俳優・田村正和さんが4月3日、心不全のために都内の病院で亡くなっていたことが報道されました。
ネットニュースではその一報をどこよりも早く掲載しようとスピード合戦が繰り広げられたのですが、その結果少々残念が出来事が・・・。
もくじ
古畑任座風呂
やらかしてしまったのはスポニチアネックス。
田村正和さんの訃報とともにその経歴を記述してあるのですが、最も有名な代表作と言っていい「古畑任三郎」の部分があろうことか「古畑任座風呂」という誤植に・・・
証拠写真
これが証拠写真です↓
ソッコーで修正された
すぐに誰かが気付いたのでしょう、記事のアップから数十分後にはちゃんと「古畑任三郎」と修正されていました。
ほんのわずかな時間だった「任座風呂」状態を見られた人はラッキー?でした・・・って訃報でラッキーは不謹慎ですね。
でもさすがにちょっと笑ってしまいます。「任座風呂」ってどんな風呂やねん・・・
他にもネットニュースの誤植はいろいろ
中でも有名で強烈なのはこれでしょう↓
5億年20円・・・
人類が滅亡し地球の存在さえも怪しい5億年後までわずか20円で雇おうとする暴挙っぷり。
「5年20億円」の間違いであることは誰でも分かると思いますが、この金子選手のドヤ顔も相まってとにかく笑える仕上りになっています。
サラーマン
まだまだありますが、まずはジャブから
コロナ禍で雇用助成金が企業に支払われるが、一時しのぎで根本的な問題解決ではない、というニュースを報じた際の誤植です。
「サラリーマン」となるところが「サラーマン」となってしまいました。まるでキン肉マンの超人キャラです。
カカットゥーン?
どういったニュースの記事かは分かりませんでしたが「K」が一個多いことで元々読めないグループ名が余計に読めなくなってしまいました。
KAT-TUNは当初の6人のメンバーのイニシャルを組合せたグループ名ですが、不祥事等でもう半分しか残っていないので今さらKが一個増えようが減ろうが本人達はどうってことないでしょう。
ウラウラウラウラウラウラ!
これも訃報系なのであまり茶化すのは気が進みませんが、それにしても「三浦浦」って・・・名前間違えちゃダメでしょう!
ウラウラが多いって、どこの承太郎さんですか?
破裂!
最後は衝撃的な誤植
と・・・頭部破裂だと・・・?そんなのドラゴンボールの中ぐらいでしか見たことないぞ。
本当は頭部「裂傷」らしいのですが「破裂」と「裂傷」は全然違うでしょうに!
ネットニュースの誤植が多い理由
やたらと多いネットニュースの誤植、その原因についても調べてみました。
コスト面の問題
ネットニュースの記事はライターが一人で書き上げた文章をそのまま掲載することが多く、編集者や校正をする人がついていないケースが多々あるそうです。
単純に人件費の削減というところでしょうか。
修正が容易
ネットの記事は新聞や書籍と違って間違っていても後からすぐに修正が可能です。あまり緊張感を持たず書いている記事もたくさんあるでしょう。
また記事の匿名性の高さから、責任感を感じられないこともあるのではないでしょうか。
国語力の低下
悲しい話ですがネット記事を頻繁に書いている世代はもうおそらく携帯・スマホ世代でしょう。本を手に取って読んだり、ペンを片手に紙に字を書く、という経験が圧倒的に不足しています。
LINEでは絵文字やスタンプなど字すら使わないことも多い中、誤植があっても気付かないということもあり得ます。
とにかくスピード勝負
とにかく「いち早く情報を出したもの勝ち」みたいなところがあるので、情報の信憑性や正確性などが二の次にされてしまう面もあります。
誤った情報を伝えてしまうのは非常に危険なことですが、トレンドの流れが非常に早い現代においては仕方ないことなのかもしれません。
まとめ
「古畑任座風呂」の誤植から様々な誤植画像を紹介してきました。
こうしたことが起こる背景には、ネットニュースならではの原因があるのではないかと思います。
その原因は
- コスト面の問題
- 修正の容易さ
- 国語力の低下
- スピード勝負の弊害
というところではないでしょうか。
ただ、誤植があったからと言って記事そのものの意味や根本的な主張が揺らぐということは少ないのかなと思います。
正直、プッと吹き出してしまったり楽しめるものもたくさんあるので、完全に無くなってしまうのは少し寂しい気もします。(N)