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NewPost 2021年発行

「この春、人気の省庁ランキング」のはなし。~前編~2021.03.04

日本人はランキングが大好きなので、まったく自分に縁もゆかりもないようなランキングであっても楽しめるのかということに挑戦します。

題材は「東大生に人気の省庁ランキング」です。これを読んでいる方の中には東大出身者や官僚の方はおろか、知り合いにすらそんな人はいない方々ばかりだと思うので(とんだ偏見だぜ)好き勝手に行きます。

別にこのランキングは現役東大生にアンケートを取ったわけでも何らかのデータに基づいているわけでもないですが、

省庁の人気なんてものは結局「権力が強いかどうか」と「利権が旨いかどうか」なんです。

働きがいの有無や国家における重要度なんてのはあんまり、というかほとんど影響しません。ということで発表に移ります。

■東大生に人気の省庁ランキング ベスト編  1位:財務省  2位:警察庁  3位:総務省

ワースト編 3位:文科省  2位:法務省  1位:環境省

少々解説をしますと、まずベスト1位の財務省はもう何となく分かるでしょう。各省庁の予算をこの財務省が決めるので権限は圧倒的。

ここの方々に逆らったら仕事ができません。他の省庁はいわば財務省からお金を恵んでいただく立場にあり、政治家すら財務省の官僚とは対立を避けたがります。

ただしもちろん就職活動においては国内最難関。出身は東大でも法学部がほとんど。そのため内部の派閥はむしろ少ないといいます。とにかくエリートの象徴であり、各省庁のオッサン管理職は財務省の若造にペコペコして予算を分けてもらっているのです。

格差是正、とか言っておきながら国を動かすトップ機関同士は格差ありまくりです。素晴らしいですね。

2位の警察庁はまあこれも当然の道理ですが、司法がバックなので誰も逆らえないということです。権力が強いばかりか利権も旨味がたっぷりあります。

何を隠そう、パチンコの利権はすべてと言っていいぐらいこの警察庁が握っています。警察=パチンコと言っていいぐらいです。有名な話ですがパチンコの換金に関して警察は「把握していない」という主張を一貫しています。

違法行為を把握したいのならパチンコ屋の隅にあるプレハブ小屋に立ち入るだけです。日本の警察はそんなことすらしません。

いや、Don‘tではなくCan’tですね。パチンコ屋の関連団体には警察庁から20,000人近く天下りしていると言われています。今日も警察はパチ屋を野放しにて甘い汁を吸いながら、我々庶民から交通違反切符を切るのです。

この国の平和と秩序はこのような警察の努力によって保たれているのです。

地方の財源を握っている3位の総務省は、かつては人気二番手の組織でしたが地方分権化や郵政民営化などで弱体化し上位から陥落。

しかしマイナンバーというジョーカーを切って再浮上を果たしました。マイナンバーの導入やランニングコストの運営はたった数社の大企業が牛耳っています。

何故かというとそこが総務省からの天下り先になっているからです。大企業に無駄な公共事業をやらせてお金を流し、そこに天下るのが官僚の常套手段なわけですが、今の世の中ダムや道路、橋の建設は目立ちすぎる。

ところがマイナンバーは目に見えない。無駄な公共事業は目に見えない形でやるほうがいいと気づいたのです。さすが、頭が良いですね。ワースト編の解説は後編にて・・・。(N)