちろんファンも、「ロッテに帰ってきてくれる」と思っていました。
しかし西岡選手が選んだのは阪神タイガースでした。
自由契約になったあと、先にオファーを入れたのが阪神だったからということですが、当時の条件が
千葉ロッテ → 2年総額4億
阪神タイガース → 2年総額5億(一部では6億とも)
これを見て「金に目が眩んだ」と思ったファンは多かったことでしょう。
甲子園で倒れて引退する!
阪神に移籍した西岡選手ですが、ここでも大した結果を残せず戦力外通告を受けます。
そのとき、インスタグラムに西岡選手が投稿した文章がこれ↓
「2016年にアキレス腱が切れた瞬間、甲子園のグラウンドで倒れて引退すると心に誓った僕が、今なおユニフォームを着れている人生です!」
とあります。
妙にポエムチックな始まり方が気になるところですがそれは置いといて。
それだけ阪神を愛していたんだなぁと思いきや…
ロッテに戻りたい?
「選べる立場ではないのは分かっているが、どこでプレーしたいんだと言われればロッテに戻りたい。それが僕の素直な気持ちです。育ててもらったロッテでユニホームを脱ぎたい」
↑は西岡選手が阪神から戦力外通告を受けたあとトライアウトを受ける直前、入団したいチームについて聞かれた際の発言です。
あれ?愛・阪神じゃなかったの?
じゃあ何でメジャーから戻ってきたとき、ロッテに戻らなかったの?
これもまた、ファンとしてはガッカリするエピソードです。
さらには某テレビ番組で阪神退団後に所属した、独立リーグの栃木の球団を愛してます発言まで飛び出したようで…
これで西岡選手の「お調子者」イメージは確固たるものになりました。
西岡剛のお騒がせ行動・事件その③サヨナラ守備妨害事件
2014年の日本シリーズ第5戦・ソフトバンク対阪神での幕切れが「史上最悪」だとして未だに批判の的となっています。
ホークスの3勝1敗で迎えたこの試合。当時阪神に所属していた西岡選手は、阪神が1点ビハインドの9回表、1アウト満塁の場面で打席に立ちます。
カウント3-1の5球目、西岡選手の打球はファーストゴロ。ファーストからホームへのフォースアウト、さらにファーストへの3-2-3ホームゲッツーとなるはずでした。
しかしここで相手キャッチャーからの送球が西岡選手の背中に当たり、送球ミスでセーフに…
と思いきや、球審が「バッターランナーがファールラインの内側を走っていたため送球が当たり、ファーストの捕球を妨害した」と判定。
守備妨害の判定となって西岡選手はアウトとなり、3アウト。
これによりホークスの勝利で試合終了となり、福岡ソフトバンクホークスの日本一が決定しました。
そのときの実際の動画がこちら↓
前代未聞の出来事だった
長いプロ野球の歴史の中でも守備妨害という形で日本一が決定するのは初めてのことであり、文字通り前代未聞。
その中心人物、というか戦犯に西岡選手はなってしまったのです。
フェイスブックでの釈明が火に油
このプレーに関して西岡選手はフェイスブック上で釈明をしたのですが、その内容がまた火に油を注いでしまいました。
「ルールで内側に入って送球が当たれば守備妨害は百も承知です。ルールを知った上で打った瞬間ゲッツーになると思ったので、少しの可能性にかけて内側から外側に走って行くものを、ライン上スレスレを走って体に当たれと思いながら走ってました。送球が当たるときに足が外側にあればいいと思って走ったので、僕なりにルール上ギリギリのプレーはしたつもりでした」
これが「ルールを知っていたのに意図的にやったのか!」と大炎上したのです。
まあ当然といえば当然ですよね…
兎にも角にも、この一件で西岡選手は大きく株を下げることになりました。
西岡剛のお騒がせ行動・事件その④非常識インタビュー事件
先述した通り、メジャー挑戦が失敗に終わった西岡選手。
阪神タイガースで日本球界に復帰し、最初にお立ち台に立ったヒーローインタビューで事件は起きました。
関係者の努力を踏みにじる発言
西岡選手はインタビューが始まって開口一番、こう切り出したのです。
「アメリカ旅行から帰ってきました西岡です!」
ご本人としてはウケを狙った発言なのでしょうが、西岡選手のメジャー挑戦のために親身になって懸命に努力した人がこの発言を聞いてどう思うでしょうか。
ケガがあったとは言えメジャーでロクに活躍もせず、逃げるように日本に帰ってきた人の発言とはちょっと思えません。
そして何よりメジャーで活躍できず悔しくないのか!あなたの挑戦はウケ狙いで終わるようなものだったのか!と、思わざるを得ません。
ホリエモン球団は話題性が欲しいだけ?
このような過去を持つ西岡選手を初代監督に据えるホリエモン球団は、結局話題性が欲しいだけではないかと言われています。
批判的な声が大きいホリエモン球団ですが、その動向にはいやが上にも注目は集まりそうですね。
西岡剛に監督は無理と言われる理由はお騒がせの数々が原因!
西岡剛選手が監督は無理と言われる理由について解説してきました。
その理由は若い頃も含めたお騒がせ行動や事件の数々が原因と言えそうです。
そのお騒がせ行動・事件とは
- 応援ボイコット事件
- 愛してる球団多すぎ事件
- サヨナラ守備妨害事件
- 非常識インタビュー事件
などで、西岡選手には野球人としてよりもその人間性を不安視する声が大きいと思われます。
しかしながら、そんな西岡選手だからこそ注目が集まるとも言えますし、球団のオーナーがあのホリエモンですからね…
球界に「いい意味で」革命を起こすチームになってほしいと思います。