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2021年発行

ヴィーガン給食はインチキ?根拠のない主張で危険!ホリエモンも警鐘

東京都内のある小学校で「ヴィーガン給食」なるものの提供が始まったと報道されました。

2カ月に1回の定期的なペースでの実施で、これは公立校で初めての試み。

報道によると、みんなで同じものを食べられるよう工夫されたこの給食の時間は「他の人が食べるものを尊重し、食べるものを自ら選ぶ大切さを知る、豊かな学びの場になっている」とのことですが…

世間からは

  • こんなのインチキだろ
  • 間違った認識を植え付けそうで危険!
  • 価値観を押し付けるな

など否定的な声が相次いでいます。

この記事では、ヴィーガン給食がインチキと言われる理由や、間違った認識による危険性などについて掘り下げていこうと思います。

「ヴィーガン給食」導入の記事

実際にヴィーガン給食が導入されたとの報道記事はこちら↓です。

https://archive.ph/gGmob

記事内ではあたかも素晴らしい試みのように書かれていますが…

ヴィーガン給食に対する世間の声

https://twitter.com/Otopomu/status/1459513168414195714
https://twitter.com/lisa_sugar_solt/status/1459507982035681280

とても好意的に受け止められているとは言えません。

給食に限らず「ヴィーガン」そのものにもかなり否定的な意見が多数です。

ヴィーガン給食にはかなり懐疑的な声が挙がっていますね。

「ヴィーガン」の定義

念の為「ヴィーガン」の定義についても一度確認しておきます。

ヴィーガンとは

ビーガンは肉や魚に加え、卵・乳製品、蜂蜜などを食べず、またシルク、ウール、革などの動物性の素材も身につけない人たちのことを言います。 可能な限り動物性の食事をしない、身につけない、傷つけない生き方

と定義されています。

本来の意味は「食」に限った話ではないのですね。

ヴィーガン給食はインチキ!と言われる理由

それではヴィーガン給食がインチキと言われる理由について解説していきたいと思います。

関連業者が怪し過ぎ!

冒頭に述べた東京の小学校は八王子にあり、ヴィーガン給食導入を主導したのが校長の清水弘美氏。

そしてその“給食監修者”となっているのが、校長の個人的な知人とされる「日本ヴィーガン協会」代表理事を務める元モデルの女性です。

「ビューティーフード研究家」の名前で活動されているようですね↓

https://ameblo.jp/mayucafe/

活動内容がインチキ、詐欺まがい?

この「ビューティーフード研究家」の方の活動内容を調べてみましたが、ザッと並べるとこんな感じ。

  • ヴィーガン認証ビジネス
  • 自身が開発した美容目的科学酵素食品を販売
  • 統合医療イベント開催
  • 独自の「ビューティーフード」資格商法ビジネスも展開

いかがでしょう。

「自身が開発」「独自の」など、科学的な根拠がしっかりしているとは言えなさそうな匂いがプンプンします。

販売商品の参考画像

以下は実際に販売されている科学酵素食品の一部です。

う〜ん…

インチキ!と断言はできませんし、こうした食品に興味がある方もいらっしゃると思いますが、小学校という教育の場に関わって欲しいと思う内容ではない気がします。

根拠のない主張で危険!

「ヴィーガン給食」に話を戻すと、ヴィーガン給食は

みんなで食べられ、みんながおいしい

をウリにしています。

「みんなが食べられる=アレルギーを気にしなくていい」ではない!

ヴィーガン給食の売り文句の危険性は「みんなが食べられる=アレルギーを気にしなくていい」という誤解を招き兼ねないところにあります。

大豆もアレルゲン材料である

ヴィーガン給食には大豆を使った本物の肉のような味わいが楽しめる「大豆ミート」なるものが使用されているとのことですが、大豆も立派な「アレルゲン材料」です。

ヴィーガン給食にはアレルゲン材料が含まれていない、というような誤った認識を植え付けてしまうと、最悪の場合“命”にかかわる事態になることも考えられるのです。

安易に「ヴィーガン給食」の安全性を説くのは少々、いや、なかなか危険性の高い話だと思います。

なぜ大豆「ミート」が必要?

食に関しては動物性のものを摂らないヴィーガンが、そもそもなぜ肉に寄せた大豆「ミート」を必要とするのでしょうか。

肉に関することなど目もくれず、大豆なら大豆そのままの味を楽しめるようにするのが本文ではないのでしょうか。

大豆をそこまで加工してまで肉のような味わいを楽しみたいなら、もう肉食えよ、って話です。

ホリエモンも警鐘を鳴らす

この「ヴィーガン給食」の報道にはあのホリエモンも噛みつきました。

痛烈に批判

ホリエモンはヴィーガン給食の報道に対し

「マジでウンコだな」

と痛烈に批判。

「(ヴィーガンの考え方を称賛するなど)そうやって舐めてると奴らはどんどん肉食に関与してきますよ。。」

とヴィーガンの浸透に警戒心露わ。さらにタバコを引き合いに出し、

「私は別に愛煙家じゃないけど、タバコ吸う人いますごく肩身狭いでしょ?蟻の一穴ってヤツです。私は肉食文化を無くしたくないので些細なことでも声を上げ続けます」

と主張しました。

影響力のある人物の発言だけに…

ホリエモンという影響力のある人物がヴィーガンに対して否定的な声を上げたことで、万人が受け入れる必要性がないことは認知されるでしょう。

しかし世界は今「SDGs」という“実体のない”謎の思想に支配されつつあります。

ヴィーガンとSDGsがその繋がりを強固にしたときが少し恐ろしい気がします。

ヴィーガン給食はインチキ?根拠のない主張で危険!

ヴィーガン給食がインチキと言われる理由、そしてその主張の危険性について解説してきました。

そもそもヴィーガンの思想自体、個人の価値観であって宗教や信仰に近いものがあります。

個人が自分の思想に沿ってヴィーガンを貫くのは自由ですが、それを他人にまで押し付けるのはちょっと違うというのが世間一般の考え方ではないでしょうか。

それが今回のヴィーガン給食に対する否定的な声の根源だと思います。