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ここにはそれがある。
あした使えるはなしのたね
2017年発行

「アップルの功罪」のはなし。~後編~2017/11/16thu

「アップルの功罪」のはなし。~前編~2017/11/09thu

2011年に56歳でこの世を去ったIT界の天才、スティーブ・ジョブズ。

その死因はすい臓腫瘍の転移による呼吸停止とされています。仏教徒となり菜食主義を貫く健康志向まっしぐらの彼が、なぜすい臓ガンの発症に至ったのか・・・。

皮肉にもその食生活が大きな要因となった可能性が高いのです。

実は、すい臓ガンの大きな原因の一つとして「糖分摂取の過多」が挙げられます。果物に多く含まれる果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)は、過剰に摂取するとガン細胞の増殖を進める結果を招きます。

つまりジョブズはベジタリアンであるが故に果物で糖分を大量に摂取し、それがすい臓に過度の負担をかけたことで病気を発症、死に至ったと考えられるのです。

そもそも糖を摂り過ぎると人間の精神状態や健康状態に重大な影響を与えるという事実があります。

砂糖や果糖を大量に摂取すると、血糖値が下降し結果的に低血糖症になってしまいます。

そしてこれはジャンクフードの食べすぎなどによるミネラル・ビタミン・食物繊維の不足でさらに加速します。

低血糖症の代表的症状は、神経過敏、キレやすい、うつ、疲れやすい、集中力の欠如、暴力的になる、など。

精神的に不安定な子どもが増えていると言われる背景には、現代日本に氾濫するインスタント食品やコンビニフード、人口甘味料などの影響も小さくないと言われています。

もちろん糖分の摂りすぎが体に良くないというのは周知の沙汰ですが、せいぜいジュースやコーラを飲みすぎるなとか、甘いものは太るぞとか、その程度の警告でしかありません。

糖分の摂り過ぎがここまで悪影響であるということがあまり紹介されないのは、「砂糖の害」が一つの大きなマスコミタブーだからです。もしもテレビでそのような問題を訴えれば、重要なスポンサーである食品メーカーからたちまちクレームが寄せられます。

それは本や雑誌でも同じ。広告主からの苦情はメディアにとって命取りなので、触れるわけにはいかない部分として闇に葬り去られるわけです。

リンゴ1個に含まれる糖分量は35.6g。

これは数ある果物の中でもかなり上位にランクインします。ジョブズが自社の象徴として掲げ、さらには自身の健康のために食べ続けたリンゴ。

親しみやすいシンボルで世界を急速に変えた「Apple」は、裏腹に主の命を急速に縮める結果も生んでしまったのでした。

ちなみに果物も糖分も、適度に摂る必要があるのは当然です。ジョブズはかなりの変人なので、確実に「食べ過ぎ」てます。

その変人エピソードも下でほ~んの一部だけご紹介しておくのでご一読いただければ幸いです。(N)

~スティーブ・ジョブズ変人エピソード編~

★殺虫剤を舐めてぶっ倒れる 

★ヘアピンをコンセントに突っ込み感電死しかける 

★車を必ず障がい者専用のところに停める 

★サムスンに「水爆を落とす」と発言する 

★気に食わない社員はすぐクビにする

★クビの宣告をエレベータ内でする 

★クビにし過ぎて「スティーブされる」(解雇される)という隠語が作られる 

★自分で作った会社をクビにされる 

★その会社にまた雇われる 

★普通にマリファナ吸ってた