2015年4月、東京・秋葉原で「おむすびカフェ」なるものがオープンしました。
「おむすびカフェ」って何やねんという話ですが、秋葉原という土地柄、いわゆるオタク向けのお店です。現役のアイドルが、目の前でおにぎりを握ってくれると言うのです。
おにぎり2個で800円。高い!お好みの女の子を指名するとプラス200円。さらに女の子と3分間のトークタイム権が付いています。う~ん、さすが秋葉原。闇が深い・・・。
アイドルと言ってもAKBのような有名なアイドルではもちろんありません。これからメジャーデビューを夢見るアイドルの卵たちという存在の女の子たちですが、それでも可愛い女の子が握ったおにぎりなら食べてみたい!
という人がいても、まぁ、否定はしません。と言うのも、最近「他人の握ったおにぎりが食べられない」という人が増えています。小学生を対象にしたアンケートでも実に4人に1人が「抵抗がある」と回答しています。
「抵抗がある」とした理由は「何となく汚い感じがする」、「ばい菌や毒が入っているかもしれない」、「何が入っているか心配」、「手を洗っていないかもしれない」などなど。要は食べ物に対する異様なまでの警戒心が、そう思わせる原因のようです。
ただ、コンビニのおにぎりは機械で作っているから大丈夫なんだとか。
理由として挙がっている内容は、個人的には理解に苦しむものばかり。
どれもこれも「おにぎり」に限った話ではないからです。家での食事であろうが外食であろうが当てはまること。言い出したらキリがありません。そもそも手で「握る」から「おにぎり」なんであり、機械で作ったものは「おにぎりの形をしたご飯の塊」のはずです。
じゃあ「手ごねハンバーグ」や「手打ちうどん」、「手作りパン」はOKなのか、という話です。
おにぎりよりも長時間、他人の手で生地や具材をこねくり回していると思います。他人の握ったおにぎりが食べられないという方は、「おむすびカフェ」で克服を狙ってみてもいいのでは?
防腐剤や着色料のオンパレードであるコンビニおにぎりより、遥かに健康的な食べ物だと思いますよ。(N)